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健康法

運動は認知症予防になるとは限らない?

昨夜、田中喜代次筑波大学名誉教授の健康華齢大学の認知症の勉強会がありました。

メインはエビデンスとして、運動が認知症予防になると、はっきりとは言えないというものでした。

今まで、老齢医学を学び、介護運動予防指導員の資格も取り、エビデンスとして認知症予防には運動、特にダンスが一番良いと認識していたので疑問に思いました。

研究にはいろいろな思惑の上で作られるので、研究には思い込みというようなバイアスがどうしても影響を与えてしまいます。それでも、ダンスは70数パーセントも予防するとあります。

私も以前、社交ダンスをやっていた時期があったので、健康長寿にはダンスは不可欠だと思っています。また、時間の余裕が出来た時には、ワルツなどモダン系を楽しみたいと思っています。

ここで、競技スポーツにおいて、イメージトレーニングと肉体のトレーニングとの比較では、イメージトレーニングに軍配が上がっています。ですから、心が喜び、楽しいと思うことをして来た方であれば、運動をしなくても、脳への酸化ストレスの蓄積(アミロイドβやタウタンパクなどの蓄積など)が少なく、認知症になりにくいのでしょう。

であれば、運動が必ずしも有意にはならないのでしょう。

また、一卵性双生児の比較が一番の比較になるのですが、これにおいても運動が認知症予防になるという確かなエビデンスを得られなかったということです。

これは“量子のもつれ”で説明できるのではと思いました。つまり、陰陽相反するもの同士、または、関係するもの同士では、どんなに距離が離れていても、もつれてつながっていて影響を与えているとされる理論です。“百一匹目のサル”現象、“以心伝心”というようなものととらえていれば良いかと思います。(専門外なのでかなりズレているかもしれません)

一卵性双生児の一方の運動が、もう一人の神経や筋肉にもそれなりの刺激を与えていると思うのです。ですから、両者の違いが無いのでしょう。

しかし、肉体や心は頂き物。生かされていることに感謝して、だらけるのではなく、動かして人様のために何かしら行動する、そのことが大切だと思います。何のために命を使うのかと考えて頭を使い、体を動かすことの方が、その目的もないまま、ただ生きながらえるために、動こうとする、また、自分だけのために筋トレをするよりも健全であり(あくまで比較ですよ)、心や体とともに脳もキレイなまま、つまり、不純物が溜まって機能不全(認知症)にならずに生を全う出来ると思います。

日本人は確かに、超高齢化になり、認知症に患い不健康寿命を伸ばしています。

しかし、あえて認知症予防と考えずに、今を喜んで生きること。そのことに集中して笑顔で過ごして行きたいものです。

ただし、どうしても心配な方は、当サロンのプラズマ療法やエネルギー水をお試し下さい。

[ブログ/健康法]2022.10.19

治験中のワクちゃん接種者から「何か」が排出されている!

今年に入り4半期にすでに数万人の超過死亡が確認されました。その原因は、治験中のワクちゃんとしか考えられないと認識されています。

それだけで大問題ですが、さらにお国はワクちゃんメーカーの工場を日本に作って買取り、小さなお子さんにも打たせようとし始めています。

さて、今回は治験中のワクちゃん接種者から「何か」が排出(shed)されているのではないかという問題についてまとめてみました。

これは、ワクちゃん接種者と接すると、未接種者の身体に様々な悪影響を及ぼすことがあり、ワクちゃん接種直後から、しばらくの間、接種した人の体から「何か」が排出されているのではないかという問題です。

これは、シェディング(伝播)と呼ばれる現象で、暴露とも呼ばれていて、接種者の呼気や汗腺から放出された何らかの毒素を吸い込むことで、未接種者にも影響が及びます。

もともとワクちゃんには得体の知れない様々な物質が混入されていて、有名なものとして酸化グラフェンがありますが、その他有機溶媒などがあります。そして、ワクちゃん接種により、体内で産生されたスパイク蛋白も排出されるようです。

このシェディングによる悪影響には様々な症状があり、呼吸器(咳・痰・息苦しさ・胸部圧迫感、胸部絞扼感)、循環器(動悸・心臓痛・血圧上昇)、消化器(食欲減退・胃痛・胃もたれ・吐き気・腹部膨満感・下痢・下血)、泌尿器(膀胱炎・排尿時痛・陰部の痛み・腫れ・勃起不全)、婦人科(不正出血・生理周期の乱れ・乳房の痛み)など、種々の内臓に及んでいます。加えて、発熱・悪寒・頭痛・めまい・頭重感・刺激臭・口内炎・湿疹・じんましん・筋肉痛・関節痛・神経痛などの全身症状を伴うこともあります。

 

2021年、マイアミの私立学校では、「当校ではワクちゃん接種したスタッフは採用しない」と発表しました。この学校では、生徒を守るために、ワクちゃん接種をした教員が生徒に近づくことを終日禁止しています。

統合医療クリニック徳院長の高橋徳先生は、ご自身のシェディングの経験や知人の体験、そして多くのシェディングに悩む方々の症例をご紹介されていました。

また、当サロンに来られている方もシェディングの影響を強く受けた体験をお話ししてくれました。コーヒーを入れてくれた方が接種者だと、そのコーヒーを飲むと具合が悪くなるともおっしゃっていました。その方の飼われているワンちゃんもシェディングに敏感だということです。

徳先生は「日々、患者を診察する一開業医として、シェディングは確かに存在し、シェディングに苦しむ多くの患者さんがいる」と明言しています。

このようにワクちゃん接種やこの接種によるシェディングが、私たちのありとあらゆる生活を崩壊させつつあります。

ワクちゃん接種により4カ月後にも血中にスパイク蛋白が検出されていることも確認されています。

一般的なデトックス方法としては、入浴、運動、食事になります。酸化グラフェン除去のサプリには、さまざまなものがあるようです。

とにかく、ワクちゃんを接種しない、接種者に近寄らない時間を確保することしかありません。シェディングによる体の不調には、プラズマ療法をすると楽になるとおっしゃって頂いています。ぜひ、安心してお越しください。

 

(参)シェディング(伝播)その現状と対策(高橋徳)

地球の大地とつながりましょう!

私たち人間は、もともと地球の大地と常につながって生活をしていました。裸足で歩き、じかに地面に寝たりしていました。

ところが、近代になり非伝導性の合成加工の靴底の靴を履き、地面と絶縁された床の上で一日中生活をするようになりました。人口の多い都会では、地面からずっと離れた高い場所で暮らすようにもなっています。

人間は地球から切り離されて来ています。

 

ヒトも含め地球上の生命は全て電気エネルギーが流れることで命を保っています。自然の中では、空気からも良い電気(電子、マイナスイオン)を吸うことが出来ます。

ところが、今の私たちの環境は、この電子が不足したり、滞ったりする状況です。

その結果として、私たちの体は慢性的に炎症におかされるという不自然な状況となり、免疫不全やさまざまな炎症に関係する健康障害が激増しています。

今回は、地球とつながる健康法“アーシング”をご紹介します。

あらためて、地球の大地につながることを“アーシング”または“グランディング”と呼びますが、これは地球の自然な表面電荷に接続する生活を意味します。大地にあふれる電気エネルギー(荷電電子)を吸収し、身体の電気的な流れを充足し、整えるのです。

これはとてもシンプルでありながら、実は健康上とても大きな意味があります。

それは、アーシングによって慢性炎症を自然に消し、防止する方法だからです。炎症は、がんを始め、認知症、糖尿病などのさまざまな病気の原因です。それらが、地球の大地と触れるだけで、自ずと癒されて解消されて行くのです。

地球のヒーリングエネルギーを頂くこのアーシングは、さまざまな健康上の効果が得られています。以下に例をご紹介します。

 

睡眠の質が良くなり、熟睡できた/心臓病の改善・不整脈の改善/関節リウマチの改善/全身性エリテマトーデスの改善/夜間尿の改善/ダイエット/顎関節症・歯周病の改善/腰痛・痛みの軽減/自律神経の安定/自閉症・不安の改善/けがや体力の回復加速(アスリートに有効)/消化器系疾患の改善/電磁場過敏症の改善/ペットの健康・・・

 

どうでしょう。さまざまな病気を改善し、癒してくれるのです。しかも、無料です。

今まで、ウォーキングなど一部で素足になり歩く程度で、アーシングの効能とも呼べる意義を深く理解しないで行っていました。しかし、アーシングをしっかり学ぶと、お金もかからずに心身の健康にこんなにも役立つこととは思いもしませんでした。

もっともっと、地球の大地とつながって健康になって行きましょう!

 

(参)地球処方箋、アーシング

[ブログ/健康法]2022.09.21

しっかり歩いて健康になりましょう!

コロナ禍で治験中のワク〇ンの副反応で苦しむ方々の相談にのっている長尾クリニック院長、長尾和宏先生は「病気の9割は歩くだけで治る!」という著書を出しています。今回は、この本の中から、歩くことが健康にお勧めだということを再認識してみましょう。

 

さて、江戸時代の人々はおよそ3万歩も歩いていたそうですが、現代人はとにかく歩かなくなりました。

長尾先生は、現代病の大半は歩かないことが原因であるとして、高血圧や糖尿病など生活習慣病は歩くほどに改善するとして、歩くことを勧めています。

特に認知症に関しては、予防や治療効果のある薬はなく、最大の予防は計算しながらなど頭を使って歩くことです。

また、歩くことによって「幸せホルモン」と呼ばれるセロトニンや活力を生み出すノルアドレナリンなどが脳内で増えます。それにより、ストレスに対して強くなり、うつの予防や改善に役立つことが報告されています。睡眠の質の改善もプラスに働きます。

国民病にもなっている不眠症は、歩くだけで解決すると長尾先生は述べています。歩くことを習慣にすれば、睡眠薬からも必ず卒業することができるとのことです。

また、歩くことで自律神経の働きを良くします。自律神経は胃腸の働きもコントロールしているからです。歩けばお腹もすいて、腸が動きます。

自律神経が活性化されれば、胃腸のぜん動運動が自然に活性化されて便秘も良くなりますし、腸内環境も良くなります。逆流性食道炎も改善されます。

また、最近若い女性に増えている線維筋痛症という痛みの病気があります。原因は不明ですが「痛い」と感じるハードルが下がっているとのことです。偏頭痛もそうですが、脳が敏感になっていることです。「脳過敏症候群」という新しい概念も出されていますが、このような方々には、甘いもの好きで歩かない傾向があるようです。

過敏と言えば、免疫の過敏症であるアトピー性皮膚炎、気管支喘息、リウマチや神経の過敏症である咽頭神経症、パニック障害なども同じ傾向にあるとのことです。

ですから、甘いものをひかえて、よく歩きましょう。

そして、プラズマ療法お得意の“がん”も歩くことが予防になります。また、がんになってからも、歩ける限り歩くことが大切です。

研究でも、適度な運動を行っている人は、そうでない人に比べて、免疫細胞の中でもNK(ナチュラルキラー)細胞の活性が高まることが明らかになっていました。NK細胞は、まさにがん細胞を撃退してくれる心強い味方です。歩くことで、体力と免疫力を維持・増進しながらがんを改善して行きましょう。

最期に、歩行は脳を変え、人生を変えます。昔から、多くの哲学者や偉人は歩いていたから偉業を成し遂げたのです。

 

(参)病気の9割は歩くだけで治る!

[健康法]2022.09.04

お腹のカビを増やさないで!

今回は、葉子クリニック院長の内山葉子先生の「おなかのカビが病気の原因だった」より、お腹のカビが知らずに様々なトラブルを引き起こしていて、そのヒントと対処法を簡単にご紹介します。

 

お腹、つまり、腸の中には腸内細菌が数百兆ほど共生していますが、その中には真菌、いわゆるカビも生息しています。

健康な成人では、そのカビの多くがカンジダ類で、腸内に常在する微生物の1%程度存在しています。健康な時には、それによって症状が起こることはありませんが、何らかの原因で細菌とのバランスがくずれて異常に増殖することがあります。

すると、腸内で炎症を起こして、さまざまな有害物質を発生させたり、免疫のトラブルを起こしたり、低血糖を起こしたりして体調に悪影響を及ぼします。腸の守りを弱くして、リーキーガッド(漏れる腸)症候群を招いて、病原体や毒物が血中、体内に入ることで、さまざまな不調や病気を引き起こしているのです。

「食後、異常にお腹が張る、ガスがたまる」「食べて食べてもおなかがすく」「すぐ甘いものが欲しくなる」「食後異常な眠気が起こる」「頭がボーッとして集中できない」「酔ったようにフワフワする」など。さらに、便秘・下痢、腹痛、慢性的な皮膚のトラブル、頭痛、長引く咳、慢性的な鼻づまり、神経痛、しびれ、マヒ、関節痛、記憶力の低下、倦怠感、抑うつ、肛門や陰部のかゆみ、生理前の不調など、これらの原因は、あなたの「お腹のカビ」かもしれないのです。

そして、上記のような症状があり、次のような事がある場合には、お腹のカビの増殖度合いが大きいと考えられます。

□これまで抗生物質を何度も服用してきた

□発酵食品や砂糖を多く含む食品をたくさん食べてきた

□スイーツやパン、アルコール飲料が大好き、もしくは、とると体調が悪くなる

□低血糖症状(発汗、手足のふるえ、動悸、不安感、脱力感など)の起こることがある

□湿気の多い場所やカビの生えている場所に行くと、調子が悪くなる

□化学物質過敏症がある

 

カビは全身で多彩な症状を起こしているのですが、なかなかカビが原因とは気付きません。

そして、お腹のカビが増える原因は、抗生物質、ステロイド薬、ホルモン剤、遺伝子組み換え(GMO)食品、甘いもの、カビの生じやすい食品、住環境のカビ等になります。このように、現代の日本には、カビを増やす原因が蔓延しています。

ですから、上記のようなことでお腹のカビを疑ったら、次のようなことでお腹のカビを増やさない・減らすことをしてみましょう。

・甘いものをひかえる

・炭水化物を減らす

・小麦、乳製品をひかえる

・遺伝子組み換え(GMO)食品や添加物を避ける

・質の良いタンパク質や新鮮な無農薬の野菜をとる

・ローテーションを考えて食べる

・カビの生じやすい食品(穀物、コーヒー、ナッツ類、アルコール、チーズ、バナナなど)を避ける

 

最期に、積極的な対策として、食品やハーブのなかに、天然の抗真菌作用を示すものがあるので、以下のものを活用してみましょう。

・ニンニク ・梅肉エキス ・グレープシードオイル ・ココナッツオイル ・ローズマリー ・グローブ ・シナモン ・オリーブの葉 ・りんご酢 ・エキナセア

そして、アルカリ性のものをとり、ビタミンB6をとり、しっかり水分をとり、便秘をしないようにして行きましょう。

 

(参)おなかのカビが病気の原因だった

[健康法/]2022.08.26

プラズマ療法で”整体”しましょう!

太陽が照りつけ、猛暑日が続くこの時期は、本当にぐったりしてしまいますね。

私たちの身体は、この暑さと紫外線により“自律神経”が上手くコントロールできなくなってしまうのです。

暑さと紫外線のストレス、炎症で代謝が乱れ、ビタミン・ミネラルも消耗してしまいます。寝不足で身体が休まらないばかりか、暑いからとアイスや氷菓子、ビールなど、首から上の欲求に従ってしまうと、より一層“自律神経”のバランス力を失うことになってしまいます。

このような時には、できるだけ生活のリズムを乱さないように夜更かしせず、寝る時間や起きる時間を守って行くことが大切です。そして、上記のような飲食に気を付け、炎症を抑える側の食事(野菜・海藻類やオメガ3の油)を取り入れることを心がけ、ビタミン・ミネラルを消耗しやすい甘いもの(精製された糖質類)はひかえて行きましょう。

そして、自律神経のバランス力を整えてエネルギーチャージをして暑さ負けしないようにプラズマ療法を受けましょう。

横になり、目をつむって深呼吸しながらプラズマパルサーにかかってみましょう。

その時に、前回ご紹介した丸山修寛先生が教えてくれた「ループ」を行ったり、ホ・オポノポノを行いながらかかると心身がより浄化されます。ホ・オポノポノは「許してください」「ごめんなさい」「ありがとうございます」「愛しています」の四つのフレーズを繰り返し唱えるものです。

そして、終わりごろに耳もみもしてみましょう。耳にも全身のツボがあり、体の中心である背骨に相当する耳たぶをもむことで、これ自体も自律神経を整える力があります。

30分のプラズマ療法で自律神経のバランス力は強化され心身が整い、きっと素晴らしいリフレッシュ体験ができるでしょう。

プラズマパルサーで尿路結石を破壊する

今回は、「プラズマ化学はこうして人体の危機を救う?!」より、尿路結石の臨床例をご紹介します。

尿路結石は、尿中に含まれるカルシウムやシュウ酸などが結晶化して作られます。その結石が尿路をふさいでしまうと、激しい痛みを伴ったり、腎盂腎炎などの合併症を起こすこともあります。また、どの結石も背中に痛みを伴うことが多く、5年以内の再発率は30~40%と比較的高いことも特徴です。

小さな結石であれば、尿の流れとともに多少の痛みを伴いながら自然排石することもあります。しかし、結石が大きくなり、尿管をふさぐと痛みを生じます。痛みは数日で消失することが多いものの、腎臓で作られた尿が腎臓内で溜まり、腎臓の機能を障害したり、腎盂腎炎を引き起こすことがあります。

尿路結石の原因は、食生活や水分・運動不足などの生活習慣に起因するもののほかに、内分泌疾患、代謝異常など複数の要因が関わっていることが多いと言われます。特に、加工食品に多いリンの過剰摂取によるカルシウムの排出過多も原因になります。

 

・・・尿路結石に対してプラズマパルサーはプラスになることをします。

プラズマパルサーは毎秒3000回、磁界を作ったり消したりしているので、小さい尿路結石は体内で破裂します。

その時に、パンと音がします。但し、あまり大きくなるとさすがに破裂しないですが、数ミリ単位であれば、パルサーに30分かかって、それを何回かやっているうちに、「パチンと音がした!」とおっしゃいます。

破裂して粉々になれば、おしっこで出てしまいます。・・・

(一部文章を変えています)

 

ですから、尿路結石のある方やできやすい方は、酸化体質になりやすい食事を控え、プラズマパルサーにかかると良いでしょう。

 

(参)プラズマ化学はこうして人体の危機を救う?!

熱中症予防に漢方薬を活用しよう!

今年は、梅雨らしさもなくあっという間に開けて、まだ6月にもかかわらず、40℃近い猛暑が続いてきました。熱中症に罹る方も急増し始めました。

快適に過ごすために、室内の温度や湿度の管理も大切ですが、私たちの体内環境に気を配ることも大切です。

暑いと体温を冷ますために血液は体表に多く分布してしまい、胃腸などの内臓への血流は相対的に減少します。すると、胃腸や肝臓などの機能が低下するので、消化力が弱くなったり、解毒力も低下してしまったりします。そのような状態で、冷たい飲み物やアイスなどを飲食すると、余計に内臓の働きが低下してしまいます。すぐに、お腹が痛くなったり、下痢したりして具合が悪くなります。

そして、摂った水分の代謝も悪くなるので、体内の水分の偏在が起き、むくんだりして体が重くなったり、だるくなったりします。

また、暑い中での作業やスポーツなどでは、体内の水分が汗などで過剰に排泄されて脱水状態になり、熱中症を引き起こしてしまいます。血液が濃縮されることで、血栓ができやすくなり、脳梗塞などの塞栓症のリスクも高くなります。

このように水分代謝の異常や水分の偏在、不足のリスクの多い時期こそお勧めしたいのが、漢方薬の「五苓散」です。

五苓散は、猪苓、沢瀉、蒼朮、茯苓、桂皮の五つの生薬で構成されていて、利水止瀉、消腫の効果があり、一般的には“口渇、尿不利”に用いられています。

脱水状態ですが、機能低下により、胃腸内に水分が動けずに溜まっている状態を改善します。

喉が渇いて水を飲みたがるのですが、飲むとすぐに吐いてしまう状態に良いわけです。現代医学では点滴の適応になりますが、軽度であれば経口補水液が推奨されています。

この五苓散は、水分の代謝を整えてくれて、体内の水分の偏在を解消してくれます。代謝が悪くなって水分が滞っていれば、その水をさばいてくれますし、水分が不足しているところには潤いを保つように水分を持ってきてくれて機能を高めてくれます。

ですから、このような蒸し暑い時期に予防で五苓散を服用しておくと、過剰な脱水を防ぎ、熱中症や脳梗塞のリスクを下げてくれて体調を維持してくれるのです。スポーツであれば、熱中症の予防とパフォーマンスを維持するのに役に立つのです。

また、普段室内での仕事が多い方でしたら、暑い環境に出る前に、体調管理を目的に五苓散を利用して見てください。

ただし、このように暑い時期は、胃腸などの内臓機能が低下しやすい時期なので、養生として、冷たい飲み物やカフェイン・アルコールの過剰摂取は避けて、こまめな水分補給やビタミン・ミネラル補給を心がけて過ごしましょう。

また、夏バテで食欲も落ちてぐったりする状態では、気を補う生薬の“人参”や“黄耆”が入っている「清暑益気湯」、さらに憂うつや心労があり睡眠の質の低下があれば「清心蓮子飲」がお勧めです。

ちなみに、調剤薬局に相談すれば、処方箋無しで実費で1日当たり300~400円ほどで頂けるので、役立てて見てくださいね。かかりつけ医があれば、この時期お願いして処方してもらっても良いかと思います。

当然、夏バテや心労、睡眠の質の低下等の不調は、当サロンでもサポートしていますので、ぜひお試しください。

 

(参)漢方処方の構成と適用

[健康法]2022.06.29

ゴボウ茶の勧め

私が普段飲みしているお茶にルイボスティーやゴボウ茶があります。今回は、ゴボウ茶のお話しをします。

私の所のゴボウ茶は、知人が自家畑で作ったゴボウから作っているものです。

ゴボウを水にさらすと真っ黒な色が出ますが、アクではありません。これは、ゴボウに含まれる滋養強壮成分の「サポニン」というポリフェノールの一種です。漢方薬の万能薬として有名な朝鮮人参の滋養強壮成分と同様のものです。

根菜類の皮には、土の中の細菌やカビなどの微生物や虫などから身を守らなければなりません。そのため、石鹸の泡と同じ界面活性作用のあるサポニンが細菌やカビの細胞膜を破壊して、防菌・防虫効果を発揮するのです。同時に腸内や血中のコレステロールも吸着して体外に排出するので、ダイエットにもなるのです。

また、ゴボウは三年草です。冬の乾燥した大地の中で春の発芽に向けて水を蓄えなければなりません。そのため「イヌリン」というムコ多糖類の吸水性ポリマーを持っています。おむつや生理用ナプキンの中に入っている白い粉です。血中のイヌリンは、体内の余分な水分を吸着するので、利尿作用があり、むくみを取ってくれます。

ですから、ゴボウを調理するときに、皮をむいて、ささがきにして、水にさらすと、若返りと健康のモトである栄養成分は洗い流され、植物性の食物繊維しか残りません。

そこで、ゴボウのメリットを常に得るのにゴボウ茶は有益です。

ゴボウはたわしで土をよく落とし、皮をむかずにピーラー(皮むき器)で薄いささがきにします。水にさらさずに天日で半日、夏なら2~3時間干します。この間にデンプンが分解されて甘みが出ます。次にフライパンでから煎りします。乾燥させる意味もありますが、焦がさないように茶色くなるまで煎って、焙じ茶のように「焙煎」するのです。余熱を取ってから冷蔵庫に保存しておけば1週間はもちます。急須に入れてお湯で飲んでもいいですし、水出し麦茶のようにして冷やして飲んでも良いです。

ぜひ、ゴボウ茶を楽しんでみて下さい。

 

(参)乳癌百話

[健康法]2022.06.22

習慣を変える連想法

人類が数億年以上の長い月日を生き残っているのは、常に危険を察知して警戒して行動していたわけで、そのため、人の心の奥には警戒心や恐れなどのマイナス感情が押し込まれています。ですから、ついついマイナスな感情や言動が出てくるのは致し方ない面があります。

しかし、人間はこの世の中を楽しく過ごし、社会を少しでも良くして次世代に渡して行く義務があります。マイナスな言動ばかりでは、健康を損ねたり、社会を良くすることはできません。

今回は、潜在意識の中にあるマイナス感情という観念要素を入れ替えて、プラスに物事をとらえて積極的な言動になり、健康や幸せを手にするのに効果的な「連想法」をご紹介します。

これは、有名な中村天風氏の教えの一つです。ビックリすることに、今大リーグで活躍している大谷翔平選手も日本ハムの時に天風氏の本も繰り返し読んでいたとのことです。納得ですね。

この「連想法」は、自己暗示法の一つです。想像力を利用して、寝るまでの間、心が明るく楽しくなるようなことだけを寝床で思い浮かべる方法です。寝がけに行う理由は、寝ぎわの大脳の活動が低下して暗示されやすくなっているからです。想像したことや考えたことは皆暗示となって、潜在意識に強く印象づけられます。

人は同時に二つのことを考えられません。毎晩、明るく楽しくなるようなことだけを考えていると、マイナスのことを考えなくなります。

日中あったいやなことや辛いこと、腹立たしいこと、心配なことが、寝がけに脳の抑制がゆるみ、再び思い出されてくるものです。そこをあえて「そんな考えは明日に回そう」と棚上げし、プラスの連想を行います。

それでもマイナスが浮かぶようなら、マイナスをそのまま放置します。その上で強制的にプラスのことを考えるのです。自分の心ですから、出来ないことはありません。人は同時に二つのことを考えられないので、マイナスは自然に消え去ります。

時に、楽しかった思い出の写真を用いるのも効果的です。

他にも、昼間にやる修行法があります。通勤や通学の電車などで積極的なことだけを集中的に考えるのです。この方法を天風氏は、連想法を応用した修行法「連想行」と呼んでいました。一定時間、積極的なことを連想する訓練です。

肉体は病んでも心まで病むことはありません。ぜひ、この連想行を実践してみて下さい。

また、丸山敏雄氏の万人幸福の栞の明朗愛和の章にも同様のことが書かれています。以下に紹介してこのブログを終わります。

・・・一人の明朗な心境は、その人の肉体健康の元であり、家庭健康の中心であり、事業健康の根源である。うち沈んだ、暗い、よわよわしい心の持主は、きっと体が弱い。・・・

明朗の心、一日も一分も曇らしてはならぬのは、人の心である。・・・

真に正しい事とは、まず己が救われ、それと一緒に人が救われることでなくてはならぬ。明朗こそ、まず己が救われるともしびであり、己のかかげたこの燈火で、人もまた救われる。そして世の中が光明に輝いて来る。

 

(参)中村天風「自力」で運命を動かせ、万人幸福の栞

[ブログ/健康法]2022.06.15