スタッフ公式ブログ

2022年03月

ミトコンドリアの働きの足を引っ張る薬は注意しましょう!(その2)

プラズマ療法によるがんサポートにおいて、ミトコンドリアが正常に働かないとがん細胞をアポトーシスに導くことが出来ません。そればかり、効率の良いエネルギーを生産がスムーズにいかないため、さまざまな不具合が生じてしまいます。私たちが安易に頼ってしまう薬の中あるミトコンドリアの働きの足を引っ張ってしまうお薬をもう一つご紹介します。

それは、糖尿病に使われているビグアナイド系のお薬です。メトホルミンやメトグルコと呼ばれている薬剤です。

私たちの肝臓では、糖新生といってタンパク質からエネルギー源のブドウ糖を作っていますが、ビグアナイド系はこのメカニズムを妨げたり、全身の細胞でブドウ糖が素早くエネルギーとして消費したりして血糖値を下げる働きをして優秀な薬とされています。

ところが、ビグアナイド系は細胞でエネルギー通貨であるATPを生産するミトコンドリアに結合して、電子伝達系を抑制することが知られています。効率よくエネルギーを作り出すミトコンドリアが働けないとなると、ブドウ糖を乳酸に変えてエネルギーを生産しようとします。そのため、血液中に乳酸があふれ、血液は酸性に傾き、さまざまな障害が現れます。

このように、西洋医学はある一面に効果を発揮すると同時に、別の面では不具合を生じるものが多くあり、それが副作用になっています。そのため、日本老年医学会と国立長寿科学研究センターの研究チームは「高齢者の安全な薬物療法ガイドライン2015」案で、糖尿病薬は高齢者には使用中止を強く推奨すべきもの、つまり「ストップ」に区分けされました。

血糖値を下げることと、糖尿病の合併症を改善することは別であり、見かけの数値を低く保つために薬剤を使うことはお勧めできません。食事やストレス対策、生活習慣の改善、体を動かすことを主にして行きましょう。

 

(参)薬でなおらない成人病

[薬はリスク]2022.03.30

ミトコンドリアの働きの足を引っ張る薬は注意しましょう(その1)

ミトコンドリアは私たちの細胞に数百から数千共生している生命で、私たちが健康に過ごすためのエネルギーを作ってくれています。

プラズマ療法によるがんサポートにおいても、ミトコンドリアが正常に働かないとがん細胞をアポトーシスに導くことが出来ません。そればかり、効率の良いエネルギーを生産がスムーズにいかないため、さまざまな不具合が生じてしまいます。

日本人は特に薬が好きな民族ですが、その薬の中に実は、ミトコンドリアの働きの足を引っ張ってしまうものがあります。その一部をご紹介します。

まずは、コレステロールの値を下げる目的で頻用されているスタチン系の薬剤です。

これは、コレステロールを下げることで動脈硬化を防ごうというものです。

ところが、むしろスタチン系は心臓を栄養する冠動脈や腎臓の石灰化を引き起こし、細胞のミトコンドリアが担うエネルギー生産の機能を低下させて、心筋や血管の機能を損なうのです。その他、筋肉(骨格筋)が働くときも同様になります。

ですから、スタチンの副作用として、筋肉の痛みが生じて、やがて歩くのも困難になる横紋筋の融解が知られていますが、これも筋肉でもエネルギー生産・供給が損なわれるためといえます。

さらに、スタチン系により全身の細胞がエネルギー不足に陥りますが、私たちの体は、ブドウ糖から効率良くエネルギーが作られない場合、脂肪酸からケトン体を作り、脳を始め多くの組織で糖に代わってエネルギー源としています。スタチン系は、ミトコンドリア内で行われるこのケトン体の合成も抑えてしまうのです。

そして、スタチン系は、過酸化(フリーラジカル)を抑える酵素まで減らします。

多剤投与が医療費高騰で問題になっている現在、真っ先に減らして良いと言われているのが、このスタチン系です。もし服用されている方は、医師に相談しながら中止すると良いでしょう。

[薬はリスク]2022.03.26

”老化促進物質リン”のステルス攻撃に気をつけましょう!

前回のブログで、私たちに必要なリンが、実は危険なもので、私たちの老化を促進していることをお伝えしました。

現代の私たちの食生活では、必要量の数倍ものリンが過剰に摂取されています。

それにより、血管の石灰化(動脈硬化)、心肥大、骨粗しょう症、慢性腎臓病、肺気腫、成長障害、性腺・胸腺・皮膚の萎縮、筋肉量の減少(サルコペニア)、認知症、慢性炎症、寿命の短縮等の多岐にわたる疾患に見舞われていきます。

過剰なリンは、体内で「細胞毒」や「病原体」のように悪さをするのです。

ですから、いかにリンの摂取に気を付けていくかがとても重要になるのです。

今回は、老けやすさに差をつけている“リンの摂取”について気を付けていくポイントをお伝えします。

リンは、肉、魚介類、穀物、野菜、乳製品等、ほとんどの食品に含まれています。こうした「食品から入るリン」に匹敵するくらいの量を食品添加物からも摂取しています。加工食品、カップラーメン、スナック類、ファーストフード、お惣菜など、さまざまな形で私たちの体に入って来ています。

リンは味もにおいもなく、また添加物として見えない場合も多いのです。酸味料や着色料、ph調整剤など、非常に多くの食品添加物に含まれていますが、その食品の成分表示ラベルに「リン」と表示されていないことが少なくありません。このようにリンは、「味がない」「においもない」「見えない」というステルス性のため、ほとんどの人が日々知らず知らずのうちに大量のリンを摂り過ぎてしまうわけなのです。

では、このようなステルス攻撃にどう対処していけばいいかと言いますと、それは「敵を知る」ということです。どんな特徴を持っていて、どういった食品に多いのかを知っておく必要があります。

リンには「有機リン」と「無機リン」の2種類があります。

「有機リン」は、肉類、魚介類、卵、乳製品、野菜、穀物などに広く含まれているリンです。食品中の有機リンの含有量は、タンパク質含有量に比例することが多く、このため、肉、魚、乳製品に多い傾向があります。体内への吸収率は食品によって違いますが、20~60%です。

有機リンには「吸収されやすいタイプ」と「吸収されにくいタイプ」があり、一般的に、肉や乳製品などの動物由来の有機リンは吸収されやすく、野菜や大豆などに含まれる植物由来の有機リンは吸収されにくい傾向があります。

特に、「吸収されないリン食品」が「大豆」です。大豆の有機リンは「フィチン酸」という形で含まれていて、人間の腸からは吸収されません。食品成分表通りの栄養指導では、リン吸収率のデータは不足しているので、盲点になります。豆腐、納豆、油揚げ、豆乳などは「食べても良いリン」になり、腎臓が悪く高リン血症でリン制限があっても差し支えありません。むしろ、これらを控えることでタンパク質不足による栄養不良で、さらに予後が悪くなることが最近の臨床研究で指摘されています。

「無機リン」は、食品添加物として使用されているリンです。ソーセージやハム、ベーコンなどの加工肉、干物や練り物、スナック菓子、インスタント食品、ファーストフードなど、ほとんどの加工食品に含まれています。体内への吸収率は90%以上で、ほとんど吸収されると思ったほうが良いです。日本の食は「添加物まみれ」で「リンまみれ」なのです。

添加物には、かんすい、酸味料、香料、乳化剤、ph調整剤、強化剤、結着剤などと「一括名表示」により、リンが含まれているのか見分けがつけなくされています。また、スーパーなどのお惣菜やお弁当など「店内で製造・加工した食品」にはその成分を表示しなくていいことにされているので、近づかない方が良いでしょう。

リンは老化促進物質です。これからは、この見えない敵にも気をつけて行きましょう。

 

(参)腎臓が寿命を決める

[ブログ/]2022.03.23

腎臓さんが寿命を決めている⁉

人体のさまざまな臓器が互いに連携を取り合って、体内環境のバランスを維持しています。

その中で、腎臓は特に、体内の老廃物をおしっことして出すことで、体内環境をきれいにしていることは知られていますが、さらに、どうやら寿命までも決定していることが分かってきました。

おさらいですが、腎臓は飲食によってさまざまなミネラル成分が入ってきますが、いつも通りに命をキープしていくために、体内の塩分、カリウム、リンなどの成分の量を常に一定範囲内に保っています。不必要な余分なものは尿とともに体外に排泄し、必要なものは体に戻して、常に過不足ないようにコントロールをしているのです。

この働きは、腎臓のネフロンというところで血液をろ過して、1日にドラム缶1本分、およそ180ℓの原尿を作り、そこから必要なものとそうでないものを仕分けておよそ1.8ℓの尿として排泄しているのです。

さて、動物にはだいたい決まった寿命があります。ネズミはおよそ3年、ウサギはおよそ10年、ヒツジはおよそ20年、ゾウはおよそ70年・・・。いったいこうした寿命は何によって決まっているのでしょうか。この疑問に対してよく取り上げられているのが「体の小さな動物の寿命は短く、体の大きな動物の寿命は長い」という説です。ところが、よく調べてみるとこの説に当てはまらない動物が多くいます。体の小さなハダカデバネズミはおよそ28年、コウモリはおよそ30年など。そして、私たち人間は体のサイズの割にとんでもなく長生きする動物の代表です。日本人の平均寿命は、女性が87.5歳、男性が81歳で、ゾウより長生きです。どうしてでしょうか。

実は、生体内の「リン(P)」が動物の寿命の長さに関係していることが分かったのです。

「血液中のリン濃度」の高い順番に、寿命の短い順番通りに動物が並んだのです。先程の動物でしたら、血液中のリン濃度が高い動物から低い動物へと並べると「ネズミ3年→ウサギ10年→ヒツジ20年→ハダカデバネズミ28年→コウモリ30年→ゾウ70年→ヒト・・・」という順です。

つまり、血液中のリンが少ない動物ほど寿命が長いということなのです。

医学研究では、老化が加速したマウスを調べたところ、「クロトー遺伝子」と名づけられた遺伝子が欠損していることが分りました。名前の由来は、ギリシャ神話に出てくる「生命の糸」を紡ぐ女神の名前からです。このクロトー遺伝子は、体内の余分なリンを腎臓から尿中に排泄するのに必要な遺伝子です。そして「血液中のリンこそ老化加速物質」ということが解明されて来ています。

リンは骨やエネルギー通貨であるATPにあり、人体に必須の物質ですが、摂り過ぎると腎臓の機能を低下させたり血管のトラブルや慢性炎症を引き起こしたりして、老化を加速させる大きな原因となっていくのです。一方、普段からリンの摂り過ぎを抑えていけば、腎臓を健やかにして、老化や病気を未然に防いでいくことが出来ます。

血液中のリン濃度が正常範囲内の人およそ4,000人を対象とした疫学調査研究では「血中リン濃度が高い人は、低い人に比べて7割も死亡率が高くなる」という結果が報告されています。

添加物には多くのリンが含まれています。インスタント食品、ファーストフードなどのお手軽な食品ほどリンが多く含まれています。これらの食品をメインにすると、さまざまなトラブルを生じて健康を害していきます。ぜひ、自分の体を大切にして、今食べているものが体内環境を汚すものかどうかを考えて食材を選んでいきましょう。

また、3月末からグループファスティングを行います。ご興味があればご連絡下さいね。

 

(参)腎臓が寿命を決める

[ブログ/健康法]2022.03.20

自分の気持ちを書き記す習慣のメリットと信じる力

日記を書かれている方がいますが、その中にその日に感じた気持ちを書き記している方は、特に好ましい効果を得られることが分かっています。

アメリカのウェイン州立大学の心理学の実験があります。K・M・プロベンザーノ博士らは、大学生74名を二つのグループに分け、グループAには、その日の出来事だけを記録させ、グループBには、その日感じた気持ちを日記に書かせました。

その結果、グループAの学生に成績の向上は見られませんでしたが、グループBの学生の成績は明らかに向上したのです。

特に、プロアスリートのために開発されたチェック項目の中で、人気のあるシートをご紹介します。それは、たった4つの質問に対して、素直な気持ちのままをありのままに記入する「自分との対話ノート」です。

以下がその質問内容です。

  • 今一番欲しいものは?
  • 今一番したいことは?
  • 今一番なくしたい悪習慣は?
  • 今日のハイライトシーンは?

この簡潔な質問で自身の心と向き合い、自分の努力を評価していくのです。

特に、一番目のの一番欲しいもの、夢を常に意識して、ワクワクする気持ち、明るい気持ちを保ち続けることがとても大切なのです。

チャレンジすると、必ず、苦難は来ます。行動を新たに起こすと、必ず問題が起きて来ます。苦難・問題は、2種類あります。それは自分で解決できるものと、そうでないものです。自分で解決できるものは、ただ実行すれば良いです。すぐに改めるほど、すぐ良くなります。

一方、災害だったり、戦争だったり、自身ではどうにでもならない苦難は、素直に受け入れるしかありません。でも、受け止め方は自分で決められます。「何でこうなんだ。」と悩むことも出来るし、心だけは明るく保ち、足元を固めようと努めることも出来ます。

明るい気持ちは、運を良く保ち、苦難を切り開く鍵になります。

そして、その苦難を避けたり、逃げたりすると、以前出来なかったことまでが出来なくなります。

とにかく、苦しいからと苦しい表情で、下を向くよりは、笑顔を保ち、上を向いてチャレンジしてみましょう。何もやらないと退化です。何の成果もありません。しかし、やって見ないと分かりませんが、必ず、何らかの成果はあります。その時には、神様だったら、あるいは、親だったらどう思ってくれるかというような、利他の基準で行動すると、少なくとも悪い結果にはならないでしょう。

戻りますが、上記のシートによって、常に自身の心と向き合い、自身で決定した行動によって、課題解決や人生の向上に役立つのです。

先日、“精神力”ではなく、同じ“せいしんりょく”という読みで“成信力”と書く言葉を教えて頂きました。「信ずれば、そうなる。」の信じる力です。「そう思えば、そう成る。」とも言います。子どもの頃は、とにかく根拠なく信じて行動出来るのに、なぜ、大人になると出来ないのでしょう。いろいろと余計な考えで、自分自身を抑制してしまうからです。しかし、折角の人生、チャレンジしないで、後で後悔しても仕様がないです。

世のため、人のためになることでしたら、自分を信じてぜひ、チャレンジして行きましょう。

 

(参)大谷翔平から学ぶ成功メソッド

[ブログ]2022.03.16

プロトン技術を使った電解水で胃腸を元気にしましょう!

以前、2019年10月17日のブログでもご紹介したプロトン技術が、また、最近おもしろくなってきたので、ご紹介します。

プロトン技術は、素粒子を水に閉じ込めることで、さまざまな面で私たちの健康や環境に貢献できています。

特に今回、東京オリンピック・パラリンピックの300種目の競技中、70種目の競技でこのプロトン技術が使用されて多くのアスリートのパフォーマンス向上やケガの防止やケアに役立ちました。

そして今回、このプロトン技術を手軽に家庭や職場で利用できるすばらしい生成器が出来ました。

プロトン技術を水に閉じ込めることで、大きく3つの働きがあります。

それは、①解毒(抗酸化作用)、②引き出す、③充電(生命力を高める)です。そして、この3つの働きは、「同時に」「瞬時に」発揮するのです。

老化や私たちの多くの病気は“酸化現象”です。そして、ある意味“寿命”は、120歳から酸化による影響を差し引いた年齢と考えられます。

多くの病気、つまり、生活習慣病や認知症、がんも活性酸素による炎症が大本です。ですから、いかに病気を作る元である活性酸素(フリーラジカル)をすみやかに消去するかがポイントなのです。

現在、私たちの環境は“酸化社会”になっています。人間関係のストレス、乱れた生活習慣、添加物や農薬等に汚染されて劣化している食品、プラスイオン優位な住環境等によって、私たちは益々酸化ストレスにさらされているのです。そして、激しい運動も同様です。

ですから、いかに酸化を処理するかが、私たちの健康では重要なポイントなのです。

当サロンのプラズマ療法もアポトーシスの働きと強力な抗酸化によって、がん患者さんのサポートをしていますが、それ以外の日常の場面で気軽に健康生活を送るアイテムを手に入れることが出来ました。

それが、プロトン技術を応用したプロトン水生成器e-ris(イリス)(医療用電解生成器)です。医療用なので、胃腸症状の改善という効能・効果を持っています。胃もたれや胃の不快感をやわらげたり、胃腸の働きを助け、お通じを良好にするなど、内側から胃腸症状を整えます。しかし、これはプロトン水のほんの一面しかありません。

それは、先程のプロトン技術の3つ、解毒、引き出す、充電をすべて瞬時に行える水だからです。普通の水は吸収されるのに約4時間と言われていますが、この水は数秒以内です。速やかに吸収されるからこそ、脱水にさらされて酸化された疲労物質が溜まってしまった体内環境を改善する最適なものとして多くの一流のアスリートが利用しているのです。以前のブログの時にもご紹介しましたが、メジャーリーガーの大谷翔平選手やフィギャースケートの羽生結弦選手等はケガの早期回復やパフォーマンス向上に大いに利用しています。

最近では、Jリーグやプロ野球のプロスポーツ団体でも取り入れられたり、職場や施設、病院等でも導入され始めています。

とにかく、プロトン水はすみやかに酸化を還元してくれます。それにより、炎症体質を改善してくれます。

摂取する食品の解毒、消化吸収する胃腸機能を高める、おならが臭くなく、水に浮く良い便になるように腸内環境を良くする、血液を良くする、肌・粘膜を正常化する、ストレスに強くなり、運動機能を高めたり、睡眠の質を良くするなど脳機能を高める、疲労回復を早める、ミトコンドリアの働きを高めて元気にする等の現象によって、健康面でさまざまなサポートをしているのです。

私の所でも、トップレベルの浄水器を取り付けていたのですが、単に浄水するだけではなく、健康面でさまざまに利用できるので、プロトン生成器に切り替えました。勉強会を繰り返し、時間をかけて販売店として取り扱いも始めたので、ぜひ、ご希望の方はご連絡下さい。

単に、器機を販売して終わりではなく、無料で、その後さまざまな健康面での相談付きです。

地球環境改善にもプラスのものなので、浄水器やウォーターサーバーからの切り替えもお勧めです。

ビタミンB群は頭を良くします

母親がビタミンB群、鉄等を妊娠中にしっかり摂っているとIQ(知能指数)が高くなることが分かっています。

4歳児189人のテストでは、妊娠中、ビタミンB群、鉄を摂っていた場合は、摂っていなかった場合と比べてIQが8高くなりました。

一般的に、大きな努力をしてもIQを5上げるのは大変なことであり、10高まれば人生に大きな影響が出ると言われています。子供に「勉強しなさい!」と言わなくても、妊婦が積極的にビタミンB群を摂ることは最も効率の良い「頭の良い子に育てる方法」とも言えます。

また、IQに限らず、胎児のうちから十分なビタミンB群が与えられることによる恩恵は、母子ともに大きなものがあります。特に、ビタミンB群が十分ある環境で育った赤ん坊は、新生児の初期から6時間程度連続して眠れるので夜泣きが少なく、不機嫌や人見知りも少なく、笑顔が多く穏やかなので、親もとても育てやすいのです。

しかし、妊娠中ビタミンB群が少なかった場合でも、その後母親がしっかりビタミンB群や鉄等を含め栄養改善に努めることで、体調を改善し、良い母乳により、子どもの成長にプラスになって行きます。

ちなみに、「三つ子の魂百まで」ということわざがありますが、3歳までに1万冊の絵本を読み聞かせる実践によって、4人の子ども全員を東京大学理科三類(医学部)に入学させた例もあります。頭は栄養で出来ていますから、炎症を抑えた食事とビタミン・ミネラル・オメガ3の脂質をしっかり摂る食事、それと親の読み聞かせは学力の土台作りになります。ストレスに強い心身を養い、これからの変化の激しい時代を乗り切る基本になるでしょう。

さて振り返りますが、ビタミンB群には、ビタミンB1、B2、B6、ナイアシン、パントテン酸、B12、葉酸などが含まれます。体内で代謝がスムーズに進むためには、それを促す“酵素”が必要です。酵素そのものはタンパク質なので、タンパク質をしっかり摂ることが必須で、さらに酵素がまともに機能するためにはビタミンB群が必要なのです。

代謝とは相互に関係し、影響し合う流通網のようなもので、1カ所でも滞るとその影響で重大な障害をもたらす場合があります。

ビタミンB群は脳・神経系で特に需要が高く、子どもにおいてはB群を十分に摂れたかどうかで、脳神経系の発達具合、さらには知能指数(IQ)にも歴然とした差が出るのです。ですから、うつや発達障害に限らず、学業やスポーツのパフォーマンス向上にもビタミンB群は十分に摂って行きましょう。

ここで、ジャンクフードや精製された糖質類の過剰摂取は、ビタミンB群を消耗しますから、控えて行きましょう。

ちなみに、感染予防においてお勧めの“チョコラBBプラス”もビタミンB群です。受験時や人込みに出たりしてどうしても感染するリスクを下げたい場合や暴飲暴食してしまった時にも有益なので、ぜひご利用してみて下さい。

 

(参)食事と栄養で心の病が治るワケとコツ、月刊致知2022・2月号

[栄養]2022.03.09

がんの体験をした外科医が伝える『がんの言い分』

がんは突然、偶然に発症したのではありません。遺伝子が何らかの原因で傷ついたり、エラーミスの積み重ねによって発症したのではありません。

がんは今までの生活のアンバランスによって発症するのです。今までの生活がおかしいぞと気付かせてくれるものなのです。

今回、がんの体験をした外科医である船戸クリニック院長船戸崇史氏の、がん克服までの気付きを伝える「がんが消えていく生き方」より『がんの言い分』をご紹介します。

昔から、病気を含め人生の苦難は「自然なルールからはずれたぞ、それでは不幸になるぞ」と注意してくれる赤信号と捉えていました。そして、人間が自然のルールの中で生かされていることに謙虚になり、反省し、自然のルールに則った生き方にもどると苦難が消えることを良く知っていました。

ところが、現代では、病気はいたしかたがないもので、患者は自身の身体を医師にお任せ状態になってしまっています。医師も対処療法に忙殺されて、ゆっくりと本質である生き方に向き合ってあげる時間をとることができなくなっています。

睡眠を削り仕事に夢中になっていた船戸先生は、自身ががんになり、生き方を見直すことで、がんを克服されました。そして、その経験を活かして、がんの患者さんに向き合っています。その中で、クリニックを受診されているがん患者さんにアンケートをとりました。そのアンケートの質問の一つに「あなたのがんの言い分は何ですか?」と問いかけてみました。つまり、あなた自身でもあるがん細胞は、あなたに何と問いかけていますか?ということです。

その回答(※最後に掲載)を船戸先生がまとめたものを以下にご紹介します。

「感謝して、ワクワク生きなさい」

「自分の生き方を見直しなさい」

「自分を大切にしなさい」

「もっと希望を持ちなさい」

「義務感を捨てなさい」

「食生活の見直し、卒煙、卒酒」

「家族との絆を見直しなさい」

がんは一言も「死ね」とか「治してみろ」とは言っていなかったのです。

『がんの言い分』はただ一つ「変わりなさい」だけだったのです。

がんは敵ではなかったのです。

そして、間違った生き方を正すことで、手術できない末期の方々の中に、余命半年と言われたのに20年生きたとか、転移巣含めてがんがすべて消えてしまったということもあるのです。奇跡でも何でもないのです。生活を改め、自分で治そうと決めたからなのです。

私たちのプラズマ療法は、そう言う意味ではほんの些細なサポートです。患者さん自らが現状に向き合い、心身を改めて生きようとする姿勢に寄り添って行くだけです。人生捨てたものではないと、笑顔になってもらいたいのです。

 

※がん患者さんの回答(一部)

・自分を大切にしなさい。よくやったと褒めなさいと言っている

・毎日が大切、常に希望を持ち広い視野でみなさいと言っている

・人の温かさにより感謝できるようになった

・足りないものより足る事に感謝できるようになった

・義務感を捨て、辛い人に寄り添おうと思うようになった

・今一度人生を考え直しなさい

・希望をもって1日1日を大事にすること

・自分と真剣に向き合えた。家族との絆が深まった

・もっとやりたいことをしなさい。奥様に死に様を見せること

 

(参)がんが消えていく生き方

今日は最良の一日、今は無二の好機(日々好日)

これは、倫理法人会の「万人幸福の栞」の17カ条の第1カ条の教えです。

「光陰矢の如し」という言葉があります。今という瞬間は、あっという間に過ぎ、取り戻せません。『今日はまたとめぐって来ない。昨日は過ぎ去った今日であり、明日は近づく今日である。今日の外に人生はない。人の一生は、今日の連続(つづき)である。』

今日、今という一瞬を失うとさまざまなものを失います。「時は金なり」と言いますが、お金だけではありません。お金は取り戻せますが、チャンスはもう戻らないかもしれません。人との縁も一瞬です。

そして、その一瞬の連続である一日をどのように過ごすのかということに成功の秘訣や健康の秘法があるのです。

ぐずぐず、だらだらしている人は、皆「今」をとりにがす人です。

「気づいた時、気軽に、喜んでさっと処理する。」「気づくと同時に行う。」目的を常に意識して持っていると、その一瞬に気づきます。

私も30年間、「医療を通して縁ある人を幸せにしたい」とコツコツ努力し続け、思い続けていたので、ナチュラルアートクリニックの御川先生からプラズマ療法のことを知った時に、すぐそのすばらしさを理解でき、行動に移すことができたのです。

この「気づいた時」がポイントです。栞では『気づいた時―それはその事を処理する最好のチャンスである。それをのばせば、次第に条件が悪くなる。事情の最も高潮に達した時、その波動(うごき)が、人の脳に伝わって気がつくようになっている。これは、「気づくとすぐする」という、ほんの日常の、しかし絶対な生活倫理(くらしみち)の実践によって証明せられる。』続く『第1感を働かせよ。これは叡智である。あとで考えたのは堕落(つまらぬ)人間のばか智慧、気がついたら、毛髪1本のすき間もなく、ぐいとつかむ。ここに幸福の天地がまっている。』

なかなかの名言です。つい心配したり、怠け心で後回しにし、チャンスを逃すことがとても多いでしょう。そこで、気づいたらすぐするという「即行」を身につけてチャンスを逃さない訓練があります。

それは、「朝起き」です。「早起き」ではありません。まずは目が覚めたらサッと起きる「朝起き」です。どんなに気づきの感度が鈍い人でも、一日に一度は「目覚め」の瞬間があります。そして、その目覚めは気づきの一種にほかなりません。その目覚めという気づきの一瞬に、どんな起き方をするかは、本人の意志が決めることです。人間の本性は怠惰ですが、ぐずぐずと布団の中に留まらずに、サッと起き上がってみましょう。朝起きは自ずと早起きになります。早起きは三文の得といいますが、それにより一日が充実していきます。目覚めの時の「即行」が身につくように心がければ、日常のさまざまな場面での気づきの感度が高まっていきます。ピンと来て、難を逃れたり、チャンスをつかめる頻度が高まるでしょう。

ただし、即行が単なる思い付きの行動にならないように、平素の行いも正していきましょう。お勧めは、各地域にある地元の倫理法人会で学ぶことです。一度顔を出すだけでも良いです。とにかく、希望や志を抱いて、気づきの感度を高めていけば、通り過ぎようとする縁をつかんでチャンスをものにしていけるでしょう。瞬間、瞬間、至る所に縁や気づきはあります。一日一日を大切に過ごしていきましょう。今まで不遇だとしても、この瞬間からでも変われます。命の確かな瞬間に「あいにく」はありません。今はまたとない瞬間。今日は最良の一日です。今を無二の好機にしてみましょう。

 

(参)万人幸福の栞、人生の合言葉

[ブログ]2022.03.02