栄養療法であるオーソモレキュラー療法の創始者の一人であるエブラム・ホッファー医師は、がん患者さんへの栄養療法で驚くほど平均生存期間を延ばしました。その処方は、βカロチン、ビタミンB群、ビタミンC、E、セレン、亜鉛でした。
今回は、日本初の栄養療法専門クリニックである新宿溝口クリニックを開設した溝口徹医師 の「がんになったら肉を食べなさい 」から、がんに負けないための栄養素をご紹介させて頂きます。
しっかりしたカロリー
脂質やタンパク質の機能は、カロリーが十分に存在しているということが前提条件になります。カロリー不足では、大切なタンパク質や脂質がカロリー源として燃やされて消費されてしまい、炎症を抑えたり酸素を運んだりする大切な機能が果たせなくなります。
プロテイン(タンパク質)
治療で必要な量は、常に筋肉が細くならないということが目安になります。動物性タンパク質、卵、納豆に多いメチオニンが重要です。
1日の推奨摂取量 20g以上
アミノ酸
がんが進行して消化吸収力が落ちるとタンパク質の吸収率が下がるため、プロテインの代わりにアミノ酸を用いることがあります。筋肉の減少を防ぎ、アルブミンを維持向上させる目的にはBCAAを選択します。また消化管機能低下や抗がん剤や放射線治療による重度のストレス環境下ではグルタミンを用います。グルタミンは、腸管粘膜とリンパ球の活動のエネルギー源です。
1日推奨摂取量 必須アミノ酸8g以上、BCAA6g以上、グルタミン9g以上
ビタミンB群
がんはエネルギー消費が亢進している状態なので、大量のビタミンB群を消費します。
ビタミンB6は細胞増殖抑制作用があり大腸がんの発症を予防しているという報告があります。ビタミンB群はコンプレックスで服用すると脂質に対する抗酸化作用が効果的になります。
ビタミンC
ビタミンCはがん患者さんの身体の中で献身的に素晴らしい作用を行い続けます が、すぐに消費され、血中濃度が下がってしまうという特徴があります。ビタミンCの働きを助け、血中濃度をできるだけ高く保つようにサポートしてくれるαリポ酸 を同時に用いることは有効な方法です。
1日推奨摂取量 高濃度ビタミンC点滴をしていない場合10g以上
ビタミンE・トコトリエノール
トコトリエノールはビタミンEの抗酸化作用をより強力に、しかもがんに対して直接作用を有するように変化させます。
ビタミンD
ビタミンCと並んで主役に抜擢されるほどの栄養素です。 ビタミンDが不足していると様々ながんの発症率が上がることが理解されてきました。しっかり日光を浴びながら散歩するのはお勧めです。
1日推奨摂取量 25-OH-D3として4000IU以上
以下は次回でご紹介します。
EPA(エイコサペンタエン酸)
ヘム鉄
亜鉛
βグルカン・フコイダン
ラクトフェリン
ビタミンA
(参)がんになったら肉を食べなさい
がん細胞は正常細胞の6倍以上のブドウ糖を消費してエネルギーを作っています。身体の中では、大量にブドウ糖を利用してエネルギー産生が行われると、乳酸の産生が亢進 します。つまりがんの腫瘍周辺では、大量の乳酸が産生され、周辺組織が酸性に傾くアシドーシスという状態になります。
アシドーシスは正常細胞にとっては危険な状態であり、正常細胞の活動性を維持することが出来ない環境になります。ところががんはアシドーシスが大好き なのです。がんは、自分で大量の乳酸を作り出し、自分の周辺を自分が存在するために心地よいアシドーシスへ作り変えてしまうのです。
乳酸が作り出されてアシドーシスになりやすいのは、酸素の供給が乏しいときです。酸素を運ぶために必要な鉄分が、十分にヘモグロビンに存在していない貧血のときには、大量に乳酸が作り出されます。
つまり、がんは貧血が大好きなのです。 がんが進行すると、ほとんど全ての患者さんが貧血傾向になり、がんはさらに元気になっていきます。がんは本当に巧妙に、自らが活動しやすい環境に宿主である患者さんの身体を変えていくのです。 体内で作り出された乳酸は、ビタミンB群の働きによって、速やかに処理されています。つまり貧血でビタミンB群不足の人は、がんに好都合の環境です。 ですから、普段から甘いもの(糖質)の過食やお酒の飲み過ぎの方もビタミンB群が不足しがちになるので、注意したいですね。
しかし、がんの治療を専門にしている代替療法の医師の中には、鉄分の補給をひかえるよう指示する方が多くいらっしゃいます。それは鉄が身体の中でがんを刺激するフリーラジカル(活性酸素)を発生する可能性があるためです。しかし、鉄によりフリーラジカルの発生は、鉄剤の注射や大量の無機鉄の服用によって生じます。
鉄をいっぱい含んだレバー、赤みの肉、卵などの食品を食べたりする限りでは、フリーラジカルの発生はありません。ここからもがんの治療中に肉をひかえることは、かえってがんにとって好ましい環境にしてしまうことが理解されると思います。
また、やってはいけないことは、タンパク質に結合していない鉄が体内に増えることなので、鉄剤の注射はやってはいけない治療の代表です。
さてがんと闘うために糖質を減らし、タンパク質はしっかりとり、ビタミン、ミネラルをしっかりとっていくことになりますが、タンパク質源である肉をひかえてしまうと動物性脂肪の摂取が制限されることになります。するとコレステロールを減らすことになります。
コレステロールは大切な役割があり、細胞膜の構成や各種ホルモン、胆汁酸などの材料になります。また、がんに対して素晴らしい効果が確認されているビタミンDが身体で作られるための材料でもあります。薬剤などでもコレステロールを下げすぎないようにしたいものです。
さて、女性は月経が始まってから貧血傾向が進みます。これは、AYA世代のがんの増加を助けてしまうでしょう。また、抗がん剤や放射線治療の標準治療は骨髄に対する抑制作用をもたらし貧血の原因になります。一般的ながん専門医は、貧血がよりがん細胞を活性化することを十分理解していないからです。
普段から栄養に気をつけて貧血にならないようしていきましょう。また、がん治療においては貧血により注意していきましょう。
(参)がんになったら肉を食べなさい
がん細胞は、分裂を繰り返し増殖し転移するために必要なエネルギー源を、血液中のブドウ糖から得ています。がん細胞のブドウ糖消費量は正常細胞の6倍以上 といわれ、がんが身体に存在すると、まさに大量のブドウ糖が血液中から消費されてしまうことになります。そのため多くのがんで、ときに低血糖発作が起こることもあります。
また、糖尿病の場合 、ある種のがんの発症率が高くなることも知られています。つまりがんはブドウ糖が大好きで、血液中にブドウ糖があふれていると、生き生きと活動性が増し仲間を増やすことになります。
そしてがんは、自分が必要なエネルギー源であるブドウ糖を効率よく得るために、身体の組織から血液中へ大量のブドウ糖が供給されるように身体を変化させてしまいます。
正常な状態では、血糖値が低くなってくると肝臓を中心として糖新生 という機能が働き、血糖値が正常だと糖新生が止まります。ところががんがあると、肝臓での糖新生が常にフル回転となり、血液中のブドウ糖濃度である血糖値が正常であっても、肝臓は血液中にブドウ糖を供給し続けるのです。
肝臓における糖新生の材料は、糖源性アミノ酸 です。これは主に筋肉に多く含まれる ため、がんが存在するとその活動のエネルギー源であるブドウ糖を作るために、大量の糖源性アミノ酸が消費されることになります。その結果として、がんの患者さんは、筋肉が痩せてきて手足が細くなり、頬がこけるようになってしまうのです。
がんの食事療法で、肉や卵などの動物性タンパク質をひかえることを指導されることがあります。しかし、もしこの食事指導に従い続けると、食事の多くは糖質となり、血液へのブドウ糖の供給源になってしまいます。そのうえタンパク質が足りなくなるため、糖新生によって使われた筋肉を補うことができず、手足が細くなり力が出なくなったり、免疫低下などの変化を食い止めることができなくなるのです。
また、がんが大きくなるために必要になるのがタンパク質です。がん患者さんでは“ナイトロジェントラップ ”という現象が起こります。ナイトロジェンとは窒素のことで、窒素を含む栄養素はタンパク質です。がんはブドウ糖同様に窒素が大好きで、自分の成長のために大量のタンパク質を取り込んでしまいます。 がんが取り込むタンパク質は全て血液中に含まれているタンパク質で、アルブミンやヘモグロビン、各種酵素、ホルモン等です。特に栄養素を身体中に運ぶアルブミンが足りなくなると、血管からの水分が漏れ出し浮腫がひどくなりますし、身体中へ酸素を運ぶヘモグロビンも重要なものです。
遺伝子の異常を起こしているがん細胞は、もともとの身体にある調節機構を無視して、全くお構いなしに血液中のタンパク質を取り込み、自分を大きくし続けます。すると私たちの身体は、生命活動を維持するために、主に筋肉を犠牲にして血液中にタンパク質を供給し、血液中の重要なタンパク質濃度を保とうとします。
つまり筋肉は、がんが活動に必要なエネルギー源であるブドウ糖を得るために利用され、がんが大きくなるために必要なタンパク質を奪うことで犠牲になるのです。 そして、がんのタンパク質利用量は、人の食事からのタンパク質摂取量とは全く関係がないのです。
がんの治療中は、筋肉が細くならないようにしっかりと食事からのタンパク質摂取量を確保し、場合によってはプロテインやアミノ酸などの補給により、筋肉量を確保することと血液中のアルブミンとヘモグロビンを保つことを優先すべきなのです。
ただしタンパク質源として肉なら何でも良いというのではなく、成長ホルモンや抗生剤の投与の可能性のある牛肉や乳製品はやめて、豚や鳥、魚、大豆などから取って行きたいですね。
(参)がんになったら肉を食べなさい
オーソモレキュラーという言葉は、2度のノーベル賞受賞したライナス・ポーリング博士の造語で、1968年にアメリカの科学雑誌「サイエンス」に発表されたのが最初になります。“ortho”は「整える」、”molecule“は「分子」になり、「人の身体に備わっている分子(栄養素)を至適濃度に保つことによって、生体機能を向上させ、病態改善を図る治療法」となります。
「Man is what he eats.(人の身体は、食べたものからできている。)」という言葉がありますが、「食べ物に気をつけないと病気になったりするから気をつけなさい。」という意味を含んでいます。
オーソモレキュラー療法では、この言葉が表す意味をさらに発展させたものといえるでしょう。
通常では、栄養素は不足にならないようにしていれば十分であると考えられています。これは栄養素の発見が、それぞれの栄養素の欠乏症の治療を目的にしてきた ことによります。そのため、ビタミンB1は脚気にならないために必要十分な量として1日1mgという量が決められ、ビタミンCに関しては壊血病にならず現代社会でも欠乏しない量として1日100mgとなっています。
オーソモレキュラー療法で使用する栄養素の量は、通常の食材から得られる量と比較して、ときに100倍以上になります。そのため「大量ビタミン療法」とか「メガビタミン療法」と表現されることがあります。しかし、この表現は不適切なものであるといえます。ビタミンCによるがん細胞への効果は、高濃度ビタミンC製剤を用いて点滴によって投与しなくては達成できない濃度で初めて得られるものです。一般的な化学では、ある反応が得られる最適な濃度のことを至適濃度と表現し、その濃度が得られる物質量を至適量 と表現します。
オーソモレキュラー療法は、病気を改善させるために必要な至適量の栄養素を用いる治療法であり、メガとか大量という言葉で表現されるものとは異なるのです。
また、オーソモレキュラー療法で用いる栄養素の至適量は、治療対象となる病気によってそれぞれ異なっています。 たとえば、疲労感を改善するために必要なナイアシンの至適量は1日1g程度であり、うつ症状の改善には1日2g、統合失調症の症状改善のためには1日3g程度が必要と、同じ栄養素でも至適量が全く異なるのです。
そしてもう一つ重要な要素が、使用する栄養素の質です。使用量が通常の100倍以上の栄養素を用いることもあるので、質の良さが重要なのです。
原材料が天然素材で質が良いとうたっていても、本当の質については知ることができませんし、量に関しても、計算上の量を表示しているので、実際の含有量が少ない製品もあります。そして、しっかりと効果が得られるサプリメントを作るためには、大変なコストと手間がかかります。含有量を見て、あまりにも割安なサプリメントには注意しましょう。
さて、オーソモレキュラー療法を確立したもう一人の重要な人物にカナダの精神科医エブラム・ホッファー先生 がいます。 先生は、統合失調症に関するナイアシン補充療法 を発表して以来、大学教授の職や学会会長などの立場を全て失うことになりましたが、うつ症状を伴うがん患者を数多く診療されました。先生は、薬をできるだけ使用せず、食事とサプリメントを用いて精神症状の治療をするのですが、それによりがん患者が元気で長生きすることが分りました。そのホッファー先生の長期的な臨床結果は驚くべき成果でした。
がん患者への栄養処方は、通常では食事で補うことが不可能な量なので、サプリメントを使用しています。1日量として、βカロチンは30000IU、ビタミンB群は50~100mg、ビタミンCは12gなどです。ビタミン以外では、セレンと亜鉛のミネラルもあり、先生のレシピでは体内のフリーラジカルを消去する作用が強調されています。
そして、先生のレシピによって治療を受けた患者群と、同じ程度のがんの進行度でオーソモレキュラー療法を受けなかった患者群との平均生存期間は、オーソモレキュラー療法を行った患者群では45カ月で、行わなかった群は2.6カ月と、約20倍の生存期間延長 に成功 しています。 ちなみに、対象は、乳がん、子宮がん、卵巣がん、肺がん、すい臓がんなどで、比較した全てのがんにおいて、著しい生存期間の延長です。 (1978年からの15年間の観察結果なので、現在ではそれぞれ延長しているのでそこは勘案する必要があります)
そして、この効果は一時的な腫瘍の縮小ではなく、生存日数だということです。
このように、栄養療法が標準治療よりはるかに優秀にも関わらず、標準治療に取り組んでいる医師たちがまだまだ無関心なのはとても残念です。
がんの詳しい診断がされるまで、あるいは治療が始まってからでも、このような栄養療法は取り入れて行きたいですね。
(参)分子栄養学講座、がんになったら肉を食べなさい
「がん放置療法」で有名な近藤誠医師がとっているがんの治療法の決め方を「余命3カ月のウソ」からご紹介します。
がん細胞は自分の体の一部。だから敵対視しないで、共生する道を考えてみよう。
がんの成長は、世間で思われているほど速くない。早期がんも進行がんも、今の大きさになるまでに、5年、10年、時には30年もかかっている。だから「治るか治らないか」の運命は、診断の前にほとんど決まっているはずだ。
その運命が、診断後1カ月や2カ月のうちに変わるとは考えにくい。だから、あせらず腰を据えて、治療を受けることが損か得か、受けるとしたらどの治療法にするか、じっくり見極めよう。
がんで死ぬのは自然なことだけれども、治療で死ぬのは不自然で、不条理だ。それに副作用や後遺症のない治療法はないから、治療のデメリットのほうもよく考えよう。
治療が苦しくても、治療後にラクになることが確実なら、治療期間中と直後の時期はがまんしよう。
逆に治療前より日常生活が苦しくなり、それが一生続くなら、本当の意味の治療ではない。手術で胃や食道などの臓器を摘出したら、わずかな例外を除いて、ふつう手術前より苦しくなり、不便が一生続く。従って摘出手術の多くは、治療として失格。また副作用が強い抗がん剤治療も、ずっと続けなければならないなら失格。
本物のがんはほぼ、治療でなく延命が目標になる。しかし人それぞれの本来の寿命がわからないから、治療によって延命したのかどうか、本当のところはわからない。あるかないかわからないのに「延命をもたらす」という治療法に賭けると、人生がめちゃくちゃになる恐れもある。
だから、発想を転換して「日々の生活能力が保たれ、これからの日常をよりラクに過ごすことができる治療」を選ぶ。それは結果的に、延命の可能性につながるだろう。
例えば手術と、臓器を残せる放射線治療がある場合は、放射線を選ぶ。がん切除手術はほとんど役に立たず、手術以外の治療法で十分という例が少なくない。例えば、子宮頸がん、食道がん、膀胱がんの進行がん、前立腺がんなどは放射線治療をやってみて、手術を考えるのは、その結果を見てからで十分だと思う。手術をするにしても、臓器を全部取るのではなくて縮小手術でよい場合がある。例えば、乳房温存療法など。日本では、がんの転移や再発予防と称してリンパ節の廓清を非常に広い範囲に行うが、世界的にはその意味が認められていない。切除するにしても、もっとずっと狭い範囲でよく、リンパ節の廓清も必要ないことが多いから慎重に。
医師に「この手術には1%の可能性がある」と言われたら、100%助からないと考える。まれに生きる人がいても、それは手術をしたからではなく、何もしなくても同じだった。1%と言われた場合、手術で助かったり、いい結果が出る可能性はゼロ。
巨大図書館、書籍・雑誌・新聞、ネットなど、あらゆる情報源にあたり、治療成績や生存率のデータも調べて、判断の材料をできるだけ豊富にしよう。
以上ですが、がんの成長は世間で思われているほど速くないので、3大療法を勧められてもすぐに取り入れずに、放置療法が良いということですが、ただ様子を見るよりは、治療成績がよく、安心、安全な方法があれば、それを取り入れる機会があります。
その一つは、治療成績は抜群で、アメリカのガン学会に呼ばれてライフアチーブメント賞を受賞したプラズマ療法 になります。あまりにも斬新すぎるだけに、まだ正規に医療に組み入れられていませんが、多くの医師も取り入れてすばらしい成績をだしているものですから、がんのファーストチョイスになると思います。また、がん活性消滅療法(CEAT) も同様で、これはがんに特化しているだけに、こちらの方が適していると思います。ですから、医師でない方の施術の場合は、CEATの医師との連携をお勧めします。また、しっかりと栄養をとっていくこともとても大切です。分子栄養学 などを理解されている医師の指導を仰ぐのも良いでしょう。 ただし必要なときには、必要最小限の抗がん剤や放射線治療、手術もあり得ます。
とにかく、近藤誠先生の放置療法を選んだのであれば、栄養を考えながらCEATかプラズマ療法を取り入れて行くのが優れているように思います。
(参)「余命3カ月」のウソ、「増え続けるがん、がん特有の周波数の有無を調べれば誤診は解消する」
南アルプスのふもと、中央構造線上にゼロ磁場、パワースポットで有名な分杭峠があります。
なぜ分杭峠がゼロ磁場、パワースポットと呼ばれるのかというと、この場所が日本最大、最長の巨大断層地帯である中央構造線の真上にあり、2つの地層がぶつかり合っているという理由から、エネルギーが凝縮している理由によります。
そこから、癒しの気が出ているということで、春から秋にかけて、多くの人がこの山奥の林の中に、癒しを求めてやって来ます。
聞けば、がんや難病の方の湯治場の様になっているようですが、確かに緑豊かな森林の中でゆったり過ごすことは、これらの方には有益でしょう。
森林の多い場は、都会のプラスイオン優位な環境と違って、マイナスイオン が豊富です。このマイナスイオンは、自律神経のバランスを整え、抗酸化力を発揮し、血管をしなやかにし、アンチエイジングにすぐれていて空気のビタミンと呼ばれています。
さらに、森林浴はフィトンチッド と言われる癒しの効果があります。
そして、標高1400メートルを超える所では、低気圧となり、都会の交感神経系優位から副交感神経系優位 にしてくれます。免疫は高まり、血行が良くなり、血圧も下がります。
また、電磁波フリーの環境 は、家電に囲まれてプラスイオン優位な環境から解き放してくれます。
さらに、自然から地の気を供給 できます。グランディング、アーシングになるでしょう。
同様に、山の森林浴やハイキングなどは、これらの幾つもの恩恵を得ることができ、健康増進に役立ちますので、時に密を避けて、自然界の中に飛び出してみませんか。
さて、今回このパワースポットである分杭峠の南側に大鹿村という山村があります。
その大鹿村山奥に、ふりだし塾を主催していて、ほぼ自給自足で暮らすげたさんという仙人のような方がいます。
げたさんの住居は、パワースポット、ゼロ磁場で有名な分杭峠を有する中央構造線上にあり、自身でこの山奥を切り開き、2つの八角堂を建てています。
このような小さなコミュニティーに、今回プラズマパルサーを導入するお手伝いをさせて頂きました。
げたさんのご家族やコミュニティーの皆様のみならず、パワースポット目指して来られる方々にも、エネルギーチャージできる真のパワースポットになることでしょう。
今後のご発展を楽しみにしています。
がんは、精製された糖、低体温、電磁波、マイナス感情やトラウマ・カルマと運動不足の5つへの対策が大切だと考えています。
今回は、リオルダンクリニック通信のリオルダンクリニックフェローの増田陽子医師による連載記事から運動の必要性について分かりやすくまとめられていたので、それをご紹介します。
●座りがちな生活は第2の喫煙
・・・運動をすることで、まず気持ちが晴れます。積極的で活動的な気分になり、自尊心も高まります。 これは単なる気のせいではなく、実際科学的に証明されていることなのですが、その理由としては、運動はさまざまな神経伝達物質の分泌に測定可能なほど影響を与えるので、このような効果があると考えられています。もちろん同じ理由で、認知機能の低下やアルツハイマー病だけでなく、うつも予防したり、メンタルヘルスにも効果があります。
また運動をするとエネルギー消費が上がることと、お腹がいっぱいと感じるホルモンの分泌が促進されるため、自然に食欲が落ち(正常化し)、万病の基である肥満や2型糖尿病の発症率も下げます。 そのため心血管系疾患は特に運動との関連が強く、週に3時間以上運動すると、女性は心臓発作や脳卒中のリスクを50%、男性は脳卒中のリスクを3分の2に、心臓発作はなんと驚きの3分の1までリスクを減らしてくれることがわかっています。 もちろんその他にも、免疫機能を高めて感染症のリスクを減らしたり、サルコペニアを予防したりすることができます。
2014年に発表された素晴らしいスウェーデンの研究では、参加者に片方の脚だけ3カ月間運動してもらい、その後運動した脚の遺伝子発現を調べたところ、運動した脚のみ、炎症やインスリン反応、代謝に影響を与える5000を超える遺伝子が良い変化をしていた ことを発見しました。またその遺伝子の変化は運動をしていない期間も続いたということです。・・・
●がん患者さんにこそ運動して欲しい理由
膨大な量の研究(コホート研究やメタ研究)から、運動は、結腸がん、乳がん、子宮内膜がん、肝臓がん、腎臓がん、食道がん、膀胱がんの発症リスクを減らし、結腸がんに至っては、アメリカでは年間4万3000件が運動不足によって生じている。 つまり防げるはずだったがんであると米国国立がん研究所(NCI)は発表しています。
もちろん発症リスクだけでなく、多くのがんで、がんによる死亡率、再発率も劇的に低下させます。 2016年のメタアナリシスでは、乳がん、結腸直腸がん、前立腺がんの患者さんが運動をした場合、死亡率が3分の1以上減少し、再発率の低下も認められました。
・・・800人以上の前立腺がんを17年間追跡調査した論文では、活動的な男性は死亡率が最大40%減少。転移性大腸がんの患者さんでは、15年で死亡率が40%以上減少。 適度な運動で、乳がんの再発リスクはなんと50%も減少した と報告している論文もあります。
またとても興味深いのは、化学療法や放射線治療中に運動することで、標準治療の抗腫瘍効果が高まることや、化学療法や放射線治療による副作用(がん性疲労や疼痛、睡眠や食欲の悪化、うつや不安感)が減るという報告がありますが、運動したがん患者さんに有害反応があったという研究はない 、ということです。
がんになってしまったから、普通の人より体力がないからこそ、運動が必要なのです。 アメリカがん学会は、1週間に2.5時間(1日22分)の運動を推奨していますが、その22分でさえ1度に連続でする必要はありません。むしろ、こまめに短い運動をするほうが健康にメリットがあると言われています。
どうですか、普段から運動を取り入れてがん予防をしましょう。そして、がんの方もタンパク質など栄養をしっかりとりながら、無理ない範囲で運動をしましょうね。
(参)リオルダンクリニック通信
以前、分子栄養学や臨床栄養医学研究会でお世話になっていた宮澤賢史先生から教えて頂いた「リオルダンの7つの教え」をご紹介します。
ちなみに、リオルダン先生は高濃度ビタミンC点滴療法を発展させ、ノウハウを確立した医師で、医師の教育にも力を入れており、その弟子たちはリオルダン先生のことを精神的な支えという意味も含めてメンターと呼んでいました。
リオルダンの7つの教え
根本原因を探し出すこと
個体差を理解すること
病気でなく人を見ること
食事を薬とすること
より高い健康レベルを目指すこと
自然の力を信じること
治療家と患者の良い関係性を築くこと
この教えの考え方は、東洋医学も含めた自然医療的な考えに似ています。
個体差を理解して、根本を探し出すこと。副作用のある薬よりは、普段の食事を主にすること。水や空気、太陽、大地などの自然の力を利用し信じて、環境を整え、より高い健康レベルを目指すこと。そして、患者さんの心に寄り添って、やさしさや思いやり、慈しみ、愛で対応していくこと。
このような対応を目指して、当サロンでもお客様のお悩みに寄り添ってサポートをして行きたいと思います。
昨年も、当サロンでは、さまざまな方の健康のお手伝いをさせて頂きました。
その中で、プラズマ療法を取り入れたい方のサポートもさせて頂き、わずかながらプラズマ療法の広がりのお手伝いが出来ました。
プラズマ療法自体ががんをアポトーシスする目的で作られているため、半数近くががんの方の来客になります。
しかし、もともと30年近くさまざまな医療を学んで来ているので、来られる方を少しでもサポートしたい思いで、プラズマ療法を中心にしながら、お客様に適応するものも選択しながら併用してサポートしています。
最近では、仙台の丸山修寛医師の「3次元で治らない病気は、4次元で対応します」という言葉を受けて、カタカムナを使った技術や量子レベルで微生物を消滅する目的で作られた物などを使い、多次元でサポートするようにしています。
これらは、併用しているため、どのくらいサポート出来ているのかよく分からないのですが、心理面で不安を解消して安心することには、とても役立っているように思っています。
それと、サロンの場作りとして、スピリチュアル的にはイヤシロチ(癒しろ地)、パワースポットになっているものと思っています。少なくとも、波動測定ではがんの数値を越えるように持って行っています。
ご希望に応じては、健康サポートの一環として、家族全体、住まい全体のイヤシロチ化にもお役に立ちたいと思いますので、ご相談ください。
縁ある方の幸せに貢献していくことを経営理念としていますが、そのためにお客様には、食事や栄養の知識、運動の大切さ、心の持ち方、電磁波対策などの情報を少しずつ分かりやすく、楽しくお伝えするようにしています。来店するたびに、ヘルスリテラシー(健康への理解力など)を高められるようになって頂けるものと思っています。
そして、がんの方もそうでない方も「以前よりも健康に」をモットーにして、健康増進のお手伝いをして行きたいと思いますので、今後ともご愛顧の程を、よろしくお願い申し上げます。
ひだまり庵 佐藤
アメリカの不動産業者は、入居に際して、家の内外のプラスイオンとマイナスイオンの数値を測り、客が納得した上で入居契約書を取り交わすことがあります。それは、病気の責任がプラスイオンのひどさを黙っていたことにあるという場合の訴訟が増加しているからです。
これほど、住環境のイオンバランスが注目されているのは、実際にプラスイオンがシックハウス症候群を引き起こすことが分っているからです。
特に、現在の私たちの住環境はさまざまな家電に囲まれるようになり、プラスイオンや電磁波の多い環境にさらされるようになり、20年前の10倍くらい悪化しています。
高気密、高断熱を謳う新築の家ほど、プラスイオンや揮発性の化学物質が多く、それにより、頭痛、肩こり、下痢、吐き気、アトピー、喘息、うつ病などさまざまな症状を引き起こしています。
このような悩みを、化学物質過敏症、電磁波過敏症、シックハウス症候群 としてくくられて理解されるようになりました。
現代人は、頻繁に殺菌剤や消毒液、抗菌グッズが大好きで、多くの化学物質を自ら浴びています。ちなみに、化学物質過敏症の原因になりうる物質には、食品や添加物、衣類、室内の汚染物質、揮発性有機化合物(VOC)、日用品等と多岐にわたります。
しかし、これらの化学物質は発がん性のある強烈な活性酸素剤そのものである場合がほとんどです。
それゆえに、マイナスイオン発生器を使って、住環境を快適な場にする意義があります。
当サロンでも使っている、滝イオンメディックや電磁波対策グッズを使用すると、マイナスイオンが多い空間を作り上げることが出来ます。 マイナスイオンは、プラスに帯電した空気中の化学物質や臭いを発する化学物質を中和することで、物質は空気中に漂っていることができず、臭いも消えてしまいます。
汚れたプラスイオン過剰の空気を吸い続けると、 体が酸性へと傾き、エネルギー通貨であるATP(アデノシン三リン酸)をミトコンドリアが生成しにくくなり、乳酸もたまり、老化を加速してしまいます。
一方、マイナスイオンを多く取りこむと、 自律神経のバランス力を高め、血液循環も良くなります。 さらに、がんを引き起こす原因の一つである活性酸素やフリーラジカルと呼ばれる不安定な原子や分子に電子を与えて中和してくれます。また、呼吸によって作られる活性酸素のほとんどを帳消しにしてくれます。また、抗酸化ビタミンと言われるビタミンCやEが仕事をすると、還元型から酸化型になり、活性酸素を中和できなくなりますが、マイナスイオンはこれら酸化型のビタミンを再び還元型のビタミンに復活させてくれるのです。
マイナスイオンによる治療と研究をされている堀口昇医師の研究では、マイナスイオンを吹きつけると、被験者のSOD(体内の抗酸化酵素)活性が上がることを確認しています。
そして、マイナスイオンは呼吸して口から取り込まれるだけでなく、皮膚からも取り込まれるので、マイナスイオン発生器を一日中かけておくと良いのです。
毎日の食事には、意識が行きますが、無意識に吸っている空気の質にも意識して、体に良いマイナスイオンを積極的に取り入れて行きましょう。
(参)マイナスイオンの秘密
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