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ビタミンB群は頭を良くします

母親がビタミンB群、鉄等を妊娠中にしっかり摂っているとIQ(知能指数)が高くなることが分かっています。

4歳児189人のテストでは、妊娠中、ビタミンB群、鉄を摂っていた場合は、摂っていなかった場合と比べてIQが8高くなりました。

一般的に、大きな努力をしてもIQを5上げるのは大変なことであり、10高まれば人生に大きな影響が出ると言われています。子供に「勉強しなさい!」と言わなくても、妊婦が積極的にビタミンB群を摂ることは最も効率の良い「頭の良い子に育てる方法」とも言えます。

また、IQに限らず、胎児のうちから十分なビタミンB群が与えられることによる恩恵は、母子ともに大きなものがあります。特に、ビタミンB群が十分ある環境で育った赤ん坊は、新生児の初期から6時間程度連続して眠れるので夜泣きが少なく、不機嫌や人見知りも少なく、笑顔が多く穏やかなので、親もとても育てやすいのです。

しかし、妊娠中ビタミンB群が少なかった場合でも、その後母親がしっかりビタミンB群や鉄等を含め栄養改善に努めることで、体調を改善し、良い母乳により、子どもの成長にプラスになって行きます。

ちなみに、「三つ子の魂百まで」ということわざがありますが、3歳までに1万冊の絵本を読み聞かせる実践によって、4人の子ども全員を東京大学理科三類(医学部)に入学させた例もあります。頭は栄養で出来ていますから、炎症を抑えた食事とビタミン・ミネラル・オメガ3の脂質をしっかり摂る食事、それと親の読み聞かせは学力の土台作りになります。ストレスに強い心身を養い、これからの変化の激しい時代を乗り切る基本になるでしょう。

さて振り返りますが、ビタミンB群には、ビタミンB1、B2、B6、ナイアシン、パントテン酸、B12、葉酸などが含まれます。体内で代謝がスムーズに進むためには、それを促す“酵素”が必要です。酵素そのものはタンパク質なので、タンパク質をしっかり摂ることが必須で、さらに酵素がまともに機能するためにはビタミンB群が必要なのです。

代謝とは相互に関係し、影響し合う流通網のようなもので、1カ所でも滞るとその影響で重大な障害をもたらす場合があります。

ビタミンB群は脳・神経系で特に需要が高く、子どもにおいてはB群を十分に摂れたかどうかで、脳神経系の発達具合、さらには知能指数(IQ)にも歴然とした差が出るのです。ですから、うつや発達障害に限らず、学業やスポーツのパフォーマンス向上にもビタミンB群は十分に摂って行きましょう。

ここで、ジャンクフードや精製された糖質類の過剰摂取は、ビタミンB群を消耗しますから、控えて行きましょう。

ちなみに、感染予防においてお勧めの“チョコラBBプラス”もビタミンB群です。受験時や人込みに出たりしてどうしても感染するリスクを下げたい場合や暴飲暴食してしまった時にも有益なので、ぜひご利用してみて下さい。

 

(参)食事と栄養で心の病が治るワケとコツ、月刊致知2022・2月号

[栄養]2022.03.09