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食パンって、毎日食べて良いパン?

学校給食でパン食を慣らされてから半世紀以上が経ち、高齢者の日常食でもパン食が当たり前になっているのではないでしょうか。

そのような中で、パンは食べられるのが当たり前なのが、わざわざ「食」を付けたパンの“食パン”はどのような位置づけでしょうか。

高齢者でもやわらかく美味しく食べて欲しいという理念で作ったという、美談で登場し始めた高級食パンの素材はどうでしょう。

本来、パンの基本材料は、小麦粉、イースト、水、塩の4つのシンプルなものです。フランスパンなどの固めなものがそうです。

これが食パンとなると、上記の4種類に砂糖や脱脂粉乳、バター、卵などが加わります。特に、日本のパン市場の65%以上のシェアのあるヤマ〇キ製パン、続くフ〇パン、敷〇製パンなどの食パンでは、ショートニングやマーガリンといった問題のあるトランス脂肪酸が加わり、高級食パンになるとさらに多くの添加物が加わって美味しく食べられるよう工夫されています。

以前ご紹介したように、国産の小麦を製粉して作ったパンですら、腸へのダメージのリスクがあります。それが、外国産の小麦を輸入して国内で製粉して“国産”と称した国産小麦ですと、除草剤やポストハーベストの問題も出てきます。現代の日本人の血液中には大なり小なり除草剤であるグリホサートが検出されたという研究もあります。

そして、ショートニングやマーガリンは食べるプラスチックとして知られているトランス脂肪酸の問題が加わります。

白米に納豆や卵をかけて食べるのと、白米に砂糖やマーガリン、ホイップクリーム、植物油などをかけて食べるのとどちらが体に良いでしょう。

食は本来、身体を養い、人を良くする食べ物であるべきです。それが、いつから体を蝕むものを常食するようになったのでしょうか。

欧米の研究では、小麦は認知症や脳機能の障害と関わっていて、記憶や精神へ影響があることが分かっています。

さらに、マーガリンに含まれるトランス脂肪酸も、がんや認知症、心臓病、糖尿病などとの関連が疑われていて、国外ではきちんと規制がなされています。マーガリンを含む食品は常食するものではないと認識すべきでしょう。

ですから、市販の食パンは食事で取るべきものではないと思います。菓子パンもほぼマーガリンを含んでいるので、これらは常食するようなパンではないのです。

がんや認知症、糖尿病などのリスクを増やさないためにも、食パンを日常的に取るのをやめ、小麦製品も控えるようにして行きましょう。

 

(参)長生きしたけりゃパンは食べるな、病気がイヤなら「油」を変えなさい

[がん/]2023.01.18