西原克成先生が伝える「病気にならない3原則」
今回は、日本免疫治療研究会会長・医学博士の西原克成先生と東洋医学・開業医の田中保郎先生共著の「病気の8割は腸とミトコンドリアで治る!」(ヒカルランド)より、病気にならない3原則をご紹介します。
西原克成氏は、口呼吸をしたり、冷たいものの飲食により白血球細胞の中にばい菌が入り込んで体中にばらまくことでさまざまな病気を引き起こしていると提唱されています。
田中保郎氏は、パーキンソン病やアルツハイマー病は腸から起こっている病気だとおっしゃっています。「考根論」を提唱し、腸が植物でいうところの根っこにあたり、腸を整え、元気にすることで多くの患者さんを救っています。
さて、病気にならない3原則は次の通りです。
- 腸を冷やさない(冷たいものを止める)
- 骨休めをする(睡眠をよくとる)
- 口呼吸をしない(鼻呼吸をする)
がんは腸内微生物の多重複合感染で、ミトコンドリアの働きのうち細胞分裂や細胞増殖、リモデリングを行う機能が変調をきたしたときに発症します。ミトコンドリアは細胞機能の全てを担っています。ミトコンドリアは、一つの細胞にだいたい800~3000粒いて、お互い関連し合って全身のすべての器官と連絡を取っています。
私たちの超多細胞の多臓器生命体が、統一個体としての制御システムを持っていることで上手く動くことができるのです。
しかし、口呼吸をして、腸を冷やすと、腸からクラミジアからヘルペスなど、いろんなウイルスが細胞の中に入って、細胞分裂を制御する部分がやられてしまいます。これを「細胞内感染」と言います。1世紀も前に、ドイツの生化学者オットー・ワールブルクは「細胞呼吸の変調(ミトコンドリアの変異)ががんの大元である」と言いました。この細胞内感染については、おいおい理解を深めていきたいことろです。
ちなみに、口呼吸が原因となる病気を一部ご紹介します。
(以下の病気の原因が、すべて口呼吸とは限りません)
脳:偏頭痛、うつ病、統合失調症、発達障害、多発性硬化症、てんかんなど
目:網膜症、シェーグレン症候群、緑内障、白内障、ドライアイなど
内耳:耳鳴り、難聴、メニエール病
鼻・のど:鼻炎、扁桃炎、副鼻腔炎
肺:喘息、気管支炎、間質性肺炎など
甲状腺:橋本病、甲状腺炎
消化器:腸炎、胃炎、クローン病、胃潰瘍
皮膚:皮疹、湿疹、アトピー性皮膚炎、蕁麻疹
関節:リウマチ、関節炎、白血病、痛風
すい臓:糖尿病、すい炎
骨髄:再生不良性貧血、血小板減少症、骨髄異形成症
泌尿器・生殖器:膀胱炎、前立腺炎、子宮筋腫、内膜症、不妊症
とにかく、無理せず体を冷やさない生活をして、鼻呼吸を意識しましょう。そして、ミトコンドリアの働きを応援するプラズマ療法をぜひご体験下さい。