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ナチュラル・ハイジーン

食事の時間によって内臓の負担が変わります!

ナチュラルハイジーンは、一日の時間帯による体内活動の優位性を教えてくれています。

午前4時から正午までの8時間は排泄が主になる時間帯です。続く正午から夜8時までは消化が主になります。そして、夜8時から翌午前4時までの間は代謝が主になる時間帯になります。

このような体内リズムに即して食べることが、肥満を防ぎ、ひいては生活習慣病の予防にもなります。特に現代人は、夕食が遅れがちです。18時までに飲食を終わらせることはダイエットにも重要なポイントになりますが、少なくとも節制して19時までには夕食を終わらせたいものです。

さらに、食事の時間によって内臓の負担も変わります。

まず理想の食事時間は、朝食は5時から9時、昼食は11時から14時、夕食は17時から20時とされています。

そして、午前の9時から11時の間食は主に心臓に悪影響を及ぼします。脈拍上昇、不整脈、動悸、息切れ、高血圧、高血糖、高尿酸などとなります。

午後の14時から17時の間食は主に肺に悪影響を及ぼします。脱力感、省エネ体質、呼吸器系弱体化となります。

夕食後の20時から24時の間食は主に腎臓や胃腸(脾)に悪影響を及ぼします。代謝に負担を負わせ、むくみを発生させます。

そして、深夜の0時から早朝5時までの間食は胃腸(脾)や肝臓に悪影響を及ぼします。胃腸の機能を弱らせ、代謝を低下させ、冷え症、解毒機能崩壊、精神不安定を促進させます。

深夜に、ジャンクフード片手にスマホやゲームにはまっている方はぜひ、改めていきましょう。心身ともに退化してしまいます。

そして、早寝早起きの生活習慣は体調を整えるばかりか、運も整えます。朝活も始めてみましょう。

ナチュラル・ハイジーンの[原則3]食べ物は正しく組み合わせること

「食べ物の正しい組み合わせ」の重要性は、過去80年にわたる熱心な研究の結果として証明されたものです。このテーマについて研究を始めた最初の人たちの一人に、条件反射で有名なイワン・パブロフがいますが、非常に多くの研究を行っています。 1902年、彼は「消化腺の仕事」という題の本を出版し、その中で「食べ物の正しい組み合わせ」についての根本的な原理を明らかにしています。 「食べ物の正しい組み合わせ」の原則を破ると、体に支障を起こしてしまうのです。 「補給のサイクル」が妨げられると、それに続く「同化のサイクル」「排泄のサイクル」も妨げられるのです。原則をきちんと守ることほど、「補給のサイクル」を効率良く機能させるものはないのです。
我々は、いかなる行動であっても、何かをするときにはエネルギーを必要とします。もし体にエネルギーがなかったら、それは私たちが生きていないことを意味しています。 誰もがもっと多くのエネルギーを欲しいと思っているのですが、実際に人間の体にとって最も多量のエネルギーを必要とする行為が何かを知っている人は少ないのです。それは、「食べ物を消化する」ことなのです。 食べ物を消化するのに要するエネルギーとは、自転車漕ぎ、ランニング、あるいは水泳以上であり、一般的な食事をしている人は、フルマラソンをするのに要求されるカロリー(約1600kcal)以上とも言われています。 さて、我々の体は二つ以上の凝縮食品(果物、野菜以外の食品)を、胃の中で同時に消化するようには作られていません。 しかし、現代の我々は、さまざまな種類の食べ物を同時に食べています。これでは、消化器官に非常に大きな負担を与え、組織の中に有毒な老廃物を作り出し、莫大な量の貴重なエネルギーが無駄に使われているのです。 ここで、「肉とジャガイモの組み合わせ」を考えて見ましょう。 タンパク質と炭水化物の組み合わせになるので、ご飯と魚、麺類と鶏肉、パンとチーズでも同様です。 まず、ジャガイモを分解するのに必要な消化液は、酸性ではなくアルカリ性です。一方、肉を分解するのに必要な消化液は、胃酸、酸性です。酸とアルカリが互いに接触すると、互いに中和されてしまいます。 この肉とジャガイモだけの組み合わせでも、体は混乱してしまい、消化に長い時間がかかることになります。現代の私たちの体は、この繰り返しで、消化不良や胸やけを経験し始めることになります。 胃腸に長い間留められると、タンパク質は腐敗し、炭水化物は発酵してしまいます。 人間の体は、どんな条件でも腐敗したものを使うことは出来ません。このような影響を受けた栄養素は、もはや健康な細胞を作るために利用出来ません。それどころか、腐敗した食べ物からは有毒な酸を発生します。腐敗のために、おならが続けて出たり、お腹が張ったり、胸やけがひどくなったりといった症状や胃酸過多による胃弱などが起こり、胃腸薬の出番となるのです。 また、体が同時に受け入れられない組み合わせで食べ物を摂取すると、発酵が生じ、その結果、消化器官内でアルコールが製造されることが分かっています。それはまさに、飲酒によって引き起こされた状況と同じ結果になり、アルコール同様に肝臓を傷つける可能性があるのです。
「食べ物の正しい組み合わせ」の原則が教えていることは、ただ一つ「エネルギーを浪費しないほうがいい」ということです。 食べ物が胃の中で8時間もの間、腐ったままでじっと動かず、それから20時間以上も腸の中を汚すことは誰も望んでいません。私たちの理想は、胃の中へ入った食べ物が、そこに3時間留まったあと、速く、しかも効率よく腸を通過することです。 以下に要点を列挙します。 ・一度に二つ以上の凝縮食品を食べないことです。 ・食べるときには、それがその食事で食べる唯一の凝縮食品にしておくことです。タンパク質は一つひとつが異なった性質で、非常に複雑な構造をしているため、同時に二つ以上のタンパク質食品の消化に必要となる調整が行えません。具体的には、肉と魚、肉と卵などでも二つの異なったタンパク質を同時に食べるべきではないということです。 ・加熱調理していない生の食べ物は、その食べ物が消化されるのに必要な消化酵素を併せ持っており、炭水化物、タンパク質、脂肪の種類に関係なく、胃の上部でそのすべての予備消化が行われます。 ・加熱調理された食品では、自ら消化するのに役立つ食物酵素が完全に破壊されてしまい、消化が困難になります。 ・加熱調理したタンパク質や炭水化物は一緒に食べ合わせずに、それぞれ豊富な緑のサラダと同時に取れば、腐敗や発酵という事態はさけることが出来ます。 さて、「食べ物の正しい組み合わせ」の優れた点は、エネルギーレベルを著しく改善し、同時に、体を重くしている有害な老廃物を体内から取り除くのに、体が必要とするエネルギーをすべて自由に使えるようにしてくれることです。そうすると、余分な体重を減らしていくうえで、この原則がなんとすばらしい考え方であるかということが、実感できるでしょう。   (参)フィット・フォー・ライフ

ナチュラル・ハイジーンの[原則2]「食べるにふさわしい時間帯」に食べること

私たちの体には、24時間周期のリズムがあります。 スウェーデンの科学者、アール・ウェアーランドや「アメリカ健康科学カレッジ」のT・C・フライによるもの、そして体内時計に関する著書を著した心理学者、ゲイ・ガイアー・ルースによるもの、また近年の時間医学によるもの等、数多くの研究者や科学者らによって、「24時間周期の体のリズム」に関する研究成果が発表されています。 これらの研究で明らかにされた事実とは、「人間の食べ物を処理する能力は、毎日決まって起こる3つのサイクルが効率よく機能しているかどうかにかかっている」というものです。 このサイクルについての考えは、1日における体の機能に基づいたものです。つまり、私たちの体は、毎日食べ物を取り入れ(補給)、その食べ物の一部を吸収し(同化)、使わない部分を捨てる(排泄)という作業を繰り返しています。 これらの作業を行う3つの機能は、どんなときでもある程度行われているのだが、実はそれぞれに、1日のうちで最も機能が活発になる特定の時間帯があるのです。 それが、以下の通りになります。 【午前4時~正午】排泄の時間 体内の老廃物と食物カスの排出にふさわしい時間 【正午~午後8時】摂取と消化の時間帯 食べることと食べたものの分解・消化にふさわしい時間 【午後8時~午前4時】吸収と利用(代謝)の時間帯 栄養が体に同化するのにふさわしい時間 このサイクルに従ったライフスタイルを守ることが健康への第一歩となります。 現代、生活リズムの不規則さにより、消化機能の異常が多く見られます。 夜遅く食べたり、飲んだり、平気で間食したり、ストレス解消と称して食べたりと、消化機能の点から見ると、まったくでたらめで体の負担を強いています。このような食べ方は、消化不良を引き起こし、体を単にゴミ溜めにしている状態です。 事実、多くの人々が胃薬を常用しています。(このことにより、2次的に消化不良を引き起こしてしまいます。) 体のためには、夜は早めに食事を取り、食後は少なくとも3時間の余裕を持つことが必要です。3時間というのは、食べ物が胃から出て行くのに必要とする時間で、それを実行すれば「同化のサイクル」は、時間通りに始められるのです。 そして、特に朝の「排泄」が大切で、今の現代食には体の負担になる数々の毒素が入っています。単に、排泄できずに太っているというのではないのですが、とにかく現代人は、満腹になるまで朝食を取り、昼も腹いっぱい食べ、そして夜にも腹いっぱい食べているので、排泄よりも取り込むほうにより多くの時間とエネルギーを使っています。 やせるための成功も含めて、私たちの健康の秘訣は、有害な老廃物を取り除き、食の不摂生をしないことです。 体の3つのサイクルを意識して、食べるにふさわしい時間帯を理解して我が身を労わって行きましょう。   (参)フィット・フォー・ライフ

ナチュラル・ハイジーンの[原則1]水分を多く含む食べ物を食べること

人間は自然物であり、我々の体も地球も、70%は水です。 ですから、体を常にベストコンディションにしておくには、水分は少なくとも70%を占める食事をしなければなりません。 ここで、私たちが水を必要とする極めて重要な理由は、「体に滋養を与えること」と「体内の浄化」です。 そして、この地球上に存在する食べ物でもともと多くの水を含んでいる食べ物が、果物と野菜です。 それ以外は、凝縮された食べ物です。つまり、加工され、調理によって水の成分が取り去られてしまっている状態のものです。具体的には、パン、米、肉、魚、乳製品などが凝縮されているものになります。
さて、体の中を浄化できる唯一の方法は、水分を多く含んでいる食べ物を食べることです。 但し、水道水やペットボトルの水を飲んでも、その作業をしてくれません。飲み水は、果物や野菜の中に含まれる水分とは違うので、酵素や生命を保つほかの要素を、体内に運んではくれません。果物や野菜に含まれる水分が、体の3つのサイクル(補給・同化・排泄)を円滑に機能するようにしてくれます。 しかし、私たちはむしろ汚染するような方法で食べています。私たちの体を詰まらせるような方法で食べています。 ですから、これから何か食べるときには、その食べ物を見て、自らに向かって次のことを自問して見て下さい。 「偉大な働きをしているこの体が体内に入れようとしている食べ物は、果たして体をきれいにしてくれるものだろうか、それとも、体を詰まらせてしまうものだろうか?」 「この食事は、果物や野菜のほうが多くなっているだろうか?」 「私は今、体をきれいに(解毒)しているものを食べているだろうか。それとも、この食べ物は浄化を妨げようとしているものだろうか?」
生き生きして、活気に満ち溢れ、最も理想的な体型をしていたかったら、生きている食べ物を食べなければなりません。 これは実に簡単な原理で、「生きている体は、生きている食べ物から作られる」のです。 加熱調理された食べ物は、死んだ食べ物以外のなにものでもありません。摂氏47.7度以上になると、酵素は失活してしまうのです。 食事の70%は水分の多い食べ物にして行きましょう。 水分の多く含んだ果物や野菜を食べることで、体から毒性の老廃物を洗い流すことが出来ます。その結果、体重は減少します。水分の多く含むものを食べ続けることで、毒性の老廃物を蓄積させないようにすることができます。そうすれば、減らした体重を、再び戻してしまうことはないのです。 (参)フィット・フォー・ライフ

「人間は自然物である」自然に即した生き方が健康につながります。「自然健康法」を基本としたナチュラル・ハイジーンをご紹介します。

ナチュラル・ハイジーンは、2000年以上前にギリシャの賢人たちが実践していた「自然健康法の理論」を基本としています。 代表的な哲学者、ヒポクラテス「あなたの食べるものはあなたにとっての薬である」と述べています。 ヒポクラテスやソクラテス、ピタゴラス、アルキメデスたちのライフスタイルと、1830年以来アメリカの医師と学者たちが研究し実践してきた成果を体系化したもので、呼吸法から運動・食事・断食・ストレス解消法にいたるまで、理想の「ライフスタイル」が網羅されています。 現代の文明社会に生きる我々にとって、とりわけ大きな影響を及ぼしている「食生活に関するナチュラル・ハイジーンの考え方」の一部を簡単にご紹介します。
「病気知らずの食生活」として、3つの原則をご紹介します。 [第1原則]何を食べるのか 「命の水を豊富に含む食べ物」を食べること 「命の水を豊富に含む食べ物」とは、新鮮な果物と野菜です。この二つを生のまま丸ごとたっぷり食べることです。 [第2原則]いつ食べるのか食べるにふさわしい時間帯」に食べること 人間の体には食事をするにふさわしい時間帯、排泄にふさわしい時間帯、吸収された栄養が体に回り細胞やそのエネルギー源となるに(代謝するのに)ふさわしい時間帯があります。そのサイクルに従ったライフスタイルを守ることが健康への第一歩となります。 【午前4時~正午】排泄の時間 体内の老廃物と食物カスの排出にふさわしい時間 【正午~午後8時】摂取と消化の時間帯  食べることと食べたものの分解・消化にふさわしい時間 【午後8時~午前4時】吸収と利用(代謝)の時間帯  栄養が体に同化するのにふさわしい時間 [第3原則]どのように食べるのか 「正しい組み合わせの原則」に従って食べること 以上の3つの原則、何を・いつ・どのように食べたら良いのかを具体的に説明します。 ① 果物を、朝、好きなだけ食べる(朝は果物だけにする)「フルモニ」 人間は、基本的に果食菜食動物です。DNAの配列が人間とわずか2.3%しか違わないとされるチンパンジーの食事が「果物50%、野菜40%、根菜類5%、動物性食品4%以下」であることから、「私たち人間にとって最もふさわしい食習慣とは、果物と野菜中心の食事である」としています。 基本的に、果物は食後のデザートにしたりせず、また高デンプン質野菜や加熱調理したものと合わせたりしないようにしましょう。 ② 昼食と夕食は「低脂肪・植物性食品のホールフード」の食事にする ホールフードとは、未精製・未加工の自然丸ごと食品のことです。 1日の野菜の摂取目標量は、生野菜で450g、温野菜で450g、合計900gです。その他に豆類、全穀類や加熱したデンプン質野菜などで構成します。 ③ 動物性食品(肉・魚・卵・乳製品)は原則として食べないか、極力減らす どうしても食べたい場合は、肉より魚を選び、ごく少量をたっぷりのサラダと合わせてとるようにします。動物性食品は白米などの炭水化物食品とは合わせません。 乳製品は完全にやめることをお勧めします。1日でも早く病気から回復したかったら、動物性食品はとるべきではありません。 ④ できるだけ、ローフード・ライフ(生のままの食生活)を守る 加熱すると酵素が失われるばかりか、さまざまな弊害が現れます。ビタミンの多くも破壊され、ミネラルはインオーガニック(無機物)の状態に変わってしまい、体が利用できなくなってしまいます。 ⑤ 間食や過食はしない 「食べ物とはお腹が空いたときに適量食べるもの」という考えを強く持って下さい。お腹が空いていないのに、時間が来たからといって無闇に食べるべきではありません。 また、無意識に口にする食物は、あなたの体内の貴重な酵素やエネルギーを浪費させてしまいます。食事と食事の間を十分にあけると、消化器官の仕事がスピードアップして、未消化の物質で体内環境を汚染するようなことがありません。   (参)女性のためのナチュラル・ハイジーン、フィット・フォー・ライフ