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自然の力を借りて、腸を大切にしましょう!

今年のノーベル生理学・医学賞に大阪大学の坂口志文特任教授(74歳)が決まりました。

受賞の理由は、免疫細胞の働きをコントロールしている制御性T細胞を発見したことによります。

この制御性T細胞は、侵入した病原体などの異物として認識したものを攻撃するT細胞を制御する細胞です。T細胞は過剰に働きすぎて炎症を起こすと、アレルギーや膠原病などの疾患になります。一方、T細胞の働きが低下して異物を排除できないと感染症やがんになるわけです。

ですから、制御性T細胞(Tレグ)がT細胞を上手くコントロールすることができれば、過剰な免疫を抑えてアレルギーや膠原病を改善することができますし、逆に免疫力を高めることで感染症や癌を抑えることができることになります。

坂口氏は、臨床的な応用はこれからの課題で、実用化にはかなりの時間を要すと述べていました。

ここで大切なことがあります。

それは、坂口氏の出身、京都大学の先輩に当たる2018年にノーベル賞を受賞した本庶佑京都大学特別教授が、同様に免疫細胞の働きにブレーキをかけている免疫チェックポイント分子を発見し、この働きを解除することでがん細胞が免疫の働きでがん細胞が死滅するというものを応用したことがあります。その理論に基づいて開発された免疫チェックポイント阻害剤“オプシーボ”が一時話題になりました。

多くのがん患者さんに希望をもたらしたオプシーボでしたが、結局は、3千万円を越える高額な薬にも関わらず、およそ10%の効果(プラシーボ並?)で、副作用の問題もあり人智の至らなさを思ったものでした。

ですから、この流れで応用されて登場する薬に限っては、疑問視しています。

その一方で、すでに制御性T細胞(Tレグ)をコントロールして、がんを改善させたり、アレルギーや膠原病を改善させたりする方法はすでにあります。

数千万円するような高額ではなく、しかも浅はかな人智のものでない自然物です。

それは、ある乳酸菌です。

ですから、この乳酸菌の働きの裏付けがTレグの働きなので、この乳酸菌を使うだけで良いと思います。そうすれば、過剰な医療ビジネスにより、健康を害したりせず、医療費や税金は格段に安くできます。

人間は自然物。自然に学び、自身の治癒力を信じ、自然の力を取り入れて行きましょう。