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2026年05月

睡眠薬を安易に利用しないようにしましょう!

近年の気象変動や春という季節の移り変わりの時期で、体調を崩す方が多くなっています。

自律神経失調という状態で、不眠になるのもその一つと考えられています。

最近では、安易に睡眠薬に頼る方や睡眠薬を安易に処方する医師もいますが、ここで少し考えてみましょう。

まずは、日中しっかりと体を動かして睡眠しやすい状況を作ることや、10時過ぎ、せめて11時ごろには睡眠をとるようにして行くことが大切です。

事実、午前11時から午前1時までの時間帯は、副腎など多くの体内システムにとって重要な時間帯で、ゴールデンタイムと呼ばれています。

そして、しっかりと7時間くらいの適切な時間の睡眠をとりましょう。少な過ぎても長過ぎてもダメです。

2010年の研究では、睡眠時間が6時間未満の人は大腸がんのリスクが高まることが判明しています。睡眠不足で交感神経が過剰になると当然、胃腸の働きは悪くなりますし、免疫も働きにくくなります。また、2017年の研究では、乳がん患者のうち睡眠時間が9時間を超える患者は、6〜8時間の患者よりも死亡リスクが高くなることがわかっています。

さらに、寝つきが悪い人や眠りが浅い人も死亡リスクが高くなります。

そして、睡眠が中断されるとがんの悪性度が高まり、増殖が加速します。

さて、寝つきが悪かったり、もしくは短い睡眠時間を何とかしたいと睡眠薬に頼るのも危険です。

1年間にたった18錠の睡眠薬を服用するだけで、死亡リスクは3倍になり、1週間に2〜3錠服用すると死亡リスクは5倍になります。意識の低下や認知機能の低下も起こってくることが分かっています。

ですから、安易に睡眠薬に頼らないようにして以下のような過ごし方を参考にしていきましょう。

まず、睡眠時間をしっかりと確保できるよう、就寝時間を早め、日没から数時間以内に寝るようにしましょう。日中しっかりと体を動かして、自律神経の働きを高めましょう。

また、現代人が特に意識して行って欲しいのが、人工光であるブルーライトの暴露です。これは、睡眠とメラトニンの生成を妨げます。

2011年の研究で、ハーバード大学の研究者が、夜勤で働く女性のメラトニンレベルの低下と乳がんリスクの増加との相関関係を報告しました。LEDライトや蛍光灯、またテレビ、スマートフォン、コンピューターなどの電子機器から放出される波長の短いブルーライトは、他のどの種類の光よりもメラトニンを抑制します。

また、カフェイン、タバコ、アルコール、アスピリン、ベータ遮断薬、ベンゾジアゼピン系薬剤、副腎皮質ステロイドなどもメラトニンの生成を妨げるので、気をつけましょう。

 

(参)なぜ、あの人のがんは消えたのか?