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「ストレス」が免疫を落とす最大の原因です

交感神経が優位な状態をもたらす最大の原因は、ストレスです。 「働きすぎ」「悩みすぎ」「薬の飲みすぎ」などで、心と体にストレスがかかると、自律神経が乱れて顆粒球が増えて(リンパ球が減って)免疫力を低下させ、さまざまな病気を招いてしまいます。 もともと、性格的にイライラ、せかせかな人も顆粒球が多く、病気になりがちです。 実際、がんの患者さんの話を聞くと、「働きすぎの生活が続いていた」「ひどく辛い思いをした」「痛み止めを長い間飲み続けていた」など、ほとんどの人が強いストレスを抱えていたと答えています。食べ過ぎや糖尿病でさえ、ストレスが大いに関係しているのです。
私たちに過度のストレスがかかると、交感神経が優位になります。その際、交感神経からアドレナリンが分泌されることで、白血球のうちの顆粒球が増加します。増加した顆粒球は、役割を終えるときに活性酸素を放出し、広範囲で組織破壊を起こします。それと共に、血管が収縮して血行も悪化します。 その結果、組織破壊や細胞の老化、血行障害などが起こり、がん、心臓病、高血圧から、便秘、不眠まで、さまざまな病気が発生するのです。 この時に、安易にステロイド剤や消炎鎮痛剤を使用しないことです。これらの薬のほとんどは、交感神経を優位にする働きがあり、症状を難治化する悪循環を招きます。どうしても我慢が出来ないときに、一時的に使用するのは仕方ありませんが、出来るだけ早い時期に使用をやめることが、免疫力を正常に働かせ、症状の改善につながるのです。
副交感神経を優位にして、自律神経のバランスをとり、免疫力を高める方法をご紹介します。 1. ストレスを自覚し、生活を見直す 無理しすぎてないか、睡眠は不足していないか、暴飲暴食をしていないかなど、見直してみましょう。 2. 交感神経を刺激する薬を飲まない ステロイド剤や消炎鎮痛剤、抗ガン剤などは、長期使用で免疫力を下げてしまいます。 3. 適度な運動をする 散歩やラジオ体操などの適度な運動は、血行も良くして副交感神経を優位にしてくれます。 4. ゆっくり食事をとる 養生食の「ま・ご・わ・や・さ・し・い」を基本に、よくかむ食事をしましょう。 5. 体を温め、血行をよくする 少しぬるめのお湯にゆっくりつかったり、湯たんぽやカイロを使用して温まりましょう。 6. 爪もみ、深呼吸を行う 呼吸は、ゆっくり吐き出すことを意識すると、副交感神経が刺激されます。 ※爪もみのやり方 爪の生えぎわには、東洋医学で言うところの「井穴」があります。そこを押しもみして刺激することで、交感神経に傾いた自律神経の働きを、副交感神経優位に導き、リンパ球を増やして、免疫力を回復させる効果があります。 ① 爪のはえぎわの角を、反対側の手の親指と人さし指で両側からつまみ、そのまま押しもみします。座って、息をゆっくり吐きながらすると効果的です。 ② 両手の全ての指を約10秒ずつ刺激します。以前は、薬指が交感神経を優位にするということで避けていましたが、研究会にて大阪の長田先生が否定を証明されたので、現在は、全ての指を刺激するようにと指導しています。 ③ 1日2~3回、毎日続けてみましょう。刺激の強さは、「少し痛いな」くらいが良いでしょう。刺激が弱いと効きません。   (参)免疫を高めると病気は必ず治る

[自律神経]2020.03.29