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常在菌にワクチンは必要ありません!

私たち人間には、常在菌と共生して生きています。皮膚や粘膜の常在菌や腸内細菌など自然物の一員として、本来なら悪さをすることなく、相互に助け合っています。

その常在菌に対して、あたかも悪い菌で殺菌し、駆除しなければならないという対処を取り始めました。それが、過度な消毒からワクチンにまで至っています。

そのワクチンの対象微生物が、肺炎球菌とヘモフィルス・インフルエンザB型菌(HiB;ヒブ)の常在菌です。普段は健康な人ののどや鼻に潜んでいます。

これらの常在菌は、そのまま悪さをしないで出て行くこともあれば、体力が落ちたときなどは増加して、中耳炎を起こしたりすることもあります。

本来は、健康に暮らしている人では、撃退してしまえるものですが、極端に免疫力が落ちている場合に、ごくまれに髄膜などに侵入して重症化することがあります。

寝たきりで体力も落ちているお年寄りや、お母さんからもらった免疫で過ごしている赤ちゃんが、たまたまなんらかの原因で、体の体力がひどく低下してしまったというような場合です。

肺炎球菌ワクチンもヒブワクチンも接種しても、うまく免疫抗体は作られません。赤ちゃんにはお母さんからもらった免疫が残っていて、まだ自分で抗体を作る力が育っておらず、2歳くらいになるまでは、ワクチンを接種しても十分免疫が作られません。他のどのようなワクチンも同様です。

ですから、0歳児の赤ちゃんの体での免疫応答をよくするために、肺炎球菌の病原体だけではなく、ジフテリアの毒素を付け加えてワクチンを作っています。ヒブワクチンの方では、破傷風の毒素を加えています。それでもまだしっかりした抗体を作るには足りず、肺炎球菌ワクチンの方には免疫増強剤のアジュバンドという添加物も加えています。

このように様々な添加物を混合したり、他のワクチンとの同時接種では、いつアナフィラキシーショックを起こしてもおかしくない状況になっています。

本来、肺炎球菌やヒブは常在菌で、赤ちゃん期を過ぎる頃には、どの子も自分で自然に抗体を作っていきます。それなりのバランスで、共生に至るわけで、この自然の過程はとても大切なものです。

そして、ワクチンにより、多少いくつかの型を防いだとしても、別の型に移行していくだけです。しかも、ヒブと肺炎球菌ワクチンの接種により、年間10人近い人が亡くなっています。

自然のバランスを大切にして、人の生命力を信じて、生かされているということに謙虚になり、命を尊く思うのならば、このような不自然な異物を体内に入れるのはいかがなものでしょうか。

 

(参)もうワクチンはやめなさい