スタッフ公式ブログ

2021年02月

『東洋医学ホントのチカラ』から漢方薬の力を再認識しました

昨日、2月29日(土)NHK総合にて「東洋医学ホントのチカラ」という番組を見ました。 その中で、漢方薬が免疫や自律神経系に働きかけることを紹介されていました。その漢方薬は、抗ガン漢方としてよく知られている3つの補剤の漢方薬でした。
補剤とは、「気」や「血」などの不足・虚に対して、「不足を補う」補益法に使う漢方薬です。 よく知られている「人参」を含むものが多いのが特徴です。この人参などの生薬は「補気剤」に分類されていて、全身の機能・代謝・抵抗力の低下に伴う症状「元気がない、疲れやすい、動きたがらない、息切れがするなど」を改善します。 そして、紹介された3つの漢方薬は、補中益気湯、十全大補湯、人参養栄湯です。 これらは、主に気血を補うことで、免疫の調整作用を高め、さらに遺伝子レベルでもアンチエイジング効果が認められました。 低下した免疫力を高めることは、ガン細胞を貪食する免疫細胞の機能を高めたり、数を増やします。また、遺伝子のエラーを減らすことは、ガンの予防にもつながります。 人参などの補剤は、胃腸の機能を高めて食欲を高めたり、消化力を高めることにつながります。また、脳の血流を良くしたり、不安やストレスに対して萎縮してしまっている脳神経細胞を元気にして、やる気や安心を取り戻してくれます。 ですから、代表的な補中益気湯は、抗ガン漢方として使われるだけでなく、風邪やインフルエンザ、コロナなどの予防にもなりますし、ストレスに負けない受験脳として、夏バテ予防等にも使われます。このような働きはプラズマ療法と似ていて、プラズマ療法と同じようにエネルギー(気)チャージにもなりますので、プチ疲労にも利用できますね。 十全大補湯や人参養栄湯は、補中益気湯よりもさらに貧血などの血の栄養不足の症状が進んでいる場合(血虚)に適応になります。特に、人参養栄湯は止咳・止痰の遠志・陳皮・五味子という生薬が配合されているので、慢性の咳嗽に適応するので、肺癌に使われるようです。 漢方を良く知る医師は、がんの診断と同時に体調をプラスにする目的でこれらの漢方薬を処方してくれるかもしれません。次の検査まで何もしないで返すことはしないでしょう。 統合医療を知る医師は、さらにビタミンの服用や食事のポイント、運動等の説明もしてくれるかもしれません。診断を下すと同時に、心をほぐす言葉で安心を与えてくれるでしょう。 とにかく漢方薬は自然療法です。ちなみに、少ないですが副作用はあります。しかし、体調をプラスに整えてくれるので、大いに活用はしたいですね。 ちなみに、私が常備薬として手元においているのは、五苓散、葛根湯、桂枝湯、半夏瀉心湯などです。   (参)東洋医学の基本講座、漢方処方の構成と適用

[ブログ]2021.02.28

保険栄養という考え方

今回は、「21世紀の医療・医学を考える会」から「eクリニック」をスタートしている岡本裕医師の「保険栄養」の考え方をご紹介します。
現代の私たちの食事には、豊かに見えて一部の成分が不足しやすい状況にあります。 3大栄養素であればタンパク質が不足しがちと言われていますが、生体活動を円滑に行うのに必要な潤滑油的な「補酵素」としてのビタミンやミネラルが不足がちです。 これらは、ごく微量なので「微量栄養素」と言われていて、私たちの体内では合成できないのです。 ですから、必ず食事やサプリメントから取る必要があります。 ここでサプリメントは、“補足”という意味ですが、もともとは「日ごろの食生活では足りない栄養素を補うための食品」というのがサプリメントの意味なのです。日本では明確な定義がされていないものの、一番近い日本語は「栄養補助食品」でしょう。また、日本の現状では、足りない栄養素を補うものに限らず、健康に良いとされる成分を配合し、特定の機能を期待する食品もサプリメントと呼んでいます。 このように、大きく2種類の「サプリメント」があるので、区別するときには、栄養素を補う目的のものを「ベースサプリメント」、特定の機能を期待するものを「アクティブサプリメント」と呼んでいます。 eクリニックの岡本裕医師は、ベースサプリメントは「ぜひとるべきもの」と位置付ける一方、アクティブサプリメントは積極的には勧めていません。 この栄養不足を補うベースサプリメントとしての大部分はビタミン・ミネラルで、これに現代人に不足しやすいオメガ3系の脂肪酸(EPA・DHA)と、腸内細菌を育てるプレバイオティクス(食物繊維など)を含めてベースサプリメントとするのが一般的になっています。 そして、ベースサプリメントは、調子が悪いときだけとるものではなく、常日ごろからとるべきものです。さらに、すべての人、特に40歳以上の人には必要で、健康維持のためにぜひ摂取したいものです。 このように積極的にベースサプリメントとして、必要な栄養素をとっていこうという考え方が「栄養保険」という考え方です。 それは、とりすぎると健康を害する糖質や飽和脂肪酸を適切な量に抑え、それによって不足するおそれがある栄養素をベースサプリメントで補おうというものです。 もしかすると、とっていても無駄になるかもしれませんが、いざ不足の危機が生じたときには、これにより回避できます。部分的には無駄になるかもしれないけれど、そこは許容して不足に備えようという、まさに「保険」の考え方です。 岡本医師は、現代のように各栄養素の作用や不足・過剰の弊害が分かってきたうえで、サプリメントが発達している時代には、大変合理的な考え方なのではと問いています。
事実、欧米の多くの国では、栄養保険をかけるためのベースサプリメントの必要性を広く発信していて、それで医療費が削減できることも発表しています。 そして、岡本裕医師の考えるベースサプリメントの内容が以下になります。 ・ビタミンB群(B1,2,6,12,ナイアシン,葉酸,パントテン酸,ビオチン) ・ビタミンC、D、E ・カルシウム ・マグネシウム ・亜鉛 ・EPA、DHA ・食物繊維 これに、人によってタンパク質やファイトケミカルをプラスしましょうとしています。   岡本裕医師は、ベースサプリメントをうまく取り入れながら、食事や生活改善による「セルフ治療」で根本的に体を治していくことを真摯に伝え続けています。 これからも応援していきたい医師の一人だと思いました。   (参)ロジカル食事術

[栄養]2021.02.24

自然療法の方が通常の抗ガン剤、放射線治療、手術よりも効果が高いというアメリカでの報告

1990年アメリカ議会がん問題調査委員会OTAレポートで「自然療法の方が通常の抗ガン剤、放射線治療、手術よりも治療効果が高い」と報告しました。
その結果、アメリカでは抗ガン剤に頼る医療に見切りをつけて統合医療に舵をきりました。そして、ガンの罹患率と死亡率が減少し続けています。一方、日本では3大療法に固執したガラパゴスのようなガイドラインのままで、患者さんの死亡率は上昇し続けるだけです。そして、治療に当たる真摯な医師に焦燥感を募らせ続けています。 アメリカでは「アクセス法」というものが作られ、これは患者さんには、代替医療を含めて効果的な医療を受ける権利があり、医師は効果的な治療法を提示する義務があるというものです。効果的な治療法を提示できなければ、医師法違反で罰せられるという法律です。ですから、医師は知らなかった医療を絶えず勉強をせざるを得ないのです。
このような流れの中で、幅広く医療を見てみると、がん治療においては、癌活性消滅療法やプラズマ療法、ヨウ素治療などは多くの完治の症例があり、抗ガン剤の数%程度とは桁違いの治癒率です。(プラズマ療法では2016年ステージ1、2で80%、ステージ3、4で50%ということで世界一のガン消失率ということでライフアチーブメント賞を受賞) 日本では公的な皆保険制度により、ガンになってしまった方の約85%が3大療法を選択しているようです。しかし、世界に目を転じると事情はまったく異なります。保険制度の違いが大きな要因でもありますが「アメリカでは8%、カナダに至っては3%の患者さんしか3大療法を選択していない」という現実があります。そして、その結果がガンの減少になっているのです。逆に日本は、標準治療に代わる代替医療の後進国ということです。 しかし、国内でも「患者さんの44%ほどのガン患者さんが、何かしらの代替医療を受けている」というデータがあります。(厚労省と国立がん研究センターとの共同の調査)
さて、視野を広げて調べていくと、見えない世界があることは当たり前です。輪廻転生やあの世の存在も数多く報告があります。科学で証明できる範囲はごく限られていることが明らかなのです。科学そのものが世界を制限しているのです。 西洋医学のみが医療だという、あたかも宗教のように他の症例には耳を塞いだり、症例を無視して逆切れする医師には多くの患者さんが気を使ったり、怯えてしまったりしています。 医療は、患者さんのこころを癒すことは治療と並行して行うものです。脅したり、怯えさせたりして誘導してはいけません。真摯に耳を傾け、患者さんが少しでも良くなることを調べて見て下さい。 西洋医学は、5大療法の末っ子です。自然療法、ナチュロパシーという土台の上に乗っている最終手段です。害作用のあることは最終手段なのです。(当然、救急医療ではファーストチョイスです) いずれにせよ、癌治療においては、3大療法は慎重に選択すべきもので、まずは自然療法や代替医療を主にして構築してみたらどうでしょう。 近い将来に、日本の医療が、正直に患者さんに向き合って再構築されることを祈るばかりです。   (参)がんが逃げ出すエッセンシャル統合医療、「薬のやめ方」事典、抗がん剤治療のうそ、がん放置療法のすすめ、がん活性消滅療法という選択、プラズマ化学と世界を救う技術  

[がん/ブログ]2021.02.21

「祈り」は送られる人にも、「祈る」という行為を行う人にも、「祈り」は良い効果をもたらします。

病気の家族や友人のために「祈る」、困難な状態にある人々のために「祈る」行為は、大きな効果があることが実験で認められています。
カルフォルニア大学での実験では、心臓病の患者393人を、192人と201人の2つのグループに分けました。そして、192人のグループだけ毎日、他の人々から祈りを送ってもらいました。 すると、祈りを送ってもらったグループでは9人の病状が悪化したのに対して、送ってもらわなかったグループでは48人も悪化したそうです。 また、ミズーリ州の病院での実験です。1000人の患者を2つのグループに分けて、一方のグループだけに他の人から祈りを送ってもらいました。 すると、祈ってもらったグループの人たちのほうが、10%も回復が早かったという結果が出たそうです。 また、デューク大学が1986年から1992年に行った実験もあります。 この実験では、65歳以上の4000人を調査したところ、毎日祈りをささげている人は、祈らない人よりもずっと長生きしたそうです。 つまり、祈りを送られる人にも、祈るという行為を行う人にも、祈りは良い効果をもたらすのです。誰かが困難な状況にあるとき、相手には知らせなくても、心から愛と祈りを送ってください。それはきっと相手の力になるからです。
困難に直面したり、何かに迷ったり、あれこれ考えても自分の力ではどうにもならないとき、あるいは答えが見つからないとき、私たちは自分を超えた存在に導きやヒントをお願いすることがあります。これは、問題や困難が起こっている次元を超えたところからヒントや答えを得ようとする祈りです。 問題や困難と同じ次元で考えていては、問題は解決しません。問題の次元を超えた意識によってのみ、本当の解決が見つかるのです。祈りはこのようなとき、とても大切です。私たちの意識をより高い方向へと集中させることができるからです。 そのとき、私たちはより高い存在とつながり、自然と解決法が見えてくるでしょう。 苦しくてどうにもならずに心の底から祈るとき、どこからともなく、『ゆだねなさい。そのままにしておきなさい。』という声が聴こえることもあるでしょう。 しかし、多くの場合、はっきりとした答えや導きは現れないかもしれません。けれど、あなたが心から祈るとき、あなたはどこかで自分を捨て、大いなるものにゆだねているのです。 そして、自然と心が落ち着いてくるでしょう。それもまた、祈りの効用なのです。
祈りは心のコントロール法ともいいます。私も毎日、瞑想の後、家族や周りの人々から縁あって当サロンに来られる方々に祈りを奉げています。それは以上の効用を知っているからなのと、自身の心の浄化のためです。 ぜひ、皆様も祈りを日常に取り入れてみましょう。   (参)祈りの言葉

[ブログ]2021.02.13

インプラントは歯に刺さった棘‼決して夢の治療法ではありません!

歯の治療の世界はよく理解できませんが、栄養学等で一緒になる何人かの歯医者さんにお聞きすると、皆がインプラントは安易にするものではないことをおっしゃっていました。 そのインプラントの実際はどうなのでしょうか。 今回はそのような疑問を持つ中で出会った「いい歯医者悪い歯医者」という書籍の中に参考になる内容が載っていたので、ご紹介します。
・・・インプラントは歯槽骨にチタンやセラミックなどの人工歯根を打ち込んで、その上に義歯を固定するものです。一部の無責任なマスコミや評論家は、インプラントのことをあたかも夢のような治療法としてもてはやしてきたが、実は非常に危険な治療法です。 その危険性を説明する前に、自分の歯が生えてきたときのことを思い出して欲しい。よく覚えていないという方は、自分の子どもでも近所の子どもでもいい。歯肉を破って歯が生えてきたときに、血だらけになった覚えがあるだろうか。よほどのことがないかぎり、そんな人はいないはずだ。歯肉は少しずつ自然に破れ、出血はしないのです。 なぜ、そんなことが可能かというと、自分の体内から自分の歯が生えてきたからです。歯の生える時期が来ると、歯の周囲の細胞が自殺することによって、自然と歯茎に窓が開きます。そのために、たいして痛くもなければ、血も出ずに歯が顔を出します。この現象は「アポトーシス」、または「細胞の自殺」と呼ばれていますが、まさに人体の不思議です。これこそが自然の営みというものでしょう。 ところが、これと同じような穴を人工的に歯茎に開けたら、どうなるでしょう。大変な痛みを伴い、大量の血が流れ出てきます。さらに、そんなところに異物を入れたとしたら大変です。ほとんどの場合、拒絶反応が起きて、異物を体外に押し出そうという働きが起きます。ちょうど、指に棘を刺したときのように、周囲が炎症を起こし、皮膚を塞いで異物を体外に排出しようとします。 このようにインプラントは、まったくこのままのことを実行しています。ある生理学者は、インプラントを指して「骨に刺さった棘」と表現していますが、まさにそのとおりなのです。・・・ ・・・インプラントの長所として、寿命が長いことが喧伝されていますが、決してそんな報告はありません。 そもそも、インプラントはがっちり骨に打ち込んであるので、まったく動かない歯です。本来ならば、歯には歯根膜があり、少し動くことによって噛み合う力を緩衝しているのですが、インプラントのような、言わば構造の違う歯があることによって、周囲の歯との協調が得られません。そのために、口の中のバランスが大きく乱れ、周囲の歯の寿命が縮められてしまうのです。 インプラントに不具合が生じ、新たに入れ歯を作るには、インプラントを抜かなくてはなりませんが、そのためには骨を割るような大がかりな手術をしなくてはなりません。 しかし、通常インプラントをしている患者さんは高齢で、そのうえ糖尿病や高血圧症などの生活習慣病、全身疾患を抱えていることが少なくありません。そうした患者さんにインプラントを抜く手術を施すことは危険な場合が多いのです。 気軽にインプラントをしたせいで、失わなくてもすんだかもしれない歯を失い、最後には入れ歯を入れることすらできなくなることも多いのです。・・・ ・・・もともとインプラントは、大きな怪我や癌などの手術によって目や鼻、耳などを失った場合に、その周囲の骨に金属を打ち込んで、人工の目や鼻をマグネットで取り付けるものです。こうした手術を受ければ、顔面の形態を回復して社会生活への復帰がしやすくなります。インプラントは、言わばリハビリテーション医学のためのもので、このような場合にインプラントを用いるのは、患者さんにとって大きな福音となることでしょう。・・・ ・・・ものを噛むたびに繰り返し力のかかる歯に、そのまま転用するには無理があります。天然の歯には歯根膜があり、歯に加わる力をやわらげる作用がありますが、顎の骨に直接打ち込むインプラントにはこうした作用は望めません。ものを噛むたびに、力の衝撃がダイレクトに骨に伝わり、他の歯との噛み合わせバランスが取れません。そもそも、インプラントが打ち込めるほど丈夫な骨があれば、入れ歯が作りやすい状態でもあります。 しかし、インプラントがダメになったあとは骨の状態も悪く、入れ歯を入れるのもむずかしくなり、悲惨な結果を招きます。・・・   いずれにしても、私自身や家族の口の中に入れる気はしない。自分にしない治療法を患者さんにすることもありえない。」と著者の歯科医林晋哉氏は述べています。 このようなことを知ると、安易にインプラントを普段の治療に取り入れるべきものでないのでしょう。不都合な状態にならないように、セカンドオピニオンを求めるなりして選択して行きたいですね。   (参)いい歯医者悪い歯医者

[ブログ]2021.02.12

小麦粉の取り過ぎに注意しましょう。その添加物にも意識して摂取しましょう。

今回、浜松市が宇都宮市を抑えて、2年ぶりに餃子購入額日本一になりました。 特に、最近はコロナ怖い病でステイホームやテレワークで外出を抑えられ、家で手軽にとれるものがブームになっています。カップ麺、冷凍食品、パン類などです。その一つに餃子も入ります。 実は、私も餃子が好きです。学生の時には、ホワイト餃子にはまっていました。 数年前まで金沢の第七餃子からよく取り寄せて楽しんでいました。近年は、その聖地である野田市や近くの日高市の「餃子のはながさ」や相模原市の「ギョウザの萬金」に行ったり、取り寄せていました。 しかし、栄養学を深めて来て、その頻度は低下しました。それは、美味しすぎて食べ過ぎて太るからです。当然ですね。それと、餃子の皮の小麦粉の問題を気にし始めたからです。
実は、日本の小麦粉の90%近くは輸入です。加工品のほとんどが外国産です。チェーン店のうどん、ラーメン、パン、パスタ等の原料のほとんどが該当します。 そして、その小麦粉には必ずといってグリホサートという除草剤が検出されています。このグリホサートは、体内に入ると腸内細菌のバランスに悪影響を及ぼします。善玉菌が減って、悪玉菌が優位になり、免疫力を低下させます。 商品名では「ラウンドアップ」として販売量が増加の一途をたどっていますが、めん、ぱん、パスタ、菓子類などと姿を変えて私たちの体を蝕んでいます。それは、子供たちの発達障害や精神疾患やがん、生活習慣病等です。今回のコロナウイルスの重症化や死亡にも関与しているようです。さらに、ラウンドアップには主成分のグリホサート以外にもさまざまな添加物が含まれていて、これらが体内への浸透度を高めたり、毒性を増す役割を果たしています。 現在、グリホサートの長期使用でがんを発症したとして、開発者のモンサント社とそれを引き継ぐバイエル社を相手に損害賠償を求める裁判が相次いでいます。 それを受けて、ヨーロッパ各国やロシア、アジア各国ではグリホサートの輸入禁止を決めています。 一方、日本は2017年アメリカの要請で、輸入農作物中のグリホサートの残留基準値が大幅に緩和されて、国際基準の最大値の30ppmまで引き上げられました。 農林水産省の調査では、カナダ産の輸入小麦のほぼ全て、アメリカ産の9割以上に、グリホサートが検出されることが明らかになっています。 ですから、安易に安いからと、手軽なカップ麺、菓子パン、ラーメン等に飛びつかないようにしましょう。必ず、国産小麦使用を確認して、安全性を確かめましょう。 それでも、少なからず農薬の害はあります。その時には、次の手段として、農薬等の添加物の害を軽減できるグッズが各種ありますので、それらを使っていきましょう。 ラーメン、パスタ、うどんやパンは美味しいのは確かです。しかし、地球を汚さないようにしたい思いと同様に、自身の体を労わって、体内を汚す食品を安易に取り込まないように、少しでも学んでいきましょう。   (参)食物養生大全、ウイルスにおびえない暮らし方

[コラム/]2021.02.10

糖尿病に大きく関わる”ビタミンK2”という栄養素の大切さ

糖尿病発症のカギの一つは、体内でビタミンK2が十分に作られるかどうかにあるといえます。このビタミンK2は知れば知るほど大切なものだと理解出来ます。 ビタミンKには、大別して2種類あります。うちK1は植物油の他、野菜や海藻など植物全般に含まれていて、もう一つのK2は微生物によって作られるビタミンです。腸内細菌や動物の各種の組織では、ビタミンK1からビタミンK2を作ることが出来ます。ちにみにビタミンK2は、納豆や動物の肉類、卵、チーズなどの乳製品に多く含まれます。
さて、ビタミンK2は、骨髄の骨芽細胞で分泌されるオステオカルシンを活性化します。活性化されたオステオカルシンの働きは、糖尿病だけでなく全身の健康におよびます。 代表的な働きは、骨化を促し骨を強くします。脳の機能維持や精巣機能、すい臓からのインスリン分泌、腸管からのインクレチン(インスリン分泌を促す)分泌、脂肪細胞から糖の取り込みを促すアディポネクチンの生産・分泌等、幅広く役立っているのです。 ところが、このビタミンK2は水素添加大豆油(トランス脂肪酸)やキャノーラ油、オリーブ油、さらにコレステロールを下げる薬剤であるスタチン系やワーファリンなどによって働きを阻害されます。それによって、骨粗しょう症が進んだり、行動異常を起こしたり、糖尿病を引き起こしたりします。 さらに、ビタミンK2が抑制されると、マトリックスGlaタンパクの活性を阻害するので、動脈硬化や腎臓の石灰化を促進させます。このマトリックスGlaタンパクは血管に存在し、動脈や腎臓でカルシウムの沈着・石灰化を防ぐ働きをしているのです。それが植物油によって阻害されて、動脈硬化による合併症を増やし、総死亡率を上げるのです。
以上、ビタミンK2の重要さですが、納豆やある程度の肉・卵の摂取は大事ですが、あえてチーズなどの乳製品は逆に骨折率を増加させるので取らないでいましょう。 また、ビタミンK2の働きを阻害するリノール酸の多い植物油(大豆油、紅花油など)を取っていては糖尿病の改善にならないので控えて行きましょう。 さらに、コレステロールが高いからと安易に服用しているスタチン系の抗コレステロール低下薬は、よく相談してやめて行けたらよいかと思います。   (参)糖尿病は、体にいいはずの油が原因だった、「薬のやめ方事典」

[栄養]2021.02.08

ウイルス・微生物は決して悪くはありません。すべてを蘇生します。

今コロナ、コロナでウイルスをひどく悪者扱いにしています。マスクはただの飛沫を抑えるだけで、むしろ重症化しやすい状況を作っています。 このような中で、河合勝先生の「微生物はすべてを蘇生する!」(2017年4月)をふと取り出して読んでみたら、今の新型コロナウイルス等の災いに関することも記載されていたので、ご紹介します。真理の話はとても奥深く、理解力を要しますが、このような世界を知っておいて頂きたいと思いご紹介します。
・・・人間はバクテリアをバイ菌であるとしてこれを殺傷しています。殺す者は殺されます。ウイルスやバクテリアの人類への逆襲が始まりました。自然破壊の現場や、金々、物々、自分さえ良ければの金儲け社会には破滅型のウイルスが大量に発生しているのです。 農業の世界にもウイルス病が発生していますが、そのことが理解されず放置されていることが多いのです。 トマトのハウスには、シルバーリーフ病が日本全国に広がっています。シラミの発生ですが、後にウイルスがついていますから、今その対策がないのです。パパイヤの葉が白くなり、パパイヤが稔らない、バナナは腐る病気がフィリピンで発生し、東南アジアに拡がっています。家畜のインフルエンザはあちらこちらに発生しています。 日本でも人間にウイルス病が流行しています。これは全地球規模で拡がっています。今の医学では病気の原因も対策も分かりませんから、国の行政機関は黙して語らずの状況となっています。自然界でウイルスを滅菌できるものが存在しています。 蜂の巣箱の周りのプロポリスと月桃ほかです。これによりC型肝炎のウイルスと鶏舎のインフルエンザウイルスが解消しました。トマトのシルバーリーフ病も治まりました。・・・自然界にはすべての問題を解決するものが与えられているのです。 自然は克服するものではなくて、共存共生、融和するものです。西洋的な考え方は対立、闘争、人間中心主義です。自然と調和してゆくのが、21世紀の生き方です。 いまウイルス病でサーズは治療法がありません。しかし、サーズの人に薬草発酵液を引用してもらうと、サーズは治ります。なぜなら発酵液のバクテリアがサーズの人のウイルスへ語りかけます。「バクテリアの味方が作った液体だよ」するとサーズのウイルスはそのことを理解して、「分かった、ウイルスの毒を出さない」ということになるのです。・・・   実は、微生物こそ宇宙と自然の創り主なのです。人体は約8000兆の微生物の集合体です。細胞が人間の自分勝手を真似ると、隣の細胞を食べて自分だけが大きくなり、他の細胞が死んでいく。これもまたガン細胞です。 60億の細胞が心を一つにして働いています。8000兆の微生物も心を一つにして働いています。微生物は人の心を100%読んでいます。微生物は宇宙空間、空気、水、土壌、どこにでも遍満しています。 すべては微生物の集合体なのです。微生物の社会のルールは共存共生、助け合い、分かち合い、そして争いません。これが自然界のルールです。人間だけが必要がないのに争います。自分だけが分離して、個人の存在だと錯覚しているのです。・・・
数百億種類以上、いやそれ以上の種類がある微生物、ウイルスの役目を理解するならば、無意味な行動や消毒が、さらなる不都合な社会に突き進むことを理解できることでしょう。 逆に、微生物、ウイルスとうまく付き合うことで、災いに満ちた地球を救うことができます。このような技術はこれから学んで行きたいと思いますが、まずは自然界に生かされているということをよく理解して、謙虚さと感謝ですごして行きたいと思っています。   (参)微生物はすべてを蘇生する!

糖尿病は体にいいはずの油が原因だった!

糖尿病は現代医学では「インスリンが十分に働かないために、血液中を流れるブドウ糖という糖(血糖)が増えてしまう病気」としていて、血糖を下げてコントロールすることが主な治療法になります。 そして、糖尿病の食事指導は血糖値を上げない糖質・炭水化物の摂り過ぎをコントロールすることが中心になっています。 ところが、熱心に行う特定保健指導によって、糖尿病の指標の一つであるHba1c(1~2カ月の平均血糖値の目安とされている)の値が指導を受けていない人よりも2.49倍も悪化(上昇)があったのです。 それどころか、積極的に進められる生活習慣指導の結果においても、有名な福岡県久山町のみならず、かえって糖尿病が増えてしまったのです。 では、その原因は糖質過多にあったのでしょうか。同時に、コントロールを下げるために動物性脂質を減らして、植物性脂質を摂るよう指導した内容にあったのでしょうか。 先の久山町で糖尿病患者が全国平均よりも多くなった原因は、植物性脂質が多かったことが関連づけられたのでした。久山町のみならず全国での糖尿病の増加と植物油脂の摂取増との関係が明らかになりました。 海外に目を転じると、カナダではキャノーラ油を代表とする植物脂質に多い不飽和脂肪酸の著しい増加が糖尿病の増加に関与していたのです。
さて、私たち人間のシステムでは、余った糖質、タンパク質、脂質の3大栄養素はどれもインスリン抵抗性を起こしうるのです。余った栄養素からは貯蔵するために脂肪に変換され、皮下や腸間膜、筋肉細胞間の脂肪細胞に詰め込まれるのです。ブドウ糖を細胞に取り込み脂肪の合成をするのはインスリンですが、脂肪細胞が満杯でアディポネクチン(脂肪を合成し貯蔵を促すホルモン)が出せない状態では、インスリンといえども本来の役割を果たすことができずにインスリン抵抗性が生じるのです。 そして、国、糖尿病学会の食事療法では糖尿病が治るどころか急増しているのです。 日本糖尿病学会の指導内容は「飽和脂肪酸やコレステロールの摂取を控える」というものですが、飽和脂肪酸(動物性脂肪に多い)もコレステロールも、冠動脈心疾患など、動脈硬化が招く疾患の原因にはならないのです。飽和脂肪酸やコレステロールの摂取が少ないほど、動脈硬化による心臓・脳の疾患リスクが減るというエビデンスはどこを探しても見当たらないのです。それどころか、これらコレステロールや動物性脂肪は脳卒中を防ぐ防御因子なのです。
野菜は体に良いイメージがあり、実際そうですが、油に関しては当てはまりません。 実は、キャノーラ油をネズミに与えると、糖尿病を発症させるだけでなく、寿命を縮める作用があります。同様に、マーガリンやホイップクリームで問題のトランス脂肪酸もインスリン抵抗性を増し、さらに寿命を縮めてしまいます。 また、健康に良いイメージのあるオリーブ油もインスリン抵抗性を増すどころか脳卒中を促進し、寿命を縮めます。それどころか、発がんも促進します。但し、主成分のオレイン酸ではなく、まだ解明されていない微量成分が働いているとされています。 安価だということでバターやラードに取って代わったパーム油もインスリン抵抗性を増し、糖尿病を悪化させるどころか、がんを増やします。 ちなみに、人気の高いココナッツ油に多く含まれている中鎖脂肪酸、私も以前は良いと思ってコーヒーに乗せて飲んでいた時期がありました。このココナッツ油は、キャノーラ油と同様に環境ホルモンのように働いて、前立腺がんを増やしてしまいます。 以上のように、植物性油脂は健康に良いどころか、糖尿病や合併症予防のためには摂ってはいけないのです。 では、どのような脂質を摂ったら良いのでしょうか。以下にまとめます。 ・飽和脂肪酸に富む動物性脂肪であるバター、ラード等を肥満にならない範囲で調理に取り入れる。 ・オメガ3系のα-リノレン酸が多いしそ油・えごま油・亜麻仁油、そしてEPA・DHAが多い魚油などを、できるだけ多く食生活に取り入れる。   「たかが油、されど油」、糖質よりも油の質が糖尿病のカギを握っていたのです。安易にとらずに選択して使って行きたいですね。   (参)糖尿病は、体にいいはずの油が原因だった

[]2021.02.03