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今、薬を減らせるチャンスです!

先日、NHKで「いつもの薬がない⁉ジェネリック急拡大の影で何が?」という番組録画を見ました。

医療費削減の枝葉末節的な厚労省のお粗末な政策の一つ、“ジェネリック医薬品”の推奨が招いた薬不足です。

莫大な経費をつぎ込んで開発された医薬品の特許が切れ、独占販売期間の終了後に、今までの正規の先発医薬品の薬価の半値ほどの同成分の医薬品である、いわゆる“ジェネリック医薬品”を積極的に使うことで、日本の税収の約40%にも及ぶ社会保障費の拡大を遅らせる愚策が招いた話です。

ちなみに、政府の上手な誘導の結果、現在、ジェネリック医薬品は約8割に及んでいます。

その需要の急拡大の中で、現在、不足している医薬品は約2,500品目に及ぶと言われています。アレルギー、高血圧、糖尿病、不整脈、胃潰瘍、リウマチ、心不全等の薬で深刻な状況になっていて、多くの患者さんに影響が出ているようです。

番組では、医療現場で薬の変更を余儀なくされて、例えば睡眠薬の変更で(主成分の変更ではなく、添加物と製造工程が違い、その結果、体内動態が微妙に変わります。別のメーカーになり、色形が若干異なっています。)不具合な状況になっていることを伝えていました。医師も現場の努力でどうにかなる話ではなく、全く入荷されない状況で地獄だと訴えているのです。

そして、なぜ、薬が不足するのかという原因究明の中で、先発品の特許切れに伴いジェネリック医薬品を供給するジェネリック業界の実態が浮き彫りにされていました。

それは、ジェネリック医薬品メーカー大手9社に不正が発覚し、業務停止命令を受けたからです。現在、国の基準に従った体制を整えるのに時間がかかり、出荷が再開できず長期化しているためなのです。

そして、薬不足が長期化する中、深刻な事態に陥る人も出て来ているとのことです。

確かに、お薬は人の命を救い、守るものです。

しかし、西洋医薬は、「非伝統的」「不自然」「「未経験」な未熟なもので、必ず多くの副作用を伴っています。本来、薬は飲み始めたら、ずっと飲み続けるものではありません。生活習慣病は生活習慣を改めることで、ほぼ完治出来ます。それを、麻薬のように一生依存させる構図が作られています。

ですから、今回の薬不足は、受け身になっている姿勢を改めて、生活習慣を改善する機会としてみたら良いかと思います。

ジェネリック医薬品も、本来、国が決めて多くの人や物の資源を無駄にしたお粗末な制度の産物です。今でも、現場の医療従事者は医療の本質でない無駄な業務で煩わされています。先発医薬品の特許が切れたら、その分値段を下げて続ければ、無駄な業務が大幅に削減されて混乱を続けることはないでしょう。

そして、ジェネリック医薬品による医療費節減効果は、1兆9200億円(2021年)です。そして、2020年、国内医療用医薬品総額10兆5990億円、医療費総額約42.2兆円です。これらは、ほぼ治療するための社会保障費です。

さて、今回のコ〇ナ劇場はどうでしょう。治療ではなく、予防です。日本がとても豊かでお金にゆとりがあれば、構いません。議会で審議も通さずに買い始めた治験中のワク〇ンメーカーにどれだけ支払っているのでしょうか。一説には、20兆円と聞きましたが、コ〇ナ関連で、すでに80兆円ほどの税金をかけてしまっているのです。お金をかけて、無意味な対策をして、経済を貶め、多くの自殺者や精神疾患者を増やし、薬害まで増やしています。このようなことをして良い、良かったという国民はどれほどいるのでしょうか。

すでに、風邪程度と言われるウイルスは、本来、自身の免疫で、生活習慣で対処して行きませんか。薬を減らせるチャンスでもあります。

[ブログ]2022.05.18