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「言い方」で自律神経をコントロールしてみてはいかがでしょうか?

誰もが、「言い方」の大切さを理解していますし、日常生活でも気をつけていることでしょう。 しかし、その人の「言い方」は、その時の気分や状況によって変わることがあります。 イライラしている時は、とがった言い方になったり、疲れがたまっている時には、的外れな言い方になったりしてしまいます。 そのような「言い方」が、気分や状況によって変わってしまう根本的な原因は、「自律神経」にあるのです。 自律神経が乱れると血流が悪化するため、全身の細胞に酸素と栄養が行き渡らなくなります。すると、集中力や判断力が低下し、正しい言い方が出来なくなってしまうのです。 反対に、自律神経のバランスが整っている時は全身の隅々まで血液が送り届けられるので、脳が冴えわたります。その結果、説得力のある言い方や、思いやりのある言い方、相手を敬う言い方など、場面に応じた適切な言い方をすることができます。 つまり、言い方は「技術」だけでなく、「医学」としても考えられるのです。
【ネガティブな「言い方」が自律神経のバランスを乱す図式】 ネガティブな言い方をされる(侮辱・否定・叱責・嘲笑…) → 血管が収縮 → 血流が悪化 → 自律神経のバランスが乱れる → ネガティブな言い方をする →どんどん自律神経のバランスが崩れていく   【自分の「言い方」や他人からの「言い方」によって体が駄目になる=「健康被害」のリスク】 [短期的リスク] ・疲れやすい ・頭がぼーっとする ・よく眠れない ・頭痛 ・便秘  …など [長期的リスク] ・がん ・脳卒中 ・心筋梗塞 ・糖尿病  …など 「口は災いのもと」と言いますが、自律神経を整えることで、「口は幸運のもと」に転じることができます。 「言い方」を変えて、幸運を引き寄せれば、「人生」が変わります。 では、「言い方」で自律神経をコントロールする方法をご紹介します。 この時に大切なことは、「自分は今、自律神経のバランスが乱れている」ということを自覚することです。自分の自律神経のバランスを客観視することが大切です。   1. ゆっくり話す ゆっくり話し、呼吸が深くなることによって、良質な血液を体の隅々まで行き渡らせることが出来ます。 2. 背筋を伸ばす 正しい姿勢は、自律神経のバランスが整いやすくなります。 3. 笑顔で 笑顔で話すと、副交感神経の働きが盛んになり、自律神経のバランスが整います。たとえ作り笑いでも良いので、口角を上げて話すことを意識して見て下さい。 また、相手を安心させ、相手の自律神経のバランスも整います。 4. 抑揚をつける 客観視した上で、少し大袈裟なくらい感情を込めて言って見て下さい。 5. 「1:2(ワンツー)呼吸法」 特に、プレッシャーがかかって緊張状態にあるときに効果的で、「1吸ったら、2吐く」というものです。副交感神経を効果的に高めることが出来ます。 6. ポジティブに 「仕方がない。なるようになるさ。」と気楽に構え、ポジティブな言い方を意識することで、副交感神経を高めることが出来ます。 7. 意表をつく イラッとした時など、ユーモアのある言い方や少し茶目っ気のある言い方をすることで、自分も相手も自律神経が整い、健康被害を防ぐことが出来ます。 8. まずほめる 相手の緊張をほぐし、お互いの自律神経を整えることが出来ます。 9. 無駄な想像をしない ともすると人は、無駄な想像をすることで、次から次によからぬ考えが浮かんできて、どんどん自律神経のバランスを崩してしまいます。 10. 自分からは話さない 余計なことを口走って失敗したりすることで、自律神経のバランスを乱してしまいます。   最後に、約37兆個の細胞から出来ている私たちの一つひとつ細胞に、酸素と栄養を送り届けて健康を保っていることに、自律神経がいかに大切かを認識して下さいね。   (参)「ゆっくり」話すと、空気が変わり、人生が変わる!

[自律神経]2020.03.25