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幹細胞培養上清液は面白い

先月のあるイベントで、女性企業家100億円プロジェクトを推進している株式会社アジアビジネストラスト代表取締役CEOの道端泰代さんと知り合い、その縁で再生医療の幹細胞培養上清液を取り扱うことになりました。

この幹細胞培養上清液は、ヒトから採取された幹細胞を培養する際に使用した培養液だけを抽出し、遠心分離させて滅菌処理等を施した上澄み溶液のことです。

この上清液の中には、幹細胞から分泌された様々な生理活性物質であるサイトカインや増殖因子、免疫調整因子、エクソソームなどの成分が豊富に含まれています。そのため、老化などにより衰えた細胞の回復を後押しして、健康や美容に対する効果が期待できます。

現在、幹細胞治療においてはして、様々な疾患に対して研究が進められています。アルツハイマー型認知症、脳梗塞、関節リウマチ、アレルギー疾患等です。

ただ、再生医療においては、自家細胞を使った自家移植と、他家細胞を使った他家移植があり、自家移植での拒絶反応はないですが、移植するまで待たされることと、本人が40歳を超えていたり、病気だと健康状態に影響されて幹細胞の能力も低くなりがちです。一方、他家移植では、若くて健康な細胞を必要な時にすぐに使用できますが、骨髄間葉系幹細胞は大丈夫なのですが、一般では免疫拒絶反応に注意しなければなりません。

そして、幹細胞治療はまだ初期の段階にあり、かなり高額になります。例えば、日本初の他家間葉系幹細胞医療製薬であるJCRファーマ株式会社の「テムセルHS注」は、成人の標準的用法でおよそ1400万円になります。また、札幌医科大学附属病院で行われている自家由来の骨髄幹細胞を用いた治療ではおよそ3000万円を超えると言います。

ですから、他家由来の幹細胞培養上清液を使うことで、いつでも利用でき、副反応はほぼなく、格段安い価格で使用できるので、多くのエビデンスが集積されて来ています。特に、国際幹細胞普及機構の骨髄幹細胞の上清液を用いた症例では、末期がんやパーキンソン病患者の方々への有効性や万能性が証明されています。

そして、注射での投与以外に、単に塗布したり、エアガンで導入したり、光音響バイオ機器などによって導入できるので、医師以外の方の施術にも応用ができます。ご希望の方には、機器をご紹介します。

特に、点眼や点鼻による吸収も優れているので、様々なお悩みに対応していければと思っています。

来年は、体験会なども開催して行きたいと思っています。

また、ご縁を頂いた方々には、この1年間、本当にありがとうございました。

これからも、よろしくお願い申し上げます。

[ブログ/健康法]2023.12.30