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ノーベル賞受賞のために”してはいけないこと”五カ条

Something Greatを有名にした故村上和雄、元筑波大学名誉教授のご著書「生命の暗号~あなたの『思い』が遺伝子を変える」より、江崎玲於奈氏の「ノーベル賞受賞のために“してはいけないこと”五カ条」という興味深いメッセージをお伝えします。

これは、日本人として4人目に、1973年ノーベル物理学賞を受賞した江崎玲於奈博士のメッセージ(2007年日経新聞の「私の履歴書」という人気コーナー)です。

 

(第一条)

従来の行きがかりにとらわれてはいけない。若者はせっかくのチャンスを見失ってしまうから。~しがらみという呪縛を解かない限り、思い切った創造性の発揮など望めません。

(第二条)

大先生にのめり込んではいけない。自由奔放な若さを失う。~のめり込むと自由奔放な若さを失い、自分の創造力も萎縮します。

(第三条)

何でもため込んではいけない。若者でも脳のメモリー容量には限度がある。無用なものは捨て、新知識のためのスペースをあける。~我々の限定された頭脳の能力を配慮し、選択された必須の情報だけを処理します。

(第四条)

戦うことを避けてはいけない。若者は独立精神と勇気を失う。

(第五条)

不感症になってはいけない。自然の驚異に感動する初々しさを失う。~子どものようなあくなき好奇心と初々しい感性を失ってはいけません。

 

中学受験に失敗して挫折を味わいながら奮闘し、努力し続けた江崎博士のメッセージです。チャレンジ精神というより強い「反骨精神」から生まれた言葉です。

現在は、未来が創造出来ないくらいの大変革の時期と言われています。今を変える不安は当たり前。しかし、茹でカエルになるのか、飛躍して自分を生きて行くのか試される時期かも知れません。

ぜひ、皆さんも不遇を嘆かず、果敢に立ち向かっていく勇気、元気を出して行きましょう。そして、新しい一歩を踏み出してみましょう。

 

(参)生命の暗号

[ブログ]2022.09.25