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断食(ファスティング)

断食(ファスティング)はオイル交換?~デトックスによる脂肪燃焼

今回は、尊敬する栄養学の恩師、山田豊文先生の「脳と体が若くなる断食力」から断食(ファスティング)の効果をご紹介させて頂きます。 断食をすると体重は確実に減少しますが、これはあくまで附随的なことです。 断食の最大の意義は、体内リセットとデトックスにより、心身のさまざまな能力をステップアップすることにあります。 体を休め、修復という作業をメインに行うので、極めて理にかなった本質的かつ健康的な減量法になるわけです。 この時に、脂肪燃焼も行われ、このことが最大のデトックス効果をもたらすのです。
現代、高脂肪・高タンパク質と称される欧米型の食事により、胃腸を始め、肝臓、すい臓、腎臓などの私たちの臓器は過剰労働を強いられています。 食事と共に、正常な代謝を妨げる化学物質、重金属、薬物などの有害物質が、想像もつかないほど取り込まれ、解毒システムが追い付かないほどのところまで来ていると言えます。その解毒の中心の肝臓では、アルコールのみならず、食物の消化を助ける胆汁酸の生成や、血液中のブドウ糖をグリコーゲンとして貯蔵、コレステロールの生合成、さらには薬や食品添加物、重金属といった有害物質の解毒に働いています。その肝臓に、私たちの毎日の間違った食生活で、大きな負担を掛け続けているのです。 また現代人の食生活は、トランス脂肪酸まみれであることに加え、リノール酸・アラキドン酸等のオメガ6の過多で、α-リノレン酸・EPA・DHAといったオメガ3の過少の傾向が強く、結果、私たちの体内では炎症性や血栓性が異常に亢進しているのです。 さらに、有害物質は脂肪に蓄積しやすく、神経系、免疫系、内分泌系などに計り知れないほどの悪影響を及ぼしています。 ですから、断食で脂肪の燃焼を促すことは、有害物質と脂肪を切り離し、体外にどんどん排出することになります。同時に、組織の修復が進めば、脂肪に溜まったトランス脂肪酸も含めた有害物質を遊離して体外に排出しやすくすることはもちろんのこと、過剰に蓄積したオメガ6を一掃することで、極端に開いてしまったオメガ3との比率を戻すのにも役立つでしょう。その上で、オメガ3の豊富な食事を通じて油の入れ替えを行えばよろしいでしょう。これはまさしく、断食によるオイル交換ということになるでしょう。 断食を終えて食生活を正しく戻していければ、細胞の生体膜の柔軟性が復活し、体内の炎症性や血栓性が正常になり、現代人に生じているさまざまな生活習慣病を解決に導いていくことになるのです。   (参)脳と体が若くなる断食力

年始の酵素断食(ファスティング)で体内のお掃除をしよう。

断食は、全身の細胞の汚れを大掃除して、元気な細胞に生まれ変わらせてくれる唯一の方法です。フランスでは断食を「メスのいらない手術」と呼んでいて、病気の治療としても高く評価されています。

酵素を用いた断食のさまざまな効能により、病気の予防や改善に大きな効果があります。 ・潜在酵素が温存される ・腸をはじめ、内臓を休ませることができる ・腸内がきれいになる ・血液がきれいになり、血流がよくなる ・免疫力が上がる ・体に溜まった毒素が排泄される ・体のコリや痛みが取れる ・呼吸器、循環器の働きがよくなる ・眠りが深くなり、目覚めがよくなる 具合が悪い時こそ、断食(ファスティング)が効果的です。 具合が悪いからと、すぐに薬に頼ると、自らの治癒力(自然治癒力)を低下させるばかりか、さらに体内環境を悪くします。 無理して栄養を摂ろうとするよりも、食べないで安静にしていることが健康を取り戻す本来の方法です。 消化には膨大なエネルギーが必要で、フルマラソンに匹敵するほどと言われています。 消化器官に負担をかけなければ、体内酵素も体を回復させるほうへ力が発揮されます。 年末年始の食べ過ぎ、飲み過ぎによる体調改善のために、ぜひ酵素断食(ファスティング)をして見ましょう。 次回は、第4回ファスティングとして、1月20日(月)~22日(水)の3日間行います。 ぜひ、一緒に体験してみませんか?

植物エキス醗酵飲料を利用しよう!

昨今、ファスティングはさまざまな分野で取り入れられていますが、断食と言うように単に水分のみの難易度の高いものではなく、消化に余計なエネルギーを使わずに無理のない植物エキス醗酵飲料を使いながらのファスティングが流行っています。 ですから、日数も3日から1週間程度の短期間で、体内環境のデトックスのような位置づけになるでしょう。 その時用いる植物エキス醗酵飲料について特徴をお伝えします。 そもそも植物エキス醗酵飲料は、植物の自然抽出エキスを自然醗酵させたもので、植物酵素や自然界に存在する醗酵微生物が関与したものです。食物酵素の働きを最大限に引き出し、その働きを体内生成酵素に無駄なく伝え活性化させるものになります。
【特徴1】すでに消化済みの、クリーンな食べ物であること 食欲がない人や病気でものが食べられない人、消化の弱い人でもすぐにクリーンな形で吸収が出来て、生きる活力が得られます。 消化済みの醗酵飲料のため、消化に負担を生じることがなく、身体を休養させながら栄養を取り入れることが出来ます。休むことの出来た各臓器は、それだけデトックスなどの疲労回復の時間を持てることになります。 こうしたことは、生命活動を司る身体の「酵素群」の無駄な消耗を避け、むしろこれらの「酵素群」の体内生成を栄養面でバックアップすることにもなります。 ちなみに、消化済みの植物エキス醗酵飲料の成分構成としては、生命維持に必要な「クリーンエネルギー(ブドウ糖、果糖)」、その他「オリゴ糖」、新陳代謝に必要な「ビタミン、ミネラル」、「アミノ酸」、乳酸・酢酸などの「有機酸」、そして抗酸化などの生理活性作用を示す「微量成分」などからなっています。 【特徴2】微生物コントロールが可能な液質であること 植物エキス醗酵飲料は、良質な有機酸を含む酸性液質のため、比較的アルカリ側にある悪玉菌には住みにくい条件を与え、善玉菌である腸内有用菌にとっては、良好な生育条件を提供することになります。 また、体内の不要物・汚染物質などが自然のサイクルで排出され、腸内微生物の良好なバランスが整うことは、生命の源泉を吸い上げる「人間の根」=「腸」本来の自然な生活リズムを守ることにつながります。 ちなみに、植物エキス醗酵飲料は腸内の悪玉菌の抑制だけでなく、胃に住み着く「ピロリ菌」の抑制力も持っています。 【特徴3】微量成分としての生理活性物質が体内環境を整えること 植物エキス醗酵飲料は、動物性の脂肪やタンパク質を含まず、逆に生理活性物質としての微量成分が多いことから、血液を汚しがちな現代人のアンバランスな食生活をフォローします。 また、身体をサビつかせる活性酸素を除去する「抗酸化能力」があり、免疫力を一定に保つ働きと密接な関係性をもっています。 また、醗酵微生物の生成物質や菌体成分(β-グルカンなど)が、免疫系を刺激し、免疫力を一定に保つ働きがあります。 このようなさまざまな植物エキス由来の微量成分や醗酵微生物由来の微量成分が、腸内環境や体内環境をより良い方向に整えていくことに大いに貢献しています。 以上のような特徴を持つ「植物エキス醗酵飲料」をうまく利用しながら、体内環境の改善のため、また心身の健康のために、ぜひファスティングに取り組んでみましょう。

空腹を楽しめ!メスの要らない手術である断食で真の健康を!

「腸管造血」「血球可逆分化」の現象を発見し、50年以上も前に「万能細胞」の現象を観察・発表されていた森下敬一博士は「がんを治すポイントは食事にあり」と断言しています。 ガンは「全身の汚れ・毒を引き受け」て「浄化装置」として発生したものであるとし、体内環境の浄化に努めることでガンを治療しています。 その浄化法の一つに、今回お伝えする「断食(ファスティング)」があります。
「断食は哲学の門」といわれていて、断食はすでに古代から多くの宗教家や哲学者が取り入れていて、健康のみならず、悟りを得る手段として不可欠なものなのです。 断食や小食を初めて治療法として採用したのは、哲学者のアスクリパイヤデスとされています。古代ギリシアの歴史家ヘロドトスは「エジプト人の健康と若さのもとは、月に3日間の断食を行うことにある。それゆえエジプト人は、世界のなかで一番健康である」と述べています。 また、イエス・キリストは「病気は祈りと断食で治しなさい」と述べ、古代ギリシアの哲学者・数学者であるピタゴラスは「人の病気は過食からくる。なるべく少なく食べよ。しからば汝の体も丈夫になり、精神も立派になって、病気の神も汝をどうすることもできなくなる」と述べています。ピタゴラスは、計画的に40日間の断食を行っていますし、ソクラテスやプラトンも10日間の断食を行っていて、断食を行うことによって、知的なひらめきが飛躍的にするどくなると指摘しています。 「ヒポクラテスの誓い」で有名な古代ギリシアの医師ヒポクラテスは「もともと人間は病気を治す力を備えている。医者はその力が十分発揮できるよう、手を貸してやるだけでよい。もし、肉体の大掃除がされないまま、食べられるだけ食べると、その分だけ体の害になる。病人にあまり食べさせると、病気のほうまで養っていくことになる。すべて、度を越すということは、自然に反することだ。」と述べています。
現代人は、過食により体を壊しています。 「腹八分に病なし。腹十二分に医者足らず」と言われますが、ヨガの沖正弘導師「空腹を楽しめ」「真の健康体は、食べないほど調子が出る」とおっしゃり、さらに「腹八分で医者いらず、腹六分で老いを忘れる、腹四分で仏に近づく」と。ヨガの奥義は「断食は、万病を治す」という教えです。 つまり、自然的生活を取り戻し健康になるのには、「いかに食べるか」以上に「いかに食べないか」というのがとても大切なのです。 すでに、世界各国では治療に断食を積極的に導入していてさまざまな効果を上げています。「”メスの要らない手術”である断食」に世界中の医師・治療家は目覚めています。体毒が原因の万病に、毒であるクスリで対処する現代医療が病気を根本的に治せない事実に気付き、治療現場で断食(ファスティング)を導入して行っているのです。そうしないと医師や病院が生き残れない時代になったのです。
ドイツのことわざに「断食で治らない病気は、他のどんな治療でも治らない」とありますが、断食は万病を治す妙法です。 その断食の目的は、以下のとおりです。 ① 内臓器官の休養:食断ちで消化器や内臓器官を休ませること ② 過剰栄養の排出:体内に脂肪などで蓄積された過剰栄養を排泄すること ③ 毒物・老廃物の排出:化学物質、重金属、医薬品などを排出すること ④ 免疫力の増強:免疫力(白血球等)を飛躍的に増加し強めること ⑤ 自然治癒力の増強:消化吸収エネルギーを回復治癒エネルギーにすること ⑥ 生命力の増強:生体に備わる潜在的な生命力を強めること そして、断食のメカニズムは、以下の三段階です。 ①自己浄化 飲食を体に取り込まなければ、後は排出だけです。身体は体内に溜まった”体毒”の排出に専念できます。つまり、デトックス効果であり、自己浄化です。 ②病巣融解 ”体毒”がもっとも多く溜まっている病巣であるガン腫瘍から最優先で排毒されます。 ③組織再生 断食によりガンなど病巣が融解した後は、新たな細胞、組織が再生してきます。 ミトコンドリアを活性化してオートファジーが効率的に働いて行くのです。
フランスの医学者カレルは「断食こそが、人体を洗浄し、心身に著しい変化を与えうるものである」と言い、イギリスの医師カーリントンは「病気の根本原因は有害物質であり、それを取り去るには体内の大掃除が必要である。一定期間、食事をとらないようにして内臓を休ませ、有害物質を一掃すれば、病気の根本原因が消失し、やがて治るのである」と述べています。世界の多くの医師が断食を絶賛するのが良くわかりますね。 (参)杏林予防医学研究所アカデミー、「食べない」ひとはなぜ若い?

エドワード・ハウエル博士の酵素栄養学を理解しよう!

「酵素の神様」と言われるエドワード・ハウエル博士(1899~1986)は50年以上も酵素の研究を続け、「酵素栄養学」を1985年に出版しました。 酵素は人間のみならず、あらゆる生物に存在します。人間はもちろん動物も植物もあらゆる生物は酵素なしでは生きられません。 ゆえに、酵素は第9番目の栄養素として、特にタンパク質をはじめ他の8つの栄養素が「資材」なのに対して、酵素のみが「作業員」となります。 ちなみに、他の8つは、(1)タンパク質、(2)炭水化物、(3)脂質、(4)ビタミン、(5)ミネラル、(6)食物繊維、(7)水、(8)ファイトケミカル(抗酸化物質)になります。
さて、酵素は「適応分泌の法則」といい、基質によって出現するものが決まっています。例えば、炭水化物であればアミラーゼ、タンパク質であればトリプシンというように、基質によってそれぞれに適した消化酵素が分泌されます。 また、酵素は毎日遺伝子(DNA)が生産し、その生産量は徐々にですが減っていきます。そのため酵素を無駄遣いすると寿命が短くなります。 そして、ハウエル博士の長年の研究により、人間の体内ですさまじい勢いで化学反応による新陳代謝を促すのに絶対不可欠な物質としての酵素を解明していきました。 ハウエル博士は、酵素には生命力があるとして、酵素のことを「生命の光」と呼ぶほどでした。 酵素を唯一「生命のある栄養素」と見なし、酵素以外の栄養素を「資材」に例えました。さらに、「1日の生産量が一定」であることを発見しました。 体内には酵素の量は、消化に使われる酵素は24種類、代謝に使われる酵素は約2万種類もあります。 人間の酵素量は、悪しき生活習慣などで無駄遣いをしなければ、一生分あるとされています。 ちなみに、古代バビロニア人の平均寿命は180~200歳と解明されていて、日本の縄文人も超長寿だったと言われています。それは、ローフード(生食)、プラントフード(菜食果食)、ホールフード(全体食)の特徴を持っていたためで、まさに酵素たっぷりの食事になります。
さて、「酵素は1日に一定量しか産生されない」と言いましたが、その酵素の生産はほぼ夜間、眠っている間だけです。ですから、夜しっかりと睡眠をとらなければ、次の日の活動が鈍ります。 また、加齢とともに毎日わずかに酵素の生産量が減少していくことが老化ということになります。 酵素は、おおまかに「消化酵素」「代謝酵素」に大別できますが、消化が円満に行くと代謝はスムーズに行きます。しかし、消化が悪いと代謝がおろそかになります。 ちなみに、1食しっかり食べると消化と代謝でフルマラソンを走るのに相当するエネルギーが消費されると言われています。 健康のためには、酵素たっぷりの食生活を心がけることが大切で、そのことにより代謝酵素を温存することになります。 不健康の一面は、酵素が消化エネルギーにより多く費やされてしまうことです。 具体的には、過食や夜遅い食事、加熱食、高GI食、糖化した食事、添加物の多い加工品等になります。 ですから、消化酵素の無駄遣いにも気を使って過ごして行きましょう。 さまざまな病気が酵素の活動低下が影響しています。もし病気があれば、健康を回復するために代謝酵素がしっかり働けるよう、消化に負担を掛けないようにしましょう。 「元気をつけるために無理をしても食べたほうが良い」と思わないでください。 動物を見れば、体調が悪い時には何も食べずにじっとしています。食べ物を口に入れずに、ファスティング(断食)することで消化酵素を温存させ、代謝酵素の働きを取り戻す術を本能的に知っているのです。 私たちも動物の自然の摂理に即した生き方に学んでみましょう。 (参)食物養生大全