私たちの体には、24時間周期のリズムがあります。
スウェーデンの科学者、アール・ウェアーランドや「アメリカ健康科学カレッジ」のT・C・フライによるもの、そして体内時計に関する著書を著した心理学者、ゲイ・ガイアー・ルースによるもの、また近年の時間医学によるもの等、数多くの研究者や科学者らによって、「24時間周期の体のリズム」に関する研究成果が発表されています。
これらの研究で明らかにされた事実とは、「人間の食べ物を処理する能力は、毎日決まって起こる3つのサイクルが効率よく機能しているかどうかにかかっている」というものです。
このサイクルについての考えは、1日における体の機能に基づいたものです。つまり、私たちの体は、毎日食べ物を取り入れ(補給)、その食べ物の一部を吸収し(同化)、使わない部分を捨てる(排泄)という作業を繰り返しています。
これらの作業を行う3つの機能は、どんなときでもある程度行われているのだが、実はそれぞれに、1日のうちで最も機能が活発になる特定の時間帯があるのです。
それが、以下の通りになります。
【午前4時~正午】排泄の時間
体内の老廃物と食物カスの排出にふさわしい時間
【正午~午後8時】摂取と消化の時間帯
食べることと食べたものの分解・消化にふさわしい時間
【午後8時~午前4時】吸収と利用(代謝)の時間帯
栄養が体に同化するのにふさわしい時間
このサイクルに従ったライフスタイルを守ることが健康への第一歩となります。
現代、生活リズムの不規則さにより、消化機能の異常が多く見られます。
夜遅く食べたり、飲んだり、平気で間食したり、ストレス解消と称して食べたりと、消化機能の点から見ると、まったくでたらめで体の負担を強いています。このような食べ方は、消化不良を引き起こし、体を単にゴミ溜めにしている状態です。
事実、多くの人々が胃薬を常用しています。(このことにより、2次的に消化不良を引き起こしてしまいます。)
体のためには、夜は早めに食事を取り、食後は少なくとも3時間の余裕を持つことが必要です。3時間というのは、食べ物が胃から出て行くのに必要とする時間で、それを実行すれば「同化のサイクル」は、時間通りに始められるのです。
そして、特に朝の「排泄」が大切で、今の現代食には体の負担になる数々の毒素が入っています。単に、排泄できずに太っているというのではないのですが、とにかく現代人は、満腹になるまで朝食を取り、昼も腹いっぱい食べ、そして夜にも腹いっぱい食べているので、排泄よりも取り込むほうにより多くの時間とエネルギーを使っています。
やせるための成功も含めて、私たちの健康の秘訣は、有害な老廃物を取り除き、食の不摂生をしないことです。
体の3つのサイクルを意識して、食べるにふさわしい時間帯を理解して我が身を労わって行きましょう。
(参)フィット・フォー・ライフ
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