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創薬への注目と同時に、プラズマ療法も見て欲しい

先日、11月10日の岐阜新聞で「プラズマで新薬目指す、抗がん活性解明へ 岐阜薬大と名大研究センターが協定」の記事がありました。

【記事内容】「岐阜薬科大は9日、名古屋大低温プラズマ科学研究センターと、プラズマ技術を利用した創薬や人材交流に関する連携協力協定を結んだ。電子やイオンなどの集合体であるプラズマは、がん細胞に照射すると死滅する効果が確認されているが、プラズマの薬は国内外にない。両者が協力して研究を進め、世界初のプラズマ技術を応用した新薬の開発を目指す。プラズマは抗がん剤として利用することが可能となっているが、抗がん活性を示すメカニズムは不明な点が多い。協定では薬学的な観点から、抗がん活性を解明するとした。また、プラズマのエネルギーを抑え、医薬品として有機合成する方法を探り、薬を体内の目的の場所まで効率よく届けるシステム「ドラッグデリバリー」への応用に向けた研究も推進する。岐阜薬科大はプラズマと薬学を結びつけた研究の草分け的な存在で、1980年代から複数の研究者がプラズマや薬学、医療に関する研究を進めてきた。名古屋大低温プラズマ科学研究センターは、物質科学やバイオシステム科学など4部門で、約90人が研究に取り組む。国内29カ所の共同研究機関と世界20カ所のプラズマ研究機関と学術研究提携している。薬学系の研究機関と協定を結ぶのは、岐阜薬科大が初めて。岐阜市大学西の岐阜薬科大本部キャンパスで締結式が行われた。原英彰学長は「プラズマ研究は本学にもベースはあり、あらゆる分野で連携し業績を残したい」と述べ、堀勝センター長は「創薬の起源を持つ美濃の地で、世界をリードする研究を担いたい」と力を込めた。」

 

プラズマ療法はがんのアポトーシスを目的に多くの臨床例が積み上げられています。

記事には、「プラズマの薬は国内外にない」とありましたが、すでにプラズマウォーターがあり、万能薬に値することは研究会の先生方もご存知です。

今回は、プラズマの持つ力を医薬品として有機合成して行こうというものです。確かに、今のプラズマ療法で30分しばられるよりは、お薬として服用できればどれほど楽でしょう。

しかし、病気は生活の赤信号であり、今までの生活習慣や人間関係などのアンバランスを気付かせてくれるものです。今の医療のように病気になって、病院に行って、検査してもらって、病名を付けてもらって、薬をもらって・・・というようにすべて人任せ、受動的ではどうなのでしょう。やはり、気付いていって反省する時間、生活習慣を見直していく時間がそれなりに必要なのではと思ってしまいます。

また、本物技術のプラズマ療法が医療機器として取り合ってもらえていないのは、単に括るカテゴリーがないだけでなく、今の医療が細分化されたものを好み、複雑化され高額になり医療を潤わせるものでなければならないからです。手を加えて高額な医薬品が出来上がれば、大歓迎でしょう。

その時には、さらにプラズマ療法も注目されるはずです。今まで通り、丁寧に利用者さんに寄り添って健康サポートをしていきましょう。

[ブログ]2021.11.14