アメリカの一流医科大学教授が229の医学論文から導き出した「食事」の結論、「果糖中毒」から、「メタボは怖い病気の詰め合わせ」の章をご紹介します。
・・・数字はウソをつかない。
2003年に行われた生命表(各年齢の者が1年以内に死亡する確率や生き延びられる期待値などを死亡率や平均余命などの指標によって表したもの)の分析では、太っていればいるほど早く死ぬことが示された。
人は肥満で死ぬわけではない。肥満と「旅する」病気によって死ぬのだ。
さまざまな代謝不全こそが、肥満を悲惨なものにしている。
「メタボリック症候群」には、糖尿病、高血圧、心臓病、がん、認知症など、あなたを殺す病が詰め込まれている。
メタボリック症候群になるには、なにも太っている必要はない。何といっても、正常体重の成人の40%までもがメタボリック症候群にかかっているのだ。肥満はメタボリック症候群の「マーカー」ではあるが、メタボリック症候群の唯一のマーカーではないし、メタボリック症候群を引き起こす原因でもない。
ただ、誰もが同意するのは、インスリン抵抗性がメタボリック症候群の明らかな特徴であるということだ。・・・
それも含め、以下にメタボリック症候群が引き起こす「10のリスク」をご紹介します。
1. 肝臓のインスリン抵抗性
2. 高インスリン血症
3. 脂質異常症
4. 高血圧
5. 心臓発作・脳卒中
6. 肝硬変
7. 不妊症など
8. 2型糖尿病
9. がん
10. 認知症
どうですか?
以前、糖質過剰がメタボなどを引き起こすことをお話しましたが、本当に、「メタボは怖い病気の詰め合わせ」ですね。体重計に、毎日乗って見て下さい。
現代社会では、意識しないと体型は守れなくなっています。
どんなスイーツも「のど元過ぎれば、太るだけ」を合言葉に、脳に騙されず、体を守り、健康を維持して行って下さいね。
(参)果糖中毒
4.ガイドラインが正しいとは限らない
主治医から治療方針が複数提示された場合に、どれかを選ばなければなりません。そのためには、最低限、治療法に関する基礎的な知識が必要です。それは、ガンの主な治療法である「手術」「化学療法(抗がん剤)」「放射線治療」のメリット、デメリットを理解しておくことが大切です。(これに関しては、またブログに上げたいと思います)
治療の流れでは、あなたのガンの部位やステージにおいてエビデンスのあるガイドラインに従った標準治療をして行くことになるでしょう。
しかし、このようなガイドラインを中心とした「エビデンス至上主義」にもいくつかの問題点があります。
第1に、標準治療は、十分な科学的根拠がそろっていて、強く勧められる治療(グレードA)のものでも、100%治るという意味ではないということです。
第2に、標準治療は、あくまでも研究データに基づいた治療法であるということです。治療に的を絞った研究に準拠するため、ガンの原因を踏まえたうえでの再発予防や、生活習慣の改善といった視点がほとんど欠けているといった限界もあります。こうした医学研究では、「どれだけ効くか」という治療の有効性ばかりに重点が置かれていて、患者さんの全身状態、体力、社会的背景などについては、ほとんど考慮されていません。
(さらに、ガイドラインに従うべきか熟慮を要するケースもあります。そのときに、どの道を選ぶか、その選択を助ける意味でも、がん活性消滅療法(CEAT)とつながっていると安心だと思います。)
5.「先生にすべてお任せ」ではダメ
最近では、セカンドオピニオンが一般化し、珍しいことではなくなりました。特に、治療が難しい進行ガンのケースでは、できるだけ受けていただきたいと考えています。
(このようなケースでは、私の考えは、がん活性消滅療法やホームページでご紹介している、がん患者学の会等につながることのほうが有益だと思っています。)
いずれにしても、別の意見を聞くことで、説明不足を補ったり、主治医を代えるきっかけとなったりするなど、その後の方針を決める参考となるでしょう。
そして、主治医から「もう効果の期待できる治療法がない」と告げられたときにもセカンドオピニオンを取ることをお勧めします。
6.非標準治療を過信するのはハイリスク
標準治療とは、治療効果と安全性が確認されていて、西洋医学の中では治療効果の高いことが科学的根拠によって実証されているため、最も推奨される治療のことです。
そして、非標準治療は、標準治療以外のすべての治療法のことを指す言葉です。保険適用外の抗ガン剤や、先進医療として位置づけられている粒子線治療などもこれに含まれます。
(当然、がん活性消滅療法やプラズマ療法も先進医療です)
ガン治療に関しては、必ずしも生存期間だけを基準にして治療を選択することが正解とはいえません。生活の質を基準に、できるだけ副作用の少ない治療法を選ぶことも間違った選択ではないのです。
とはいえ、標準治療を断固拒否して、非標準治療だけに頼った場合には、統計的に見て、死亡リスクが高まる可能性があることを知っておきましょう。(この研究データは、がん活性消滅療法やプラズマ療法は含まれていません)
ただし、最初から標準治療と非標準治療を併用する方法もあると思います。
7.余命は聞くな
よく誤解されている言葉に、「余命」があります。皆さんは、「せいぜいもって、あと〇カ月」という意味にとるでしょうが、そうではありません。
余命というのは、多くの場合、生存期間の中央値、つまり、ある集団において真ん中に位置する患者さんが亡くなるまでの期間のことです。
生存期間の中央値が3カ月の集団の中でも、5年も、10年も生きている人がいる可能性があるのです。
このように、本来、余命の生存期間には大きなばらつきがあるにもかかわらず、「余命3カ月」といわれると、ショックを受けて諦めてしまい、余命のとおりに亡くなる人が少なからずいるのです。
そして、ステージ4から克服する人は意外と多いのです。ガンのステージ4とは、一般的に「ガンが他の臓器に転移している」状態です。しかし実際には、ステージ4の定義はガンの種類によって違います。転移に関しても、ある臓器の1カ所に小さな転移がある場合と、体のあちこちに10カ所以上の転移がある場合、どちらもステージ4になります。
国立がん研究センターによる調査では、ガン全体の10年生存率は55.5%です。このうち、ステージ4での10年生存率は13.1%となっていて、1割以上の患者さんがステージ4のガンを克服したことになります。
つまり、ステージ4のガンを克服するために最も重要なことは、「自分は、治る10%に入る」という強い信念を持ち、治療法をよく検討し、かつ、免疫力をできるだけ高めることです。
・・・強い気持ちを持つことは、とても大切ですね。多くのがんの患者の会でもお互い励ましあっていますし、さらに、心理的サポートを用いてストレスに効果的に対処できれば、抗ガン剤をはるかに上回る生存期間を延ばしています。「がんは治る」という強い気持ちを、ぜひ、持ちつづけて下さい。
(参)ガンとわかったら読む本
専門医が教えるガン克服の21カ条「ガンとわかったら読む本」の第1章から、ガンを告知されたときに知っておくべき7つのことをご紹介します。
1.「ガン=死」の認識を改める
ガンの告知を受けると、多くの人が大きなショックを受けます。衝撃のあまり、頭の中が真っ白になり、告知された内容を信じようとしなかったり、否認しようとしたりする心の動きが起こります。
しかし、「ガン=死」のイメージは、ガンの患者さんの一部に起こる最悪のシナリオを強調したもので、実際には多くの患者さんがたどる経過とはかけ離れています。
ガンになっても6割の人は治ります。また、すぐに死に至る病気ではありません。
ちにみに、国立がん研究センターによる最新のデータでは、ガンの患者さん全体の5年生存率は約68%、10年生存率は約56%です。
そして、心の状態と免疫力は、密接に関連しています。
告知後2週間程度たつと、そろそろ、何らかの治療がスタートしますので、それまでには気持ちの切り替えをしておきたいものです。
2.病院選びを間違えない
ガンは治る病気ですが、長期戦になります。限られた時間の中で、ガン治療に適した病院には、がんセンターや大学病院、がん診療連携拠点病院が挙げられるでしょう。
これらは、手術例数も多く、安全性や治療成績がある程度のレベルに達していると考えられます。
また、自宅からの距離も重要で、自宅から近い方が、負担も少なくて便利でしょう。
3.主治医の専門性と治療方針をチェックする
主治医との信頼関係は最も大切なことの一つです。「主治医の勧める医療」を信じて疑わないことが、病気がよくなるための欠かせない条件ですが、薬に限らず、患者さんと医師の間にある信頼関係にも、プラセボ(暗示的効果)と同じような効果がると考えています。
また、主治医との相性は、直感的に「この医師なら信頼できそう」と思えるかどうかです。
カルテばかり見ている、ぶっきらぼうでとっつきにくい、説明が早口でわかりにくい、質問しても答えてくれないか、面倒くさそうに答える、複数の治療法を提示してくれない、患者さんの提案した治療法(例えば代替医療)を頭ごなしに否定する、治療の選択(意思決定)をせかすなどは、要注意の主治医像です。
特に、標準治療と称する抗ガン剤については、よく考えた方が良く、親身になっていないと直感したのなら、主治医を代えることを考えてもよいのです。その時には、その病院の「患者さん相談窓口」に相談してください。
「主治医が気を悪くしたらどうしよう」という心配はいりません。これは患者さんの当然の権利です。
告知後の心理的な動揺から、冷静な判断ができず、医師の勧める治療法を深く考えることなく選択してしまうことがしばしばあります。(現場の医師は敗訴のリスクを恐れて、ガイドラインに従った治療しかしなくなっている傾向が顕著になりつつあります。)
できれば、説明内容をメモや録音をさせて頂いて残しておくといいでしょう。
そして、治療法をその場で決めてはいけません。特殊な心理状態であり、情報を理解するにも時間がかかります。あなた自身の考えや希望、不安に思っていることなどを率直に伝え、主治医と対話を重ねていくことが大切です。
(次回その2の内容)
4.ガイドラインが正しいとは限らない
5.「先生にすべてお任せ」ではダメ
6.非標準治療を過信するのはハイリスク
7.余命は聞くな
・・・ガンの告知を受けたなら、非標準治療ですが先進医療なので、選択肢に「がん活性消滅療法(CEAT)」か「プラズマ療法」も入れて見て下さいね。
(参)ガンとわかったら読む本
いきなりノミの話ですが、ノミは自身の100倍以上の跳躍力を持っています。体長は2ミリ程なのに、何と30センチと150倍も飛び跳ねます。170センチの人なら255メートルも高く跳躍することになります。
しかし、このノミをたった15センチ程の深さのガラス瓶に入れて、ふたをして3日間した後、ふたを取ってみると、ノミは出ることが出来ません。今まで30センチも飛び跳ねることが出来たのが、半分以上飛べなくなっていたのです。
この例えは、生きる力や能力も環境により、自ずから閉ざされてしまうことを言っています。
さて、今回、コロナの報道は、NHKを始めそろって異常な報道を繰り返しています。今までのコロナの感染状況を客観的に調べてみると、分かりやすくインフルエンザと比べてみます。
アメリカでは年間8万人がインフルエンザで死亡し、中国では、2019年1月だけで60万人以上の患者(感染者はそれ以上です)が報告されています。ちなみに日本でも年間1000万人近くの感染があり、1000人以上の死者が出ています。
日本では、インフルエンザの患者が1週間に40万人を超えると始めて“注意してください”と「注意報」を出します。
ところが、今回このコロナでは、たった数十名の段階から感染拡大と、データを冷静に読めば明らかに“過大”な大げさな表現をしていました。それで恐怖心を煽り続け、さらに経済に悪影響を及ぼす政策を取る流れになってしまいました。
さんざん不安を煽る、似たような民放の影響で、先程のノミの例のように一般市民は萎縮されてしまったと思っています。
この流れでは、これからの本当の恐ろしい非常事態宣言の予行演習を演じられ、この後のワンワールドオーダーの世界へ押しやられるのではないかと危惧するものです。(杞憂で終わればありがたいですね。予防は、チョコラBBプラスです(ブログ2020.02.23参照)。)
コロナウイルスは今までの風邪のウイルスの一種でしたし、インフルエンザも含めて風邪の予防は大切なものです。
しかし、異常な除菌(ウイルスは菌ではありませんし、本来除菌ではなく、除去だけです)や、過剰な手洗いうがいはどんなものでしょう。
ウイルスは、本当に悪者でしょうか?
本来、私たち人間は生命の誕生からウイルスの影響を受け続けて来ています。
数百憶種類あると言われるウイルスとは、他の生命を含め、私たちの生と共存しているものです。手にも、どこにでもバランスを保って共存しています。本来、良い悪いはなく、縦糸と横糸との関係のように共存関係であり、時に悪さをしているように見られる面もありますが、普段は意識せず共生しているのです。
さらに、私の考えですと、ウイルスは構造から考えると生命の情報である遺伝子がちぎれたもので、それゆえ生命でないと言われているのですが、生命間をやり取りする情報であり、自然界のバランスを支えている存在だと思います。人間を含めた動物や植物、真菌、細菌など自然環境を形成している精妙なバランスを築く上での情報のやり取り役が、まさに便りとしてあちこち必要に応じて生じるウイルスではないでしょうか。
これは、人間の体内のバランスを保つ上でやり取りされている、エクソソーム(ブログ2019.10.01参照)などの顆粒と同じではないでしょうか。
体内環境の悪化により、このエクソソームは時にがん化の便りを体内に伝えています。同様に、地球の自然環境の変化を絶えずウイルスなどが情報のやり取りをして、地球の自然環境を守るべく走り回っているのでしょう。
死は必ず訪れます。その死の一つの要因は、自然環境のアンバランスにあります。東洋医学、哲学では死は、「役目が終われば、死という自然淘汰を与えられる」と捉えています。私たちが自然環境の中で生かされている立場を鑑みるならば、ウイルスを悪者にする前に、私たちの生活習慣や社会、文化を含めた生き方をもう一度深く考えてみてはいかがでしょうか。
自然の中で生かされていることへ、今以上に謙虚になり、感謝して過ごして行きませんか。
今年は“庚子(かのえね)”、60年に一度の激動の年と言われています。自然災害もさらにひどい状況になるでしょう。
周りに振り回されずに、時に瞑想し、呼吸を整え、心を落ち着かせて、生かされていることに謙虚に、感謝して過ごして行きましょう。
ただし、今回の新型コロナは重症化率が高いので、密集、密閉、密接の「3密」にならないよう、不要・不急を外出をひかえつつ、免疫を落とさないよう食事にも気をつけて行ってくださいね。
元「おひさまクリニック」院長、元「なごやかクリニック」院長、岡田恒良医師の月刊「致知」での文章をお伝えします。
岡田先生は、20年間外科医、その後外科部長として務めてきた方ですが、西洋医学のガン治療法に疑問を持ち、現在は、がん患者さんに寄り添い、本当に患者様のためになる治療を続けていらっしゃいます。先生は現在、主に、「在宅医療」の病院に務めつつ、患者さんや家族の話をじっくり聞き、食事や生活習慣についてアドバイスしたり、心のリラックスに役立つ本を貸し出したり、投薬を極力減らすなどして寄り添っています。
その岡田先生は、「医師の本音」と題して以下のように述べています。
・・・ところで、岡田先生のような誠実な医師はまれなのだろうか。多くの医師は、現在のガン治療に疑問を持っていないのであろうか。
実は、私の知る限りでは、相当数の医師が岡田先生のような経験をしているのである。
私が聞き集めた「医師の本音」を次に述べておこう。
「数多くの患者さんを治療してきたが、1年以内に半数近くが再発・転移をしている。どんなに努力してみても、10年以内に、10人中9人までが亡くなっているのが現実だ」
「ガンが治ったのは、軽かったか、運が良かったか、奇跡だったか以外は、とても考えられない」
「私は勤務医だが、早期ガンの患者を担当すると、すごく真剣にならざるをえないのです。なぜなら、マスコミの影響で早期ガンは治ることにされてしまったので、もし少しでも悪くなると担当医の責任にされてしまうのです。でも、初めから悪化した患者を担当するときは気が楽です。どうせ何もやっても死ぬんだから・・・」
「よく言われている5年生存率が、ガン完治のバロメーターだなんて、とんでもないよ。今のガン治療はね、5年間も続けると、患者本人の自己免疫力がほとんどなくなり、データが出なくなるから、5年で打ち切ってるだけだよ」
多くの医師が「ガンは治せない」と思っています。(現在では、治せるガンと治せないガンとの鑑別が進んでいますし、治癒率も上がっています)
がん治療をされている専門医へのアンケートでも、自身がガンになったら99%抗がん剤をしないと答えています。医師も矛盾に悩んで、患者さん同様、ガンを恐れています。
しかし、患者さんは医師を頼りに病院に行くから、「私はガンを治せない。手術や抗ガン剤などの現代医療では限界があるから、他の方法を探しなさい。」とはなかなか言えない。
プライドや意地もあるだろうし、西洋医学一辺倒の考え方だから、他の治療法があることさえ知らないのが現状なのでしょう。・・・
まして、食事の指導や生活習慣のアドバイスは言わずもがな。
ですから、私たち“プラズマ療法”の施術者が、西洋医学の足りない食養生や生活指導へのアドバイスをしてサポートして行く意義があるのです。
私たち自然療法をやる者は、五大医療の一つの中で、制度に縛られている西洋医学の医師の立場を思いやって、共にがん患者さんをサポートして行くことで、西洋医学と共存し、がん患者さんを包括的にサポートできます。
まだまだ制度が追い付かない状況ですが、医聖の“ヒポクラテスの誓い”に習って、患者さんに寄り添って、コツコツと本質的な医療をサポートして行きたいと考えています。
(参)論より証拠のガン克服術
『乳がんの抗がん剤治療やホルモン療法は「肉眼的転移」にも「微小転移」にも同様な効果なので、存在の確認できない「微小転移」を治療すべきではない。はっきりと「臓器転移」が見つかってから考えればよい。』という真実があります。
その「微小転移」は、成書では、がん診断時(あるいは治療開始時)には臨床的に明らかではない転移のことと言っていて、概念として理解しやすいのですが、実はとてもあいまいな言葉でもあります。その本質を理解しておきましょう。
その前に、まず、がんの大きさとがんの細胞の数について、しっかりと把握しておきましょう。
1センチのがんの塊があると、そこには10億個のがん細胞があるといわれています。
5ミリならおよそ1億2500万個、1ミリのがんの塊には、がん細胞が100万個含まれています。
この1ミリのがんは、どんな検査をしても絶対に見つかりませんが、「PET」や「CT」、「MRI」といった、いろいろな診断機器を駆使して、がんの転移病巣を見つけようとしたときに、一般的には5ミリぐらいから転移が見つかると言われています。
ですから、がん細胞の数が1億個ぐらいになってくると、やっと見える「肉眼的な転移」ということになり、1億個以下ならどんなに検査しても分からないので、すべて「微小転移」となるのです。
そして、「微小転移」は数えることも見つけることも出来ないので、実際はがん細胞が何個かまったく分かりません。1個かもしれないし、10万かもしれない。
「微小転移の可能性」というものは、がん細胞がゼロかもしれないし、1億かもしれないものを全部ひっくるめているのです。そう考えると、「微小転移」という言葉は、非科学的で、いい加減な言葉なのです。
さて、このあいまいな「微小転移」は、原発巣に対する手術や放射線などの局所療法後の再発の主な原因と考えられていて、このことが補助薬物療法の理論的背景となっています。
つまり、補助薬物療法を行う理論は、いい加減な非科学的な言い訳ということになり、そのことが科学的データの解析により前述のように分かっていて、補助薬物療法は明らかに転移が分かった段階で行えば良いのです。
そして、補助薬物療法で使用する薬剤のリスクも考えるならば、がん活性消滅療法で明らかな微小転移と言われるものを捉えて治療出来ますし、プラズマ療法も研究会の医師等が有用性を示しているので、これらがファーストチョイスということになりますね。
(参)薬がみえるvol3、抗がん剤治療のうそ
交感神経が優位な状態をもたらす最大の原因は、ストレスです。
「働きすぎ」「悩みすぎ」「薬の飲みすぎ」などで、心と体にストレスがかかると、自律神経が乱れて顆粒球が増えて(リンパ球が減って)免疫力を低下させ、さまざまな病気を招いてしまいます。
もともと、性格的にイライラ、せかせかな人も顆粒球が多く、病気になりがちです。
実際、がんの患者さんの話を聞くと、「働きすぎの生活が続いていた」「ひどく辛い思いをした」「痛み止めを長い間飲み続けていた」など、ほとんどの人が強いストレスを抱えていたと答えています。食べ過ぎや糖尿病でさえ、ストレスが大いに関係しているのです。
私たちに過度のストレスがかかると、交感神経が優位になります。その際、交感神経からアドレナリンが分泌されることで、白血球のうちの顆粒球が増加します。増加した顆粒球は、役割を終えるときに活性酸素を放出し、広範囲で組織破壊を起こします。それと共に、血管が収縮して血行も悪化します。
その結果、組織破壊や細胞の老化、血行障害などが起こり、がん、心臓病、高血圧から、便秘、不眠まで、さまざまな病気が発生するのです。
この時に、安易にステロイド剤や消炎鎮痛剤を使用しないことです。これらの薬のほとんどは、交感神経を優位にする働きがあり、症状を難治化する悪循環を招きます。どうしても我慢が出来ないときに、一時的に使用するのは仕方ありませんが、出来るだけ早い時期に使用をやめることが、免疫力を正常に働かせ、症状の改善につながるのです。
副交感神経を優位にして、自律神経のバランスをとり、免疫力を高める方法をご紹介します。
1. ストレスを自覚し、生活を見直す
無理しすぎてないか、睡眠は不足していないか、暴飲暴食をしていないかなど、見直してみましょう。
2. 交感神経を刺激する薬を飲まない
ステロイド剤や消炎鎮痛剤、抗ガン剤などは、長期使用で免疫力を下げてしまいます。
3. 適度な運動をする
散歩やラジオ体操などの適度な運動は、血行も良くして副交感神経を優位にしてくれます。
4. ゆっくり食事をとる
養生食の「ま・ご・わ・や・さ・し・い」を基本に、よくかむ食事をしましょう。
5. 体を温め、血行をよくする
少しぬるめのお湯にゆっくりつかったり、湯たんぽやカイロを使用して温まりましょう。
6. 爪もみ、深呼吸を行う
呼吸は、ゆっくり吐き出すことを意識すると、副交感神経が刺激されます。
※爪もみのやり方
爪の生えぎわには、東洋医学で言うところの「井穴」があります。そこを押しもみして刺激することで、交感神経に傾いた自律神経の働きを、副交感神経優位に導き、リンパ球を増やして、免疫力を回復させる効果があります。
① 爪のはえぎわの角を、反対側の手の親指と人さし指で両側からつまみ、そのまま押しもみします。座って、息をゆっくり吐きながらすると効果的です。
② 両手の全ての指を約10秒ずつ刺激します。以前は、薬指が交感神経を優位にするということで避けていましたが、研究会にて大阪の長田先生が否定を証明されたので、現在は、全ての指を刺激するようにと指導しています。
③ 1日2~3回、毎日続けてみましょう。刺激の強さは、「少し痛いな」くらいが良いでしょう。刺激が弱いと効きません。
(参)免疫を高めると病気は必ず治る
新潟大学大学院医学部教授の故安保徹先生と福田稔医師が、共同研究で「白血球の自律神経支配の法則(福田―安保理論)」を発見しました。
それにより、人間の免疫力が白血球の比率と数により診断することが分かるようになりました。
どういうことかと言いますと、“白血球の比率と数”が正常な範囲にあれば、十分に免疫力を発揮して、病気を退治することが出来、“白血球の比率と数”が異常値を示せば、免疫力が低下して病気になっているか、いつ発病してもおかしくない状態にあるということなのです。
そして、白血球の働きを正常にすることを行えば、がんの克服も十分可能になるというものです。
自律神経は、全身の血管や内臓などの働きを、無意識のうちに調整している神経で、「交感神経」と「副交感神経」の2つがあり、両者はバランスをとりながら働いています。ストレスなどがかかると交感神経が優位になり、リラックスすると副交感神経が優位になります。いずれの側にも傾きすぎず、ちょうどいいバランスにあることが正常な状態です。
「交感神経」は、主に昼間などの活動時、緊張、興奮しているときに働く神経で、アドレナリンという物質を分泌して、白血球のうちの「顆粒球」の数と働きを調整しています。「顆粒球」は、白血球の54~60%を占め、心身に過度なストレスがかかり、交感神経が優位な状態になると増加します。
一方、「副交感神経」は、主に夜間などの休息時、リラックスしているときに働く神経で、アセチルコリンという物質を分泌して、白血球のうちの「リンパ球」の数と働きを調整しています。「リンパ球」は、白血球の35~41%を占め、心身がリラックスした、副交感神経が優位になると増加します。
全身の血行は、自律神経に支配されていますが、特に問題となるのが、交感神経が優位な状態が続くことです。その結果、血管が過度に収縮して血行が悪くなり、心臓病や高血圧の発症が促されます。同時に新陳代謝も低下し、体に必要なものが行き届かないうえ、体に不要な老廃物や毒素が排泄されず、病気を招いてしまいます。反対に、副交感神経が優位になって、血管が過度に拡張し、血行が悪くなる場合もあります。
交感神経が優位になり、顆粒球が過剰に増えると、活性酸素も増加します。顆粒球は、体内で主に外から侵入した細菌と闘いますが、役割を終えると臓器や血管などの粘膜上で、活性酸素を放出しながら死んで行きます。体内には活性酸素を無毒化する仕組みもありますが、顆粒球が過剰になるとその働きが追いつかず、広範囲で組織破壊を引き起こして病気を招くことになるのです。
交感神経が優位になり、血行が悪くなると、体温も下がってきます。逆に、副交感神経が優位になり、血行が促進されると、体温が上がります。食事により、消化管の活動が盛んになると、副交感神経が活性化され、体温が上がってきます。
自律神経は無意識のうちに働きますが、呼吸によってコントロールが出来ます。息を吸うときは交感神経が優位になり、吐くときは副交感神経が優位になります。また、交感神経が優位のときは速くて浅い呼吸になり、副交感神経が優位のときはゆったりした呼吸になります。
ですから、ゆっくりと吐く息の長い呼吸をすることで、ストレスなどの緊張をほぐして行くことが出来ます。また、白血球のうちのリンパ球の比率を増加させることも出来、がんなどの病気に対する免疫力を高めることも出来るのです。
(参)免疫を高めると病気は必ず治る
誰もが、「言い方」の大切さを理解していますし、日常生活でも気をつけていることでしょう。
しかし、その人の「言い方」は、その時の気分や状況によって変わることがあります。
イライラしている時は、とがった言い方になったり、疲れがたまっている時には、的外れな言い方になったりしてしまいます。
そのような「言い方」が、気分や状況によって変わってしまう根本的な原因は、「自律神経」にあるのです。
自律神経が乱れると血流が悪化するため、全身の細胞に酸素と栄養が行き渡らなくなります。すると、集中力や判断力が低下し、正しい言い方が出来なくなってしまうのです。
反対に、自律神経のバランスが整っている時は全身の隅々まで血液が送り届けられるので、脳が冴えわたります。その結果、説得力のある言い方や、思いやりのある言い方、相手を敬う言い方など、場面に応じた適切な言い方をすることができます。
つまり、言い方は「技術」だけでなく、「医学」としても考えられるのです。
【ネガティブな「言い方」が自律神経のバランスを乱す図式】
ネガティブな言い方をされる(侮辱・否定・叱責・嘲笑…) → 血管が収縮 → 血流が悪化 → 自律神経のバランスが乱れる → ネガティブな言い方をする →どんどん自律神経のバランスが崩れていく
【自分の「言い方」や他人からの「言い方」によって体が駄目になる=「健康被害」のリスク】
[短期的リスク]
・疲れやすい ・頭がぼーっとする ・よく眠れない ・頭痛 ・便秘 …など
[長期的リスク]
・がん ・脳卒中 ・心筋梗塞 ・糖尿病 …など
「口は災いのもと」と言いますが、自律神経を整えることで、「口は幸運のもと」に転じることができます。
「言い方」を変えて、幸運を引き寄せれば、「人生」が変わります。
では、「言い方」で自律神経をコントロールする方法をご紹介します。
この時に大切なことは、「自分は今、自律神経のバランスが乱れている」ということを自覚することです。自分の自律神経のバランスを客観視することが大切です。
1. ゆっくり話す
ゆっくり話し、呼吸が深くなることによって、良質な血液を体の隅々まで行き渡らせることが出来ます。
2. 背筋を伸ばす
正しい姿勢は、自律神経のバランスが整いやすくなります。
3. 笑顔で
笑顔で話すと、副交感神経の働きが盛んになり、自律神経のバランスが整います。たとえ作り笑いでも良いので、口角を上げて話すことを意識して見て下さい。
また、相手を安心させ、相手の自律神経のバランスも整います。
4. 抑揚をつける
客観視した上で、少し大袈裟なくらい感情を込めて言って見て下さい。
5. 「1:2(ワンツー)呼吸法」
特に、プレッシャーがかかって緊張状態にあるときに効果的で、「1吸ったら、2吐く」というものです。副交感神経を効果的に高めることが出来ます。
6. ポジティブに
「仕方がない。なるようになるさ。」と気楽に構え、ポジティブな言い方を意識することで、副交感神経を高めることが出来ます。
7. 意表をつく
イラッとした時など、ユーモアのある言い方や少し茶目っ気のある言い方をすることで、自分も相手も自律神経が整い、健康被害を防ぐことが出来ます。
8. まずほめる
相手の緊張をほぐし、お互いの自律神経を整えることが出来ます。
9. 無駄な想像をしない
ともすると人は、無駄な想像をすることで、次から次によからぬ考えが浮かんできて、どんどん自律神経のバランスを崩してしまいます。
10. 自分からは話さない
余計なことを口走って失敗したりすることで、自律神経のバランスを乱してしまいます。
最後に、約37兆個の細胞から出来ている私たちの一つひとつ細胞に、酸素と栄養を送り届けて健康を保っていることに、自律神経がいかに大切かを認識して下さいね。
(参)「ゆっくり」話すと、空気が変わり、人生が変わる!
以前お世話になり、いろいろと教えて頂いた西脇俊二先生のご著書「がん克服の7カ条」をご紹介します。
西脇先生は、現在、目黒、祐天寺でハタイクリニックを開業されていて、断糖食事療法や超高濃度ビタミンC点滴療法、アユルベーダなど多様なホリスティックなアプローチで、さまざまな患者さんの治療に当たっています。
西脇先生は、さまざまな治療を行う上で、特にがんを告知された人たちに、がんを克服するために守って欲しい、努力して欲しいことを7つの項目にまとめました。
それは、どんなに素晴らしい治療を受けていたとしても、日常生活ががん細胞を応援するものだとしたら効果が半減してしまい、治るものも治らなくなってしまいます。その効果に大きな影響を与えるのが日常生活なのです。
(一部、私が補足してあります。)
1. 何が何でも治すと心に決める
がん細胞を応援してしまう生活習慣をしないように油断しないで下さい。
2. 糖を抜く
普通の細胞に比べて、がん細胞は8倍もブドウ糖を取り込むので、糖質を摂ると、それだけがん細胞に栄養を与えているようなことになります。
3. 消化力を上げる
消化力が落ちると、情報を処理したり、取捨選択したり、理解したり、まとめたりすることがうまくいかなくなります。生のショウガや香辛料をうまく使って、体を冷やさないようにして行きましょう。
4. よく眠る
睡眠不足だと自律神経やホルモン、免疫の機能が低下したり、バランスを崩してしまいます。
5. よく笑う
がんの原因になるストレスは、がんを治すときも悪い影響を与えます。笑うと副交感神経が優位になり、また、免疫力が高まります。特に、がん細胞やウイルスを攻撃するNK細胞が活性化します。
6. 身体を温める
体温が下がると、血流が悪くなり、免疫力が低下します。身体を温めると、免疫力が上がり、消化力も上がります。体温が1℃上がると、免疫力は一時的に5~6倍アップすると言われています。身体を温める方法としてお勧めなのは、有酸素運動のジョギングです。(私はウォーキングをお勧めしています。)(やり方は下記)ジョギングによりミトコンドリアが増えて、がん細胞の増殖や転移を抑制します。
7. ビタミンCを摂る
がんになると激しく落ち込んで、うつ状態になる人がいますが、うつ状態を防ぐのにもビタミンCが必要です。うつになると、脳内物質のセロトニンやノルアドレナリンが不足しますが、原料となるのはタンパク質、補酵素となるビタミンC、ビタミンB6、亜鉛、鉄などです。
(ジョギングのやり方)
① 脈拍90で10分歩く(ウォーミングアップ)。
② (220-年齢)×0.8の脈拍で30~40分走る。感覚としては、うっすら汗が出て、息切れしないレベルです。
③ ①のスピードで10分歩く(クールダウン)。
※所要時間は、約1時間です。
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