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しっかり歩いて健康になりましょう!

コロナ禍で治験中のワク〇ンの副反応で苦しむ方々の相談にのっている長尾クリニック院長、長尾和宏先生は「病気の9割は歩くだけで治る!」という著書を出しています。今回は、この本の中から、歩くことが健康にお勧めだということを再認識してみましょう。

 

さて、江戸時代の人々はおよそ3万歩も歩いていたそうですが、現代人はとにかく歩かなくなりました。

長尾先生は、現代病の大半は歩かないことが原因であるとして、高血圧や糖尿病など生活習慣病は歩くほどに改善するとして、歩くことを勧めています。

特に認知症に関しては、予防や治療効果のある薬はなく、最大の予防は計算しながらなど頭を使って歩くことです。

また、歩くことによって「幸せホルモン」と呼ばれるセロトニンや活力を生み出すノルアドレナリンなどが脳内で増えます。それにより、ストレスに対して強くなり、うつの予防や改善に役立つことが報告されています。睡眠の質の改善もプラスに働きます。

国民病にもなっている不眠症は、歩くだけで解決すると長尾先生は述べています。歩くことを習慣にすれば、睡眠薬からも必ず卒業することができるとのことです。

また、歩くことで自律神経の働きを良くします。自律神経は胃腸の働きもコントロールしているからです。歩けばお腹もすいて、腸が動きます。

自律神経が活性化されれば、胃腸のぜん動運動が自然に活性化されて便秘も良くなりますし、腸内環境も良くなります。逆流性食道炎も改善されます。

また、最近若い女性に増えている線維筋痛症という痛みの病気があります。原因は不明ですが「痛い」と感じるハードルが下がっているとのことです。偏頭痛もそうですが、脳が敏感になっていることです。「脳過敏症候群」という新しい概念も出されていますが、このような方々には、甘いもの好きで歩かない傾向があるようです。

過敏と言えば、免疫の過敏症であるアトピー性皮膚炎、気管支喘息、リウマチや神経の過敏症である咽頭神経症、パニック障害なども同じ傾向にあるとのことです。

ですから、甘いものをひかえて、よく歩きましょう。

そして、プラズマ療法お得意の“がん”も歩くことが予防になります。また、がんになってからも、歩ける限り歩くことが大切です。

研究でも、適度な運動を行っている人は、そうでない人に比べて、免疫細胞の中でもNK(ナチュラルキラー)細胞の活性が高まることが明らかになっていました。NK細胞は、まさにがん細胞を撃退してくれる心強い味方です。歩くことで、体力と免疫力を維持・増進しながらがんを改善して行きましょう。

最期に、歩行は脳を変え、人生を変えます。昔から、多くの哲学者や偉人は歩いていたから偉業を成し遂げたのです。

 

(参)病気の9割は歩くだけで治る!

[健康法]2022.09.04