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がん検診の根拠は乏しい!

かねてから、がん検診をすることで、ニセがん、つまり過剰診断が増加していることがデータでも明らかになっていて、問題になっています。

厚生労働省でも「がん検診を行うことで、病変を過剰に診断することは、結果的には過剰治療を招くことになりかねない。しかし、特定のがんに限らず、どのようながんであってもがん検診を行うことによって、一定の過剰診断が生じることは不可避である」と報告しています。

しかし、未だにエビデンスを無視してがん検診を続けるのは、立場上、公言できないようです。

約40年前にもアメリカで「がん治療は無進歩」と発言して、アメリカの「がん医療村」から裏切り者として村八分にされた医師がいました。その医師は、アメリカ国立がん研究所のがん情報専門部門の最高責任者でハーバード大学の公衆衛生学教授のジョン・ベイラー医師です。

「がん治療の効果は余りないから、がん予防に力を注ぐべき」というごく当たり前の提言をしただけでした。

しかし、その後1990年に「自然療法の方ががんの標準治療よりも効果がある」と結論付けられて流れが変わりました。

それでも、日本ではエビデンスを無視したがん検診、早期発見・早期治療に邁進し続けています。がん検診により、がんやその他の病気を増加させ、経過観察をせずに、標準治療に持ち込むことで、過剰な治療で苦しむ方も少なくありません。

1990年のアメリカの発表を素直に聞くならば、緊急性のないものであれば、ファーストチョイスを自然療法の中から模索することが必要だと思います。

自然療法は、安心・安全・害をなさないものが多く、その中で医師が取り入れている自然療法・エネルギー療法などを組み合わせて行けば、かなり良いように思います。

がんが遺伝子変異が積み重なって出来たのではなく、体内環境・細胞環境の悪化によってがん化するので、体内環境を良くする自然療法やエネルギー療法こそファーストチョイスになり得ると思います。

とりあえず、症状がない人は、がん検診はやめて見ましょう。

 

(参)がんの半分はニセがん(IDLE)。だから医師の私はがん治療は受けない

[がん/ブログ]2024.06.11