スタッフ公式ブログ

「食べる瞑想」をしてみましょう

現代の私たちは、あっという間に、ついスマホを取り出して見る習慣になっています。

電車の中でも、年齢を問わずほとんどの方がスマホ片手に過ごしています。そして、友人や家族と食べている時でも自分の世界を作ったりして「ながら食い」になっています。

今回は、食べることに意識を向けて食事をすることの大切さをお伝えします。

私たちは、肉体と魂の合致したもので、肉体の栄養が食事で魂の栄養が希望や感動です。

私たちの肉体の栄養を摂る行為である食事をおろそかにすることは、私たちの肉体をおろそかにすることに他なりません。日常の食事にしっかり意識を向けて行くことは、私たちの体のみならず、心も養い、心身を整えることになります。

そして、今回の「食べる瞑想」は「マインドフル・イーティング」というものです。

まず、そのやり方をご紹介します。

普段の食事でも良いですが、レーズンやナッツなど一口で食べられるものがお勧めです。

  • 食べ物を観察します。

深呼吸をして、心を落ち着かせて一粒もしくは少量だけ手に取るか箸で取ります。重さや触れた感覚、色、形、表面のしわなど、細かく観察します。

  • 香りを嗅ぎます。

嗅ぎながら、どのような感情や思考がわき起こってくるのか、身体にどのような変化があるのかなどを感じてみます。

  • 口の中に入れます。

口に入れて食感を味わいます。味の変化や唾液の様子、感情などを観察します。

  • ゆっくりと噛みます。

食感の変化や味、ドロドロに溶けて行く感覚や感情などを観察します。

  • ゆっくりと飲み込みます。

最期にドロドロに溶けた食べ物をゆっくりと飲み込みながら、のどを通る感覚や感情などを観察します。

ちなみに、古からある禅の世界で行われている「食禅」ですが、そのやり方は、単に食べ物に集中し、食べる過程に集中する方法ではなく、日常生活の一つとしての食のあり方から食材やその作り手への思い、それを頂く自身への問いかけ、心のあり方、食後の作法等と命と向き合う修行の一環という位置づけになります。

そして、食の瞑想をすることで、食本来の味わいを楽しめるだけでなく、日常を豊かにし、心身の安定、消化力を高める、血糖値が下がるなどの健康効果、ダイエット効果、自身の感覚を繊細にするなどのメリットを得られます。

食べる前後に、食への感謝をしてから、最初の数口からでも始めてみてはいかがでしょうか。

 

[健康法/瞑想/]2023.03.08

代用肉は加工肉では?

持続可能な地球環境にしようと、二酸化炭素やメタンなどの温室効果ガスの削減や人々の食の多様性への対応に役立とうと“代用肉”が注目されています。

牛などの畜産では、メタンの排出や土壌の悪化、森林の伐採などの環境的な負荷があります。そして、牛肉なら一人分の食事が大豆などの植物性の食物なら数人分に相当することも、今後2025年に人口が100億人を超えてしまうことも考えると植物性食品が優位になるでしょう。

しかし、代用肉の歴史は古く、その多くは無益な殺生を禁ずる宗教などとの関係があります。日本でも、精進料理としてお麩やがんもどき、高野豆腐などが食べられていました。

ですから、いまさらという感じですが、今回の資本経済の延長で出て来た代用肉はコ〇ナやワクちゃんのように胡散臭いものです。

実際、“バターのようなマーガリン”など食べるプラスチックを平気で市場に流しています。代用肉も“こだわり抜いて作りました”です。何をこだわっているのでしょう。

裏を見れば、添加物まみれです。着色料、保存料、メチルセルロース、二酸化チタン、増粘剤等、安いウインナーやハンバーグなどの加工肉のようです。

それなら、シンプルに植物性食品そのままを食べる方が健康にはずっと良いです。それを、こだわって余計な手を加えるので、高価で危険な食べ物になるのです。

普段はガツガツ肉を食べていて、「今日はフェイクミートのハンバーガーだ」と地球環境に良いことをしようと気まぐれに食べるのなら、普段肉を食べる日を大幅に減らしてブロッコリーの入った野菜サラダとか納豆などをしっかり摂る方が良いでしょう。

本当の意味での食を節して行きましょう。

[ブログ/]2023.02.11

食パンって、毎日食べて良いパン?

学校給食でパン食を慣らされてから半世紀以上が経ち、高齢者の日常食でもパン食が当たり前になっているのではないでしょうか。

そのような中で、パンは食べられるのが当たり前なのが、わざわざ「食」を付けたパンの“食パン”はどのような位置づけでしょうか。

高齢者でもやわらかく美味しく食べて欲しいという理念で作ったという、美談で登場し始めた高級食パンの素材はどうでしょう。

本来、パンの基本材料は、小麦粉、イースト、水、塩の4つのシンプルなものです。フランスパンなどの固めなものがそうです。

これが食パンとなると、上記の4種類に砂糖や脱脂粉乳、バター、卵などが加わります。特に、日本のパン市場の65%以上のシェアのあるヤマ〇キ製パン、続くフ〇パン、敷〇製パンなどの食パンでは、ショートニングやマーガリンといった問題のあるトランス脂肪酸が加わり、高級食パンになるとさらに多くの添加物が加わって美味しく食べられるよう工夫されています。

以前ご紹介したように、国産の小麦を製粉して作ったパンですら、腸へのダメージのリスクがあります。それが、外国産の小麦を輸入して国内で製粉して“国産”と称した国産小麦ですと、除草剤やポストハーベストの問題も出てきます。現代の日本人の血液中には大なり小なり除草剤であるグリホサートが検出されたという研究もあります。

そして、ショートニングやマーガリンは食べるプラスチックとして知られているトランス脂肪酸の問題が加わります。

白米に納豆や卵をかけて食べるのと、白米に砂糖やマーガリン、ホイップクリーム、植物油などをかけて食べるのとどちらが体に良いでしょう。

食は本来、身体を養い、人を良くする食べ物であるべきです。それが、いつから体を蝕むものを常食するようになったのでしょうか。

欧米の研究では、小麦は認知症や脳機能の障害と関わっていて、記憶や精神へ影響があることが分かっています。

さらに、マーガリンに含まれるトランス脂肪酸も、がんや認知症、心臓病、糖尿病などとの関連が疑われていて、国外ではきちんと規制がなされています。マーガリンを含む食品は常食するものではないと認識すべきでしょう。

ですから、市販の食パンは食事で取るべきものではないと思います。菓子パンもほぼマーガリンを含んでいるので、これらは常食するようなパンではないのです。

がんや認知症、糖尿病などのリスクを増やさないためにも、食パンを日常的に取るのをやめ、小麦製品も控えるようにして行きましょう。

 

(参)長生きしたけりゃパンは食べるな、病気がイヤなら「油」を変えなさい

[がん/]2023.01.18

メタボが引き起こす10のリスク

今日は七草がゆを食べる「人日の節句」の日、年末年始の食生活で弱った胃腸を休める日です。

この年末年始の食生活で、多くの方が体重を増したのではないでしょうか。今回は、体重増に関連した「メタボリック症候群」についてお話しします。

「メタボリック症候群」には、糖尿病、高血圧、心臓病、がん、認知症など、様々な病気が詰め込まれています。

メタボリック症候群になるには、なにも太っている必要はありません。何といっても、正常体重の成人の40%までもがメタボリック症候群にかかっているからです。肥満はメタボリック症候群の「マーカー」にはなり得ますが、メタボリック症候群の唯一のマーカーではないですし、メタボリック症候群を引き起こす原因でもありません。

ただ、誰もが納得できるのは、インスリン抵抗性がメタボリック症候群の明らかな特徴であるということです。

それも含め、以下にメタボリック症候群が引き起こす「10のリスク」をご紹介します。

 

  1. 肝臓のインスリン抵抗性
  2. 高インスリン血症
  3. 脂質異常症
  4. 高血圧
  5. 心臓発作・脳卒中
  6. 肝硬変
  7. 不妊症など
  8. 2型糖尿病
  9. がん
  10. 認知症

 

どうでしょうか?

以前、糖質過剰がメタボなどを引き起こすことをお話しましたが、本当に、「メタボは怖い病気の詰め合わせ」ですね。現代社会では、意識しないと体型どころか、健康は守れなくなっています。

年末年始後の食事などに気をつけながら、ファスティングを取り入れたり、メタボのリスク軽減のサポートをする内側からの整体“プラズマ療法”で心身をケアして行きましょう。

 

(参)果糖中毒

[ブログ/]2023.01.07

タンパク質はしっかり摂りましょう!

私たちの体を構成する主要なタンパク質は、体重の約20パーセントを占めています。そのタンパク質は、筋肉やお肌のコラーゲン、毛髪や爪のみならず、血液のヘモグロビンや体内の多くの酵素の原料になっています。分かっているだけでも、約10万種類ものタンパク質が存在しています。

そして、私たち体内のタンパク質は20種類のアミノ酸からなっています。不思議なことに、アミノ酸は自然界に約500種類も存在するのに、たった20種類です。

さて、私たちが食事で摂る3大栄養素である糖質、タンパク質、脂質の内、唯一タンパク質だけは保存が効きません。毎日、摂取しなければならない栄養素です。

ですから、きちんと毎日タンパク質を摂取しないと様々な不具合を生じてしまいます。筋肉がやせ細っていくだけではありません。

筋肉量のみならず、骨も弱くなり、肌も荒れて来ます。各種ホルモンの原料でもあり、精神機能にも影響を与え、各種ストレスに弱くなります。また、免疫成分も主にタンパク質であり、タンパク不足は感染症に対して抵抗力の弱い身体になります。

ですから、タンパク質はしっかり摂ることが大切です。

ここで、その食材はと言いますと、肉より魚、魚より野菜・大豆が健康に良いと思います。肉の中では、獣舎より放牧されたグラスフェッドの肉、四つ足よりは鶏肉が良さそうです。また、魚はマグロなどの大きい魚より手のひらサイズの小魚、イワシ、アジ、サバ、サンマなどの青背の魚が良いでしょう。そして、植物では大豆やブロッコリーが優れています。大豆は、がん予防に効果のある食品群、デザイナーフーズ・ピラミッドの頂点に位置する食品でもあります。大豆のイソフラボンは、大腸がんや乳がんなどのリスクを減らすという研究もあります。

そして、タンパク質をしっかり摂ると言っても、一日の摂取カロリーの20パーセント以下にはしたいものです。というのも、20パーセント以上ですと、がんの発症が上がるとされています。また、腸内環境も悪化しやすくなります。

最期に、しっかりタンパク質を摂ることで健康を保っている人の期待を以下に挙げて見ます。

 

・貧血しにくい ・血圧が正常に保たれやすい ・ホルモン分泌が正常に保たれやすい ・細菌やウイルスに感染しにくい ・内臓障害が起こりにくい ・内臓が下垂しにくい ・筋肉が劣化しにくい ・姿勢が悪くなりにくい ・リウマチになりにくい ・出血が止まりやすい ・骨折しにくい ・虫歯になりにくい ・疲労しにくい ・公害や薬害にやられにくい ・シワになりにくい ・老化を減速する ・消化不良を起こしにくい ・食欲不振になりにくい ・傷の治りが早い ・ストレスに強い

 

(参)高タンパク健康法

[栄養/]2022.12.21

牛乳はホルモンに関する病気のリスクを高めてしまいます!

現代は、乳製品を多くとるからでしょうか、月経開始年齢が早まっています。さらに、乳製品により、ホルモン関連の病気のリスクが高まっています。

今回は、前回に引き続き、牛乳のリスクを見てみましょう。

 

  • 牛乳が胃酸と反応すると乳餅(カード)ができ、栄養素の吸収を阻害します。

もともと、カゼインタンパク質は「にかわ」状の物質で、木工用ボンドに使われる粘着性の極めて強いものです。それから出来るカードは、さらに粘着力が強く、ビタミンやミネラルの吸収を妨げます。最近ではチーズがもてはやされているので、さらにカードによるビタミン、ミネラル不足による肥満や疲労感、無気力感が増加し、さらに女性では特に、「鉄」の吸収阻害による鉄欠乏性貧血が問題となっていくでしょう。

 

  • 日本人の約8割は乳糖を分解する酵素がありません。

日本人には、体内でラクターゼを作れない「乳糖不耐症」の人が多くみられます。乳糖不耐症の人が牛乳を飲むと、下痢をしたり、おなかにガスがたまったりします。

 

  • 牛乳に含まれる女性ホルモン(エストロゲン)、抗生物質や有害物と乳がんとの関連が疑われています。

牛乳は、本来、牛の赤ちゃんが体重を1日に1kg増やすために必要な成長ホルモンが含まれています。この成長ホルモンは「IGF-1(インスリン様成長因子)」と呼ばれるものです。

また、多くの乳牛は、エサに遺伝子組み換え穀物が使われ、乳腺炎などの病気も多いので抗生物質も多く与えられています。「母乳は白い血液」といわれるほど、母牛の血液の状態を反映した成分になります。

不健康な牛からは、不健康な成分の牛乳しかとれません。

その結果、牛乳に含まれる多くの化学物質やホルモンにより、生殖器の病気やホルモンに関する甲状腺や膵臓、副腎などの病気のリスクが高まってしまいます。

さらに、効率を求める畜産により常に乳牛が妊娠状態のままなので、どうしても牛乳中のエストロゲン濃度は高くなっています。

そのことが、ヒトの血中のエストロゲンレベルを過剰にしてしまっています。

その結果、特に女性において月経開始年齢を早め、月経前症候群や生理痛をひどくし、次にはエストロゲンに敏感に反応する生殖器官(子宮・卵巣)や乳房の細胞に異常な成長を促し、やがて腫瘍やガンを形成させてしまうことになるのです。

特に、乳ガンについては、すでに牛乳・乳製品との関連がいわれていて研究もされています。

ガンだけでなく、牛乳は動脈硬化や腎障害のリスクを高める食品でもあります。牛乳は動脈硬化を進める脂肪酸を多く含むうえ、ほかの肉や魚に比べて、タンパク質の中に腎臓への負担となるリンも多く含むからです。

つまり、牛乳を摂取すると、太い血管から毛細血管まで障害を受けてしまうのです。

 

以上の多くの理由から、当サロンにおいて栄養指導や食事指導の中で牛乳や乳製品がもはや健康飲料・健康食品でないと言い続ける理由です。

[]2022.12.18

「体に良い」と思われている牛乳は骨を弱くします!

牛乳の最大の問題は「体にいい」という思い込みです。

高齢者ほど、骨を強くするために牛乳やヨーグルトをとっています。しかし、逆にこれら乳製品をとればとるほど、骨をもろくする事実があるのです。

杏林予防医学研究所所長の山田豊文先生は、牛乳をよく飲む(1日2杯以上)人は、飲まない人に比べて骨折リスクが2倍以上、ヨーグルト(1日1杯以上)では約3.5倍、そしてチーズにいたっては、一切れでも約4倍と報告しています。

そして、骨だけではなく、以下の通り、さまざまな不調・病気との関係が明らかになっています。

 

  • 牛乳を飲むほど、カルシウムが体内から失われて骨折しやすくなります。

牛乳を飲むと、消化されにくいタンパク質を多くとることになり、腸の中に窒素残留物が増える。その窒素残留物が吸収されて血液中に増えると、血液が酸性に傾くので、それを中和する為に骨からカルシウムを溶かしてしまうことになります。

それが、カルシウムパラドックスといわれるように、牛乳や乳製品をとればとるほど骨粗しょう症を引き起こし、骨折しやすい体にしてしまうわけです。

 

  • 牛乳はあくまで牛のミルクであり、人の母乳とは組成比率が違います。

牛乳は誕生後すでに成熟している仔牛にはさらなる成長のため、IGF-1(インスリン様成長因子)を誘導するカゼインが主体となり、未成熟のヒトの赤ちゃんは、免疫や感染防御、腸の修復、便の排出などが優先されるため、母乳はホエイ主体になっています。

 

  • 今の牛乳は以前と製法が変わり、今の牛乳は危険な飲み物になっています。

これは、牛乳そのものの問題はありませんが、製法や加工による問題になります。

超高温殺菌(UHT乳)により、今の牛乳は酵素活性が失われ、タンパク質も変性し、消化・吸収されにくくなり、さらに栄養素も壊れてしまいます。

そして、ホモジナイズですが、これは乳脂肪を砕くことで成分を均一にし、クリームが浮かばないようにするものです。しかし、このことで砕かれた脂肪球がカゼインやホエイを引き込み巨大なタンパク質へ変化することで、アレルギーを起こしやすくしてしまいます。

 

  • 牛乳のタンパク質の約80%を占める「カゼイン」を人は分解・消化できません。

牛乳のカゼインは大方、分解・消化できず、それが腸の中に未消化物としてたまると腸に炎症が起こりやすくなります。

さらに、人間が消化できないα型カゼインはアレルゲンとなりやすいため、アトピー性皮膚炎、ぜんそく、花粉症、さらに遅延型アレルギー(IgG型)の原因にもなります。

 

  • 牛乳のカゼインから不完全に分解されてできるカソモルフィンはモルヒネ様物質です。

カソモルフィンというモルヒネ様物質“エキソルフィン”もパン同様に中毒症状を起こし、精神不安や神経障害を起こします。

脳神経に影響を及ぼして、ふらついたりめまいがしたり、物が二重に見える方もいます。さらに気づきにくいですが、便秘や排尿トラブル、呼吸器異常もあります。

牛乳はもはやコーラと同じ嗜好品です。上記のような症状があり、乳製品を習慣的にとっているならやめて見てはいかがでしょう。

[]2022.12.14

管理栄養士、幕内秀夫氏から学ぶ食事の共通原則

現代の食生活では、ごはんを押しやってパンやパスタ、スイーツが幅を利かせています。

そして、このような高脂肪の「ホルモン異常食」が乳がんの増加になっています。

今回は、管理栄養士の幕内秀夫氏の食事指導における共通原則をご紹介します。

 

現在、ほとんどの医院・病院での食事指導は至って次のような様です。

「食事はいつもバランスよく摂りましょう」「食事はゆっくり時間をかけて食べましょう」など、もっともなことです。そしてあいまいな感じの内容で、具体性がありません。

本来、食事指導は個人のライフスタイルに合ったものでないと、長続きしません。普段どのような食事をどのくらいとっているのか。専業主婦なのか、仕事をしているのか、どのような家族構成なのか。どのような好みなのか、など知ったうえでないと、その人にふさわしい指導は出来ません。

その際、大切なことは、その人のライフスタイルに合った現実的なアドバイスをするという姿勢です。そして、以下のような誰もが実践すべき「共通の原則」を踏まえて実践できれば、どんなライフスタイル、どんな家族構成の人でも理想の食事ができるはずです。

 

  • 「1日2回」白いごはんを食べる

まずは「食の柱」を変えて、主食であるごはんをしっかり食べることです。パン食では副食は自ずと油の多いものになりがちです。基本の献立を日本の伝統的な食事にすることで、主食のごはんと一緒にみそ汁もしっかり飲みましょう。

  • パンの常食をやめる

夜型の生活で夕飯が夜食になっていると、朝は手軽なパンとなってしまいます。

  • 「ひらがな食」をメインにする

パンやパスタなどは副食も含めて調理段階で油を多く使います。また、小麦は輸入されたものが多く、農薬や防腐剤などの添加物の問題もあります。カタカナの食事は、友人との会食で楽しむ程度に抑えて下さい。

  • スイーツは「食後のあと」だけにする

誰にも甘いものなどの心の栄養も必要です。しかし、スイーツなどの間食はひかえて、きちんと食事をしたうえで、スイーツはあくまで“プラスα”のものとして1日1回程度に抑えましょう。

  • 「常備食」をそろえておく

漬物や海苔、梅干しといった日本の伝統的な常備食を利用することで、食事の準備は楽になります。ごはんとみそ汁だけ作っておけば、あとは常備食をテーブルに並べるだけで立派な食事になります。

  • 外食は「精製食品」を避ける

「砂糖」「油」「うま味調味料」などの精製食品は「外食舌」にしてしまい、生活習慣病につながる可能性を高めます。

  • 「何を食べないほうがよいのか」を考える

農薬、食品添加物、遺伝子組み換え食品、有機塩素化合物などには多くの問題があります。毎日、口にする食品を優先して安全性の高いものにして行きましょう。「何を食べない方が良いのか」という、いかにマイナスを少なくするかがカギになります。

  • 「塩分の摂り過ぎ」よりも先に、心配すべきことが他にある!

伝統的な日本食は「塩分」によって成り立っています。塩によって、腐敗する前に発酵させることで保存が効くようにし、1年中、豊かな食生活を送ることが出来たのです。塩分摂り過ぎと注意喚起されるべきものは、スナック菓子やインスタント食品、ラーメンなどです。(これらは、リンの問題もあります)

 

楽しむ食事をいきなり厳しいルールで制限するよりは、上記のような大まかな「共通原則」から始めて見てはいかかですか?

 

(参)乳がん患者の8割は朝、パンを食べている

[]2022.10.09

女性たちは「ホルモン異常食」を食べています!

現代の女性たちは、知らずのうちに高脂肪の食事をしています。

そして最大の問題は、この脂肪の摂り過ぎが女性ホルモンの増加につながっていることです。というのも、摂取した脂肪分は、体内で「コレステロール」として蓄積され、それが女性ホルモンを作る材料になっているのです。

この食というものが、女性ホルモンにいかに影響を与えているかは、逆の方向から見てみると分かりやすいと思います。例えば、過度なダイエットをしている人や拒食症などの摂食障害でガリガリにやせている女性のほとんどは“生理”が止まっています。それくらい女性ホルモンは食事の影響が出やすいのです。

もちろん、適切な量の女性ホルモンが分泌されていれば何の問題もありませんが、現代の女性は知らずのうちに脂肪を摂り過ぎ、それが女性ホルモンの過剰分泌を引き起こしているのです。

そして、この女性ホルモンの過剰分泌はさまざまな婦人科系の病気をもたらしています。特に、“欧米型の食事”は高脂肪のものが多く、乳がん罹患率を高めるとされています。ですが、多く指摘されているような“肉の食べ過ぎ”だけが乳がんの原因だとは限りません。

女性たちが口にしているのは、あきらかにパンやパスタ、スイーツの方が多い。日本人食としての“お米”を摂ることが少なくなっています。

実は、ピザやパスタは概ね牛丼やカツ丼の2~3倍脂肪が多く、特にカルボナーラはカツ丼の約4倍も脂肪が多いのです。また、パンやパスタなどの食事のお供にも脂肪の多い乳製品が付きものです。こうした食生活が高脂肪になる最大の原因で、女性ホルモンの異常な分泌を促進し乳がんの発症を増加させているのです。

ですから、パンやパスタ、スイーツなどは「ホルモン異常食」と呼んで良いでしょう。

現代はとんでもなく高脂肪の食生活になりかねない時代になっています。それと気づかず、無自覚のうちに高脂肪食型の食生活になっている女性があまりにも多くなっています。または、健康や美容のために良かれと思っている食生活が、思わぬ逆効果になっている場合が本当に多いのです。

まずは、小麦製品をひかえ、お米をしっかり摂ることを意識して、“ま・ご・わ(は)・や・さ・し・い・わ”を心がけていってみましょう。

 

(参)乳がん患者の8割は朝、パンを食べている

[]2022.09.28

がんはお腹で作られます!

腸は、私たちの免疫という観点で重要な器官です。そして、日々の食事の影響を受け続けています。

食生活を中心とした大規模な調査「チャイナ・スタディ」では、地域や各国の食習慣の違いでがんの発生率に100倍以上の差が生じていたことが明るみに出ました。その調査では、がんの多い中国の都市部では肉やパン、揚げ物、加工食品などの食事が多く、がんの少ない農村部では、野菜やイモ類、豆類が食事の中心でした。

つまり、中国の農村部では食物繊維の多い食材が中心で、便秘が少なく腸内環境が整っていたためだと考えられます。

腸内環境が良好に保たれれば、高い免疫力を発揮することができるのです。

ところが、現代日本人は野菜やキノコなどの摂取が少なく、食物繊維は不足し、動物性タンパク質や加工食品の摂取が多くなっています。それにより、良い便を出すことができない状態や毎日の排便ができない便秘が当たり前のようになってしまっています。

すると、腸内では、食べ物の残りが腐敗したり、酸化したりして“炎症”を引き起こしてしまいます。ひどい場合には、腸内が赤く腫れたりして、虫垂炎や憩室炎、大腸炎などになります。

さらに、腸内環境の悪化が持続すると、免疫力も低下し、体中全体の環境が炎症体質になり、酸化・酸性化し、がんが作られて行きます。

そうならないように、日々の食事やストレス管理、運動も含めた生活習慣などに気を付けることが大切です。

そして、さらに、食事や運動、ストレスなどにより、その都度発生する活性酸素を消去して炎症を起こさないようにして行くことがとても大切になります。

炎症、酸化を引き起こす活性酸素は、がんを始め、認知症、糖尿病などさまざまな病気の根本原因だと知られるようになって来ました。

ですから、食事に気を付け、その活性酸素を都度処理して、健康を保って行きましょう。

 

(参)がんは腸で治る!

[がん/]2022.09.18