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雌ゴリラ”ココ”の人類への警鐘

2018年6月、人と会話ができる有名な雌ゴリラが46歳の大往生を遂げました。

愛称の”ココ”で親しまれた雌ゴリラは、サンフランシスコ動物園で生まれ、生後3カ月から心理学者のペニー・パターソン博士から手話を習い始め、2000種以上の言葉を理解し、それを使って人間と会話をしていました。

ある時、子ネコをプレゼントされると可愛がり、子ネコが交通事故で亡くなった時は「悲しい」と「涙が流れる」ことを手話で表現しました。

ココに「いつ死ぬの?」という研究者の問いに、「年をとり病気で」と答え、「死んだらどこに行くの?」という問いには「苦しみのない穴に」「さようなら」と答えました。「死んだ時に何を感じるの?」には「眠る」とだけ答え、死の概念を理解していたのです。

2015年、フランスで開催された地球温暖化対策について話し合う会議(第21回COP21)に、ビデオメッセージを送っています。

公開されたその内容は以下の12のメッセージです。

 

「私はゴリラ」

「私は花(ココの本名は花火子)」

「私は自然」

「人間、ココ大好き」

「地球、ココ大好き」

「だけど、人間はバカ・・・バカ」

「ココ、残念」

「ココ、泣く」

「時間急いで」

「地球を治して!地球を助けて!地球を守って!」

「自然があなたを見てる」

「ありがとう」

 

雌ゴリラのココは分かっていたのです。

この警鐘ともとらえられるメッセージを真摯に受け止めて、周りに、地球にやさしさを持って何かしらの行動をとっていきたいですね。

 

[ブログ]2022.10.30