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禍を福に転じた世界

先日、ある病院長の「逆境を克服して充実した人生を!」のご講演で学んだことをシェアさせて頂きます。

セレンディピティ(serendipity)という言葉があります。H・ウォルポールが創作した言葉で、本来目的としていないことを偶然手にする・発見するという意味を持たせました。

元来は科学用語で、偶然を契機に新たな価値のある発見・発明に至る、あるいは掘り出し物を発見する能力という意味で使われていましたが、一般的に「禍を福に転じる」能力という意味でも使われるようになりました。

例えをご紹介します。

Ⅴ・フランクル先生は精神科医でしたが、ユダヤ人であったために第二次世界大戦中、ナチスに拘束されアウシュヴィッツなどの強制収容所に送り込まれました。しかし、常に死と背中合わせの地獄の3年を生き延びました。フランクル先生は「私たちを不幸にするのは危機的状況そのものではない。それに対する私たちの態度である。」と語っています。

また、大河ドラマでも有名な西郷隆盛や渋沢栄一も逆境から使命をつかんで人生を開花させて行っています。

そして、逆境や禍は大小ありますが、ほとんどの方が経験をしているでしょう。

その逆境や禍を福に転じる考え方は、その逆境や禍に人生の意味を見出して、プラスに転じていくことです。先程のセレンディピティであり、また何事も当たり前と捉えるのではなく、日常の中に常に感謝すべきことを見出すことをして行くと良いでしょう。

さて、死の恐怖のような強い体験後の障害にPTSD(心的外傷後ストレス障害)というものがありますが、多くの方がその体験を乗り越えてさらなる成長(PTG:心的外傷後成長)を遂げています。

様々な逆境を生き延びたサバイバーの心理状態を研究したA・シーベルト氏は、逆境を飛躍の契機にできる方々の特徴を7つ挙げています。

  1. 逆境の責任転嫁をしない
  2. 好奇心・ユーモアと笑いを絶やさない
  3. しなやかさ(二重人格的性格)を持っている
  4. セレンディピティとレジリエンス(適応能力)が高い
  5. 相乗効果・共感性・寛容さのメンタリティを持っている
  6. 直観力・創造力・想像力を備えている
  7. 自己イメージのバランスが良い

過酷なPTSDを乗り越えるには、悲劇・喪失体験者の語りを共感的に受け止める周りの理解・支援がとても大切になります。その後PTGを獲得して以下の成長を遂げて行きます。禍を福に転じた世界です。

  1. 人間として強さが備わる
  2. 人生に感謝できるようになる
  3. 他者と共感的な関係を構築するようになる
  4. 新たな役目や使命に目覚める
  5. 信仰心が芽生えたり、身の周りの森羅万象に対して畏敬・感謝の念が生じる(魂の成長)

幼虫がサナギを経て脱皮し、成虫になるように、禍の前と後とでは人の中身が大きく変わって成長できるのです。苦難は幸福の門であり、禍を転じて福となるのです。

ヘレン・ケラーは「人格は、平穏な中で簡単に成長することはない。試練と苦悩を通してのみ、魂は強化され、大志は鼓舞され、成功も達成される。」と述べています。

私たちは常に待たれている存在です。必ず希望があり成長を遂げると信じています。

WiFiは家中電子レンジの中にいる環境にしてしまいます!

現在、私たちの生活になくてはならないものになっているネットでは、無線LANが当たり前になっています。

この無線LANの電波は2.4GHzという高周波(マイクロ波)です。この電波と一番近い周波数のものは電子レンジで、2.45GHzです。そして、電子レンジは使う時に必ず扉を閉めて使います。

しかし、無線LANの家の中は扉の中、つまり電子レンジの中にいるのと同じ状態です。

いつでもつながる状態は、高周波が家中ランダムに飛び交っている状態なので危険性が増しています。

その中で、特に女性や子どもは健康へのリスクがあります。

女性は一生分の卵子を持って成長して行きます。成長過程の女性が電磁波の影響を受けると、卵子はきちんと発達できません。自閉症やADHD、発達障害の子どもが増えているのは、電磁波に原因があると言われています。

子どもは、成人するまで脳の神経の軸索にミエリン(髄鞘)という絶縁体が完成されていないため、電磁波のダメージを直接受けてしまいます。それによって、脳の成長に影響が出て、あまり働かなかったり、感情が不安定で攻撃的になったりします。また、脳や心臓、目や皮膚、その他全身が影響を受けます。

ですから、ぜひWIFIルーター(無線LANルーター)には電磁波対策をして下さい。

電磁波クリニックのHPに対策法が書かれています。対策によって、有害な電磁波を軽減するだけでなく、ノイズを取り除き、有用な電磁波に変えてくれます。有害な空間を有益な空間に変えてくれるのです。また、家の中だけではなく、戸外でも有害電磁波は飛び交っているので、ぜひ電磁波対策グッズを身につけて自身を守って下さい。

 

(参)電磁波クリニック、カタカムナクスリ絵

100歳以上が多い”ブルーゾーン”の暮らし方

日本は世界でも長寿国の一つですが、特に世界の平均よりも顕著に長生きしている“ブルーゾーン”と言われている地域があります。

今回は、その4つの地域の暮らし方をご紹介します。


日本:沖縄

植物性食品が食事の中心で、農産物を育てたり、よく歩くことから足腰も丈夫です。

アメリカ:ロマリンダ(カルフォルニア州)

セブンスデー・アドバンチスト教会の管轄地域にあり、食事は肉類は少なく、全粒穀物や野菜、果物が中心です。ナッツの摂取量が多いのも特徴です。

イタリア:サルディーニャ島

全粒粉のパンと、豆や野菜、果物を中心とした食事です。少量の赤ワインを毎日飲むのも特徴です。産業は牧羊で、1日に何kmも歩く習慣があります。

コスタリカ:コニヤ半島

豆類、とうもろこし、果物をよく食べ、日の出とともに起きて農作業をし、夕食は早めの時間に軽く済ませて明日に備える暮らしです。

 

実は、この地域の人達にはいくつかの共通点があり、端的に言えば「自然に寄り添った昔ながらの暮らしをしている」ということです。

健康長寿には、植物性食品を中心とした伝統的な食事に、規則的な生活、適度な運動量、周囲の人たちや地域の人たちと関り生きがいがあることが大切です。

京都の杏林予防医学研究所アカデミーでは、自然の営みを尊重し、その力を借りることで細胞環境を調え、真の健康を目指す「細胞環境デザイン学」を学びます。

まさに、その学びはブルーゾーンで暮らす人々に共通したものです。自然に習い、生活習慣を整えれば、後は自ずから健康になって行くものです。

多くの人工環境の中で暮らす私たちは、少しでも自然を取り入れて、そのリズムを意識して過ごす時間を取っていってみましょう。

 

(参)死ぬまで元気に生きるための七つの習慣、老けない体をつくる生活習慣

[ブログ/健康法]2021.12.08

血液検査のある数値はがんが分かるようです

がんを発見するための血液検査の項目としては腫瘍マーカーが有名です。

腫瘍マーカーは、がん細胞から血液や尿中に漏れ出したマーカー量を測定するもので、現在50以上の腫瘍マーカーが発見されています。しかし、がんの検診やスクリーニングには適していないと言われています。

それは、感度が低く、かなり進行したがんでないと診断できないことや、がんではない別の病気でも上昇することがあるからです。

ところが、今回健康診断などでよく測定する血液検査の項目にがんと関係するものがあることが海外の研究で報告されました。それは、「血小板」です。

血小板は「末梢血液検査」という非常に一般的な血液検査の項目で、正常範囲はおよそ15~40万/µlです。

血小板は、たとえば怪我をしたときなどに血液を固めて出血を止めるといった作用があります。血小板の数値が低いと出血しやすい状態となったり、逆に数値が高い場合は血が固まりやすくなるので、脳梗塞などのリスクが高まります。

但し、これまではがんとの関係はあまり知られていませんでした。

先日、JAMA Networkという総合医学ジャーナルにカナダからの論文が報告されました。

この研究では、40歳から75歳までの成人53,339人が対象となりました。この人たちは、定期的に血液検査を受けていて、過去2年間は「血小板」の値が正常範囲であったのに、急に45万/µl以上に上昇した人たちです。

過去にがんと診断されたことはない人たちです。この血小板が急に上昇した5万人以上を追跡調査して、がんを発症するリスクを調べたということです。

その結果、その後2年以内に、5.5%もの人が、固形がんを発症していました。

一般の人の固形がんのリスクと比較すると、血小板の数値が上昇した人では、2年以内に診断されるすべての固形がん全体の発症リスクが約2.7倍にも高くなっていました。

そして、がんの種類別にみると、「卵巣がん」が7.1倍、「胃がん」が5.5倍、「大腸がん」が5.4倍、「肺がん」が4.4倍、「腎臓がん」が3.6倍、「食道がん」が3.6倍になっていました。

以上の結果から、血小板の数値が上昇した人では、数年以内に、がん(固形がん)が見つかる可能性が非常に高くなるということが明らかになりました。

では、なぜ血小板の数値が上昇した人が数年以内にがんを発症するリスクが高くなるのかという理由については非常に複雑ではっきりしたメカニズムは分かっていません。

ただ、がんができることで炎症が起こったり、創傷治癒(傷が治るメカニズム)が促進されたり、血管新生という、がんが栄養を得るために周りに血管を作らせる指令を出すことなどによって血小板の数値が上昇するのではないかと考えられています。

いずれにせよ、血小板の数値が急に上昇した場合(45万/µl以上)には、がんが潜んでいる可能性やがん発症の前兆となる可能性があるということです。

さて、プラズマ療法は、血行を良くしますし、そもそも発見される前の段階でもがんをアポトーシスに導くよう働きます。仮に、血小板の数値の急な上昇が見られたら、プラズマ療法に3カ月ほどかかってみると面白い結果になるかもしれませんね。

もし、そのような結果が見られたらぜひ、教えて下さい。プラズマ療法をされている皆さんでチャレンジしてみましょう。

 

(参)がん情報チャンネル

誤解を受けたときに勇気が湧く『逆説の10カ条』

普段の生活でも、身内や仲間、他人から説明不足や行き違いで誤解を生むことがあります。

そのような時でも、すべて自身の責任だと覚悟して行くことが運を切り開いていける対処法だと思います。

その時に、心がけたいと思っているケント・M・キース氏の「逆説の10カ条」の言葉をご紹介します。

 

  • 人は不合理で、わからず屋で、わがままな存在だ。

それでもなお、人を愛しなさい。

  • 何か良い事をすれば、隠された利己的な動機があるはずだと人に責められるだろう。

それでもなお、良い事をしなさい。

  • 成功すれば、うその友達と本物の敵を作ることになる。

それでもなお、成功しなさい。

  • 今日の善行は明日になれば忘れられてしまうだろう。

それでもなお、良い事をしなさい。

  • 正直で率直なあり方はあなたを無防備にするだろう。

それでもなお、正直で率直なあなたでいなさい。

  • 最大の考えを持った最も大きな男女は、最小の心を持った小さな男女によって撃ち落されるかもしれない。

それでもなお、大きな考えを持ちなさい。

  • 人は弱者をひいきにはするが、勝者の後にしかついていかない。

それでもなお、弱者のために戦いなさい。

  • 何年もかけて築いたものが一夜にして崩れ去るかもしれない。

それでもなお、築きあげなさい。

  • 人が本当に助けを必要としていても、実際に助けの手を差し伸べると攻撃されるかもしれない。

それでもなお、人を助けなさい。

  • 世界のために最善を尽くしても、その見返りにひどい仕打ちを受けるかもしれない。

それでもなお、世界のために最善を尽くしなさい。

 

本物技術のプラズマ療法は、安心・安全・安価であるがゆえに、今後非難・攻撃されるかもしれません。それでもなお、真面目にコツコツと健康サポートをして行きます。

[ブログ]2021.12.01

アメリカ薬学会が困惑した「不都合な真実」

「うつ」というと、精神科に行って抗うつ薬をもらうのが当たり前になっています。多くの人々が複数の抗うつ薬に依存する状態になっています。しかし、心の病気を薬で治せるわけではありません。あくまで対処療法で、不安感などの症状をごまかすだけのものです。しかも、多くの副作用の問題があります。

一時的に気分が晴れても、症状が回復したわけではなく、服用した多くに、睡眠障害や口内の渇き、吐き気や集中力の低下などの副作用が認められています。

このような状況で、アメリカの臨床心理学者、ジェームズ・ブルーメンソールが156名のうつ病患者を集めて大規模な実験を行いました。

その実験は、被験者を無作為に3つのグループに分け、一つは、ゾロフトという抗うつ薬を服用するグループ。もう一つは、週に3回、30分ずつ運動をするグループ。もう一つは、運動と抗うつ薬の両方を取り入れるグループです。

4カ月後、被験者のほとんどは病状が劇的に改善し、もはやうつ病の症状は見られなかった。ゾロフトを服用していたグループと運動をしていたグループでは、回復した人の数は変わりませんでした。しかし、うつ病は回復したかに思えても完全には治癒しているわけではなく、再発することも多いのです。さらに、半年間、被験者自身で服薬か運動かなどを選択して観察しました。

すると、最も効果があったのは「運動」でした。半年後にうつ病を再発したのは、わずか8%で、抗うつ薬のグループでの再発は38%でした。

つまり、運動は抗うつ薬よりも強力だったのです。運動は、莫大な開発費用をかけた抗うつ薬よりもはるかに安全で安価です。

しかも、この種の研究はブルーメンソール1人ではなく、運動が効果的なことを立証する多くの論文が上がっています。

そして、これらの論文により、最も効果がある運動はランニングでした。また、ウォーキングにうつ病を予防する効果があることも明らかになりました。毎日20~30分歩くことで、うつ病を予防出来て気持ちが晴れやかになるのです。

そして、週に5日歩くだけで認知症の発症率を40%も減らすことができます。クロスワードパズルを解くことよりはるかに効果があり、認知症を防ぐだけでなく、認知機能すべての衰えを防ぐことができるのです。

仮にこれが薬なら、あっという間に世界中に広まって飛ぶように売れ、ノーベル賞級の革新的な発明としてもてはやされたに違いありません。大勢の人が自分や家族が認知症にならないように、われ先にと処方箋をもらいに走ったはずです。

薬学会や製薬メーカーにとっての「不都合な真実」ですが、逆に言えば、運動はとても価値のあることなのです。

ぜひ、積極的に外に出て歩きましょう。

 

(参)一流の頭脳

[健康法]2021.11.28

睡眠に良い生活習慣をとりましょう!

前回、睡眠に悪い生活習慣をご紹介しました。今回は睡眠に良い生活習慣をご紹介します。

まずは、睡眠に悪い生活習慣を改めて、生活習慣を改善することです。「ブルーライト」「喫煙」「飲酒」「興奮系娯楽」「寝る前2時間以内の食事」を減らすかやめることです。

そして、昼はしっかり太陽の光を浴びてバリバリ活動し、夜はリラックスすることです。

「生活習慣の改善をしても、睡眠が良くなりません」という人がいます。そういう人は、午前中や日中の過ごし方に問題があります。午前中、昼頃まで寝ていて太陽の光を浴びない。ほとんど外出しない。運動不足である。高齢者やメンタル疾患の人に多いパターンです。

しっかり朝起きて散歩をすることで、セロトニンを活性化し、体内時計をリセットし、交感神経をオンにし、最高の1日をスタートできます。睡眠ホルモンメラトニンは、セロトニンによって作られるので、日中しっかり活動する必要があるのです。

睡眠改善というと、つい「夜」の習慣ばかりに注意が向いてしまいますが、「朝活」(朝散歩)と「日中」(運動)の活動があって、三位一体で睡眠改善は完成されるのです。

日中の運動に関して、オレゴン州立大学の研究によると、1週間に150分の運動を行うことにより、睡眠の質が65%改善しました。日中の眠気は65%減少、日中の疲労感や集中力が45%改善しました。早歩きでも良く、1日20分程度の運動で睡眠の質が劇的に改善するのです。

また、アパラチアン州立大学の研究では、午前7時、13時、19時に運動する3つのグループにわけて睡眠パターンを調べました。結果は、午前7時に運動したグループの睡眠時間が最も長く、眠りも深く、身体回復と関係のある「深いノンレム睡眠」は、最大で75%も多くなりました。睡眠に良いベストの運動時間は、朝なのです。

運動すると体温が上がり、深部体温が下がるのに時間を要するので、睡眠前2時間以内に激しい運動をするべきではありません。

運動をすると睡眠がものすごく深く、朝の目覚めも実に気持ち良いものになります。強度の強い運動であれば、たった1回の運動でも、睡眠改善を実感できるはずです。

そして、寝る前はリラックスして過ごしましょう。

普段、寝る直前までスマホなどの視覚系や興奮系の娯楽が習慣になっている方が多くなっていますので、リラックスして過ごす具体的な方法をご紹介します。

まずは「入浴」です。

ただし、入浴でいったん上がった深部体温が下がるまで時間を要するので、90分前までには湯船を出る「90分前入浴」を意識しましょう。

「読書」はリラックス効果が高く、睡眠にプラスに働くことが科学的に認められています。ただし、続きが気になる小説、漫画はご注意ください。

「音楽」「BGM」では、クラシックなどのゆったりした音楽、波の音などの環境音にはリラックス効果があります。激しい曲や大音量は逆効果です。

その他、「キャンドル」「暖炉」「アロマ」「マッサージ」「瞑想」「ストレッチ」「日記」などがあります。寝る直前に落ち着いた気持ち、幸せな気持ち、ポジティブな気持ちで布団に入れれば、次の日はきっと幸せな気持ちで新たな1日を迎えることでしょう。

ちなみに、プラズマ療法は自律神経バランス力を強化して睡眠の質を高めます。ぜひ、継続して健康維持にお役立てくださいね。

 

(参)ブレインメンタル強化大全

[健康法]2021.11.23

睡眠に悪い生活習慣

睡眠を削ることは命を削ることです。少なくとも6時間以上を確保して休みましょう。

さらに、睡眠時間だけではなく、睡眠の質を良くすることが大切です。そのためには、睡眠に悪い生活習慣を減らし、睡眠に良い生活習慣を増やすことです。今回は、睡眠に悪い生活習慣をご紹介します。


まず、睡眠に良くない生活習慣は、スマホに影響されている現在、ワースト1は「ブルーライト」です。

ブルーライトとは、スマホ、タブレット、パソコン、ゲーム機、蛍光灯などから発せられる青色の光で、波長が380~500nmの光のことです。この波長は青空の波長、昼の波長で、日没後に浴びると、脳は「今は昼だ」と誤認し、覚醒状態となります。そして、睡眠物質のメラトニンの分泌を抑制してしまいます。特に、寝る前に長時間スマホやタブレット、ゲーム機などを見続けることが問題で、長時間使うほどにメラトニンは抑制されるのです。

ちなみに、睡眠物質のメラトニンは疲労回復、免疫増強作用、抗酸化作用、新陳代謝アップ、抗腫瘍作用など多様な働きを持ち、「不老長寿の妙薬」ともいえる究極の健康ホルモンです。

ワースト2は「飲酒」です。

「寝酒は睡眠に良い」は誤りです。不眠症の人の80%がお酒を睡眠のために用いていたという調査もあります。飲酒は、睡眠に極めて悪影響を及ぼします。飲酒は寝付くまでの時間を若干短縮しますが、睡眠の後半部分とレム睡眠を抑制するので、中途覚醒が起こりやすく、早朝に目が覚めて、トータルの睡眠時間は短くなります。

どうしても飲酒するなら、寝る前に2時間は開けて悪影響を最小限にすること。そして、水分補給をきちんと行ってください。

ワースト3は「興奮系娯楽」です。

興奮系娯楽とは、ゲーム、映画、ドラマ、マンガなどです。ゲームをしていて深夜遅くになっても眠気がこない。それは興奮物質アドレナリンがじゃんじゃん分泌されているからです。アドレナリンは交感神経刺激物質で、心拍数や血圧を上げて興奮状態にします。また、これらはそのままブルーライトを浴びる行為にもなるので、睡眠物質メラトニンが抑制されます。若い人の突然死の原因にも挙げられています。

ワースト4は「寝る前2時間以内の食事」です。

寝る前の食事は、睡眠の質を低下させます。食事を摂って血糖値が高い状態では、成長モルモンの分泌が低下します。成長ホルモンは、小児期では体の成長・発育に働き、思春期では性的な熟成促進に働き、成人期では代謝調整・免疫機能・認知機能などに作用します。ですから、睡眠の質が悪いと代謝が悪くなり、疲労の回復が悪くなったり、肥満の原因にもなります。

寝る直前まで間食しながら飲酒は最悪になりますね。

最後、ワースト5は「喫煙」です。

本来は、ワースト1になりますが、喫煙しない人もいるので、あえてワースト5にしているだけです。それほど喫煙は最も悪い習慣になるのです。

喫煙者は非喫煙者に比べて不眠症の率が4~5倍に跳ね上がります。入眠時間も非喫煙者と比べて、平均15分遅くなります。タバコに含まれるニコチンは、興奮物質アドレナリンを分泌させて、強烈な覚醒作用を発揮させてしまうのです。

睡眠の質が割る人、睡眠障害の人、メンタル疾患の人、睡眠の質向上でベストパフォーマンスを目指したい人なら、ぜひ禁煙をしましょう。

 

(参)ブレインメンタル強化大全

[健康法]2021.11.21

病や逆境を好機ととらえて前に進みましょう

突然の大病の宣告や悩み、トラブルといった辛い出来事は誰にでもやってきます。

しかし、それを苦しい、辛いと嘆き続けるのでしょうか。

今回は、愛読書、月刊「致知」12月号の中の田坂塾塾長、田坂広志氏の「いまを生きよ、いまを生き切れ」より、若き日の長い大病の体験から「死中に活」を見出し、より良い人生や仕事を全うするための心の在り方、求められる覚悟をご紹介します。


「病とは福音なり、逆境とは好機なり」とは、病気とは一見不運なことのようで、実は幸運の兆しでもあるという、人生の真理です。私たちの覚悟次第で、好機に転じることができるのです。死中に活を見出すことができるのです。

では、どうすれば、人生の危機や逆境を好機に転じることができるのか。

それは、心に「ポジティブな想念」を持つことです。

その理由は、3つあります。

(理由1)喜びや希望、安心や感謝などのポジティブな想念に包まれると、生命力が横溢し、逆境を越える力と叡智が湧き上がってくるからです。

(理由2)ポジティブな想念を抱えていると、自分の周りからネガティブな想念の人が離れていき、ポジティブな想念の人が集まってくるからです。

(理由3)ポジティブな想念を持っていると、自然に、悪い運気が去っていき、良い運気を引き寄せるからです。

ここで、心には「双極性」の問題があり、「必ず成功する」と強く念じても、無意識の世界には、必ず「失敗するのではないか」というマイナスの想念が生まれてしまうのです。

では、どうすれば「心の双極性」の問題を超え、心にポジティブな想念を持ち、目の前の逆境を越えていくことができるのか。そのためには、ネガティブな想念が生まれない「絶対肯定の人生観」を定めることです。

それは、以下の「五つの覚悟」を定めた人生観です。

(第1の覚悟)「自分の人生は、大いなる何かに導かれている」と信じること。

 心の中に「不思議な安心感」と呼ぶべき、ポジティブな想念が広がっていきます。

(第2の覚悟)「人生で起こることは、全て深い意味がある」と考えること。

 人生で与えられる、いかなる逆境にも大切な意味があると受け止めることができるならば、心の中の後悔や慚愧、不安や恐怖などのネガティブな想念は、自然に消えていきます。

(第3の覚悟)「人生における問題、全て、自分に原因がある」と引き受けること。

 自分以外に原因があると思うと、ネガティブな想念が湧き上がってきます。自分に原因があると「引き受ける」ことは決して自分を責めることではありません。自分に原因があると受け止めることによって、自分の成長の課題に気がつき、さらに大きく成長をしていけると考える、極めてポジティブな想念なのです。

(第4の覚悟)「大いなる何かが、自分を育てようとしている」と受け止めること。

 「成長した自分を通じて、素晴らしい何かを成し遂げさせようとしている」と受け止めるとです。

(第5の覚悟)「逆境を越える叡智は、全て、与えられる」と思い定めること。

 逆境を越える叡智は必ず与えられると深く念じるならば、不思議なほど心が静まり、勇気が湧き上がってきます。

 

以上の5つの覚悟を持った「絶対肯定の逆境観」に、さらに大切な2つの人生観を身につけることです。

それは、「死生観」と「使命観」です。

「死生観」は、どんな逆境でも「命が取られるわけじゃないだろう!」「生きているだけ有り難い」という感謝と絶対肯定です。心が落ち着き、肝が据わり、その逆境を越えていく力が湧いてくるのです。

「使命観」は、自分の命を使う覚悟です。「自分は、この仕事を通じて世の中に光を届けよう」「自分は、この仕事に人生を奉げよう」と思い定めている人は、いかなる逆境がやってきても強いのです。

そして、最後に、以上の「逆境観」「死生観」「使命観」をさらに確固としたものとして身につけるためには、日々行うべき習慣があります。

それは、「祈り」の習慣です。

「何かして欲しい。こうなって欲しい」という「願望の祈り」ではありません。

一つは、すべてを大いなる何かにゆだね、ただ「導きたまえ」と祈る「全託の祈り」です。

もう一つは、いかなる逆境が与えられても、ただ無条件に「有り難うございます」と祈る「感謝の祈り」です。

この二つの祈りを日々の習慣とするならば、必ず「絶対肯定の想念」が身についていきます。


逆境の時、ぜひ上記から学び、心をポジティブに保ち、好機に転じていってください。

私も、朝の瞑想の後、アファメーションや「ホ・オポノポノ」「祈り」等を使っています。

「本物技術のプラズマ療法を中心とした統合医療が世の中に広まっていって欲しい」と願っています。

 

(参)月刊致知2021年12月号

創薬への注目と同時に、プラズマ療法も見て欲しい

先日、11月10日の岐阜新聞で「プラズマで新薬目指す、抗がん活性解明へ 岐阜薬大と名大研究センターが協定」の記事がありました。

【記事内容】「岐阜薬科大は9日、名古屋大低温プラズマ科学研究センターと、プラズマ技術を利用した創薬や人材交流に関する連携協力協定を結んだ。電子やイオンなどの集合体であるプラズマは、がん細胞に照射すると死滅する効果が確認されているが、プラズマの薬は国内外にない。両者が協力して研究を進め、世界初のプラズマ技術を応用した新薬の開発を目指す。プラズマは抗がん剤として利用することが可能となっているが、抗がん活性を示すメカニズムは不明な点が多い。協定では薬学的な観点から、抗がん活性を解明するとした。また、プラズマのエネルギーを抑え、医薬品として有機合成する方法を探り、薬を体内の目的の場所まで効率よく届けるシステム「ドラッグデリバリー」への応用に向けた研究も推進する。岐阜薬科大はプラズマと薬学を結びつけた研究の草分け的な存在で、1980年代から複数の研究者がプラズマや薬学、医療に関する研究を進めてきた。名古屋大低温プラズマ科学研究センターは、物質科学やバイオシステム科学など4部門で、約90人が研究に取り組む。国内29カ所の共同研究機関と世界20カ所のプラズマ研究機関と学術研究提携している。薬学系の研究機関と協定を結ぶのは、岐阜薬科大が初めて。岐阜市大学西の岐阜薬科大本部キャンパスで締結式が行われた。原英彰学長は「プラズマ研究は本学にもベースはあり、あらゆる分野で連携し業績を残したい」と述べ、堀勝センター長は「創薬の起源を持つ美濃の地で、世界をリードする研究を担いたい」と力を込めた。」

 

プラズマ療法はがんのアポトーシスを目的に多くの臨床例が積み上げられています。

記事には、「プラズマの薬は国内外にない」とありましたが、すでにプラズマウォーターがあり、万能薬に値することは研究会の先生方もご存知です。

今回は、プラズマの持つ力を医薬品として有機合成して行こうというものです。確かに、今のプラズマ療法で30分しばられるよりは、お薬として服用できればどれほど楽でしょう。

しかし、病気は生活の赤信号であり、今までの生活習慣や人間関係などのアンバランスを気付かせてくれるものです。今の医療のように病気になって、病院に行って、検査してもらって、病名を付けてもらって、薬をもらって・・・というようにすべて人任せ、受動的ではどうなのでしょう。やはり、気付いていって反省する時間、生活習慣を見直していく時間がそれなりに必要なのではと思ってしまいます。

また、本物技術のプラズマ療法が医療機器として取り合ってもらえていないのは、単に括るカテゴリーがないだけでなく、今の医療が細分化されたものを好み、複雑化され高額になり医療を潤わせるものでなければならないからです。手を加えて高額な医薬品が出来上がれば、大歓迎でしょう。

その時には、さらにプラズマ療法も注目されるはずです。今まで通り、丁寧に利用者さんに寄り添って健康サポートをしていきましょう。

[ブログ]2021.11.14