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断食(ファスティング)がアスリートに受け入れられる理由

杏林予防医学研究所所長の山田豊文先生のご著書「脳がよみがえる断食力」から、アスリートがなぜ断食するのかをお伝えします。 山田先生は、プロ野球の筒香選手を始め、プロゴルファー、格闘家など多くのプロアスリートへ断食をご指導されています。また、横綱の白鵬にも2016年の足のケガの回復目的で断食をさせました。食べることも修行の相撲界で、あえて断食させるには、それなりのメリットがあるからです。断食は、食や栄養に関するアドバイス以上に重要だということです。 断食は、経験すると分かりますが、疲れにくくなったり、体の動きが良くなります。そして、何より「脳力」が飛躍的にアップするのです。
断食をコンディショニングに取り入れているアスリートがいるのは、日本だけに限りません。簡単に紹介すると・・・ 4回のオリンピックに出場し、9個の金メダルを獲得した陸上短距離界のカール・ルイス選手。彼は、動物性タンパク質をとらない菜食主義者でもありました。 2010年に米国大リーグのトレバー・ホフマン投手は、通算セーブ記録は世界2位を保持しています。 1986年に人類史上初の8000m峰全14座完全無酸素登頂を成し遂げた登山家ラインホルト・メスナー。彼は、毎朝冷水シャワーを浴び、腹式呼吸を行い、高度差1000mの距離を7km走るというトレーニングを行い、さらに、肉を食べず、週1回断食を行っていました。   体力勝負のアスリートは、一般の人以上に肉を食べ、高カロリーのものをとらないと体がもたないのではと思われるかもしれません。しかし、結果を出しているアスリートは、むしろ「食べない」ほうが体のコンディションが良くなることを知っているのです。 そして、一流になるには、集中力、判断力、動体視力の良さが欠かせません。さらに、体重コントロールや全身の細胞のメンテナンス、酷使し続けた筋肉のダメージ修復も含めて理解しているからこそ、彼らは断食するのです。 ちなみに、脳力アップということで、世界の偉人たちも断食をされています。 イエス・キリスト、モーゼ、マホメット、ソクラテス他、古代ギリシアの歴史家ヘロドトス、古代ギリシアの哲学者、数学者ピタゴラス、古代ギリシアの医師ヒポクラテス、アメリカの政治家ベンジャミン・フランクリン等、数え上げればキリがありません。 ぜひ、アンチエイジンと脳力アップを目指して断食(ファスティング)をしてみましょう。   (参)脳がよみがえる断食力