スタッフ公式ブログ

断食(ファスティング)がアスリートに受け入れられる理由

杏林予防医学研究所所長の山田豊文先生のご著書「脳がよみがえる断食力」から、アスリートがなぜ断食するのかをお伝えします。 山田先生は、プロ野球の筒香選手を始め、プロゴルファー、格闘家など多くのプロアスリートへ断食をご指導されています。また、横綱の白鵬にも2016年の足のケガの回復目的で断食をさせました。食べることも修行の相撲界で、あえて断食させるには、それなりのメリットがあるからです。断食は、食や栄養に関するアドバイス以上に重要だということです。 断食は、経験すると分かりますが、疲れにくくなったり、体の動きが良くなります。そして、何より「脳力」が飛躍的にアップするのです。
断食をコンディショニングに取り入れているアスリートがいるのは、日本だけに限りません。簡単に紹介すると・・・ 4回のオリンピックに出場し、9個の金メダルを獲得した陸上短距離界のカール・ルイス選手。彼は、動物性タンパク質をとらない菜食主義者でもありました。 2010年に米国大リーグのトレバー・ホフマン投手は、通算セーブ記録は世界2位を保持しています。 1986年に人類史上初の8000m峰全14座完全無酸素登頂を成し遂げた登山家ラインホルト・メスナー。彼は、毎朝冷水シャワーを浴び、腹式呼吸を行い、高度差1000mの距離を7km走るというトレーニングを行い、さらに、肉を食べず、週1回断食を行っていました。   体力勝負のアスリートは、一般の人以上に肉を食べ、高カロリーのものをとらないと体がもたないのではと思われるかもしれません。しかし、結果を出しているアスリートは、むしろ「食べない」ほうが体のコンディションが良くなることを知っているのです。 そして、一流になるには、集中力、判断力、動体視力の良さが欠かせません。さらに、体重コントロールや全身の細胞のメンテナンス、酷使し続けた筋肉のダメージ修復も含めて理解しているからこそ、彼らは断食するのです。 ちなみに、脳力アップということで、世界の偉人たちも断食をされています。 イエス・キリスト、モーゼ、マホメット、ソクラテス他、古代ギリシアの歴史家ヘロドトス、古代ギリシアの哲学者、数学者ピタゴラス、古代ギリシアの医師ヒポクラテス、アメリカの政治家ベンジャミン・フランクリン等、数え上げればキリがありません。 ぜひ、アンチエイジンと脳力アップを目指して断食(ファスティング)をしてみましょう。   (参)脳がよみがえる断食力

ファスティングで得られる13のメリット

ファスティング(Fasting)とは、ずばり「断食」ですが、古来より世界中で健康法として実践されていました。 古代インドや中国、中東、ヨーロッパなど、世界中で伝承医学や宗教の戒律に含まれる形で、健康法として取り入れられています。 そのほとんどが、体内の浄化、デトックスと働きっぱなしの内臓を休ませるという目的です。 およそ3800年前に刻まれたエジプトの刻印に「人は食べた物の4分の1の栄養で生きられる。残りの4分の3は医者のために食べているのだ」とあり、その頃からすでに食べ過ぎを戒めていたわけです。 食べることは、体内において消化・吸収に相当なエネルギーを消費します。平均的な食事で約1600kcalといわれ、フルマラソンで消費するエネルギーにも匹敵するそうです。 また、食べれば食べるほど莫大なエネルギーを消費し、体内の活性酸素を増やしてしまい、細胞の老化を早めたりしてしまいます。 本来は、このエネルギーを代謝(細胞修復のサイクル)にまわしてあげれば、より元気な身体を作れるのです。それが、ファスティングなら可能なのです。 ヨーロッパでは、「ファスティングで治せない病気は、医者にも治せない」ということわざがあるほどです。 ファスティングによって得られるメリットは実にたくさんありますが、今回、13のメリットとしてご紹介します。
① 新陳代謝のサイクルを正常に戻す ② 体内の汚れを浄化するデトックス効果 ③ 腸内環境が改善され、肌細胞の活性化と再生修復力をアップ ④ 活性酸素を減らす ⑤ 免疫力、自己治癒力をアップ ⑥ 体脂肪が落ちてダイエット効果 ⑦ 脳の活性化と五感が研ぎ澄まされる ⑧ ポジティブな脳内ホルモンを分泌し、幸福感に包まれる ⑨ 消化酵素を使わないため、元気になる ⑩ 不妊症、無精子症を改善する ⑪ 小食になり食べ過ぎを防げる ⑫ 食べ物のありがたみを感じ、感謝の心を持つことができる ⑬ 食事にあてていた時間を他のことに有意義に使えるようになる   以上は特に3日間以上のファスティング、または1日1食を長く続けていくことにより体感して頂ける効果です。 しかし、いきなり取り組むことへの不安等があるのであれば、食べ過ぎたり飲み過ぎたりした翌日の朝食、1食だけを抜いてみたり、翌日1日だけ抜いてみたりして身体を休ませることから始めてみても良いでしょう。また、胃腸の調子が悪いときや、風邪で熱が出て食欲の無いときに、無理に食べるのではなく食事を抜いて、エネルギーを自己治癒力に専念させる体験も良いでしょう。 そして、当サロンで毎月1回行っている3日間のファスティングは、水だけの断食ではなく、空腹感の辛さのない、割合安全な酵素断食です。 ぜひ、ご一緒に体験しませんか。   (参)らくわく1DAYファスティング、「おうち断食」で病気は治る

品川荏原ライフケアクリニック院長黒川胤臣医学博士の「プラズマ療法に今後期待できそうな作用」

現在、品川荏原ライフケアクリニック院長の黒川胤臣医学博士が、「プラズマ療法に今後期待できそうな作用」を昨年の研究会で述べておられます。
黒川先生は、日本プラズマ療法研究会の設立に尽力された元防衛医科大学校第一外科病院講師ですが、現在は、品川荏原ライフケアクリニックを開設され、漢方内科・疼痛緩和内科を中心に診療をされています。特に、東洋医学として漢方薬と経穴・経絡治療、西洋医学として神経ブロックやトリガーポイントブロックを用いて治療されています。 先生は、先端医療の「プラズマ療法」の研究会を立ち上げ、がん患者さんへアプローチを始め、毎年貴重な症例をご報告されています。 今回は、先生が昨年の日本プラズマ療法研究会でまとめて頂いた「プラズマ療法に今後期待できそうな作用」と「今回のプラズマ療法のまとめ」をご紹介します。   ◎プラズマ療法に今後期待できそうな作用 1.癌治療の副作用対策だけでなく、各種疾患の薬剤や治療法の副作用対策 2.緩和ケア・QOL 3.予防医学(未病) 4.各種後遺症(疾病・術前後・外傷) 5.メンタルヘルス(ストレスケア、認知症) 6.アンチエイジング(スキンケア) 7.リハビリテーション補助 8.睡眠障害・疲労回復 9.アレルギー 10.難病対策補助   ◎今回(R元年11月)発表したプラズマ療法のまとめ 1.癌の三大標準治療による各種副作用に対する抑制・改善が得られた。 2.末期癌患者の周辺症状の緩和ケア対策・QOL対策に有用性が認められた。 3.メンタルヘルスの改善に有用性が得られた。
多くのプラズマ療法を取り入れているクリニックで、がんの治癒データを上げて、米国がん学会に呼ばれてライフアチーブメント賞をもらう貢献をされていますが、糖尿病においても、インスリン注射や透析を防いだり、アトピーへの治験も多く上げておられます。 また、うつや生命エネルギーの不足に対して、エネルギーチャージをすることで改善をサポートされています。 私のところでも80歳前後の高齢者の方々が、プラズマ療法で元気になることを実感しています。 若い人はエネルギーがある程度あるので、実感は湧きにくいのですが、ご高齢の方には、このプラズマ療法のエネルギーチャージを実感されることが多いように思います。 考察すれば、毛細血管が高齢になれば、若年者よりは30%ほどになってしまい、いろいろな組織、臓器への酸素・栄養供給も低下して機能低下しています。それを、単純に毛細血管をしなやかにして血行を良くして酸素・栄養を届けることで、組織、臓器はどれだけ元気になるかは想像に難くないでしょう。また、酸化=(イコール)老化に対して、NO(一酸化窒素)が抗酸化や血管をしなやかにして血管を拡げてくれます。 ですから、老化防止、健康維持、アンチエイジングには、このプラズマ療法は、現時点ではトップレベルでサポートできるのではないでしょうか。 薬機法に迷惑にならないように言い直すと、アンチエイジングや健康維持には、プラズマ療法がサポートの一翼になると思いますので、各自プラズマ療法の効果を、これを取り入れている医師から聞いたり、自身で学んで試したりして見て下さい。 ただ、開発者の田丸先生曰く、「プラズマ療法は“ガン”など、命に係わるほど、改善を優先的にサポートする」とのことです。これは、多くの医師等が納得しています。 現在、日本人の二人に一人以上が“ガン”になると言われていますので、健康維持で3カ月ほどプラズマ療法にかかると、知らずに消えていることもあるかも知れませんね。(あくまで期待で言い過ぎていますよ。自分で機序を考えて判断して下さいね(^^;)) とにかく、黒川先生の述べられたように、プラズマ療法はさまざまな状態をサポートすることが分かりますね。 縁により出会った、この異次元過ぎるプラズマ療法ですが、私は、このプラズマ療法で、縁ある人々の健康をサポートさせて頂きたいと思っております。   (参)プラズマ療法症例集、NOでアンチエイジング

O-リングテストと新型コロナウイルスについて

O-リングテスト(正式名称Bi-Digital O-Ring Test、略称BDORT)は、手の指に力による代替医療の診断法である。ニューヨーク在住の大村恵昭(1934- )が発明し、1993年に米国特許5188107を取っています。
もともとこれはアプライドキネシオロジー(筋肉の強度を触診することで病気を診断し、治療法を選択できると主張する代替医療の診断手法です)の応用で、指で作った輪が開きやすいかどうかで病気の有無をはじめ、薬の有効性や浸透点、商品の相性などを調べられる検査法になります。筋電図や心電図を測るように、訓練により微細な異常を感知できるのです。 主に、体の異常があったり、体に合わないものであったりすると指に力が弱まりO-リングが開くとされます。 では、なぜ、手の指のO-リングに、体内の異常が敏感に反映されるのか? 人間や動物は、神経系や免疫系などのネットワークを通じて体内の情報を克明に収集していますが、脳はその情報を素早く処理して、判断し、体の各部に指令を出しています。 そして、手の指は、大脳皮質の感覚領と運動領の出店のような存在で、脳の判断を精密に具現化できる部位なのです。 精巧なシステムでもある人体の中でも、脳の働きと直結しているのが手の指であり、それを「全身の計器」として利用するのがO-リングテストです。 このO-リングテストの結果は、従来の西洋医学的、東洋医学的検査法で確認できるとしており、科学的裏付けを重ねた診断精度の高いものであることが謳われています。 実際、多くの医師、歯科医師、その他代替療法の施術家が、これを使って治療や施術に当たっています。 また、この理論に似た手法に、入江式FT(フィンガーテスト)、気診等があり、多くの医師達が臨床で応用しています。 このような東洋医学でいう“気”や生命エネルギーは、日本ではすでに、漢方薬や鍼灸を行う治療では“ある”、“ない”というようなレベルの低い考え方ではなく、実際に利用されて保険治療に組み込まれています。また、ヨーロッパやロシアにおいては、このような見えない気やエネルギー、波動といったものを測定する器械が医療機器として認められていて、臨床に使用されています。 戻りますが、現在、熟練した医師たちがガン治療に特化した「がん活性消滅療法」にて、体の異常を精妙なレベルで検知できるO-リングテストで、がんの部位、大きさ、転移の状況等を詳しく調べて治療されています。 プラズマ療法では、がんの部位、大きさ、転移の状況等が全く分からないので、西洋医学の診断を見ながらのサポートが主になっていますが、実は、がん活性消滅療法との相性も良く、これを行うクリニックとの連携でサポートすると、安心、安全、安価にがん患者さんに向き合うことが出来ます。 ちなみに、がん活性消滅療法で行う“マイクロ波照射”が、ベイラー医科大学の実験で、正常細胞には一切害がなく、がん細胞だけをアポトーシスさせることが確認されています。 プラズマ照射が、すでに名古屋大学や東北大学で同様の効果を確認されているので、上手くがん活性消滅療法を行うクリニックの医師達と連携されると良いと思います。 実際、当サロンでは、県内にはがん活性消滅療法を行うクリニックがないのですが、希望される患者さんには近くのクリニックをご紹介させて頂いて、サポートさせて頂いています。 また、今回の新型コロナウイルスに対しても、がん活性消滅療法を行う先生方では対処法が確認取れていて、それがチョコラBBプラスを倍量、朝夕2錠ずつ飲むというものです。(ブログR2.2.23参照)確かに、チョコラBBプラスの成分であるビタミンB群には、抗菌、抗ウイルス作用もあり、免疫を高める働きがあるので、納得ですね。 感染しているか、どうか不安になってPCR検査に走るよりは、安価で簡単に予防できそうですね。また、副作用のあるアビガンより、安価で安心して使うことが出来ます。 変異しやすいために、効果が期待出来そうもないワクチンで、刻印されるのもご勘弁願いたいので、早くコロナにとらわれないようになって欲しいですね。   (参)バイデジタルO-リングテスト、「がん活性消滅療法」という選択

メタボは怖い病気の詰め合わせ

アメリカの一流医科大学教授が229の医学論文から導き出した「食事」の結論、「果糖中毒」から、「メタボは怖い病気の詰め合わせ」の章をご紹介します。
・・・数字はウソをつかない。 2003年に行われた生命表(各年齢の者が1年以内に死亡する確率や生き延びられる期待値などを死亡率や平均余命などの指標によって表したもの)の分析では、太っていればいるほど早く死ぬことが示された。 人は肥満で死ぬわけではない。肥満と「旅する」病気によって死ぬのだ。 さまざまな代謝不全こそが、肥満を悲惨なものにしている。 「メタボリック症候群」には、糖尿病、高血圧、心臓病、がん、認知症など、あなたを殺す病が詰め込まれている。 メタボリック症候群になるには、なにも太っている必要はない。何といっても、正常体重の成人の40%までもがメタボリック症候群にかかっているのだ。肥満はメタボリック症候群の「マーカー」ではあるが、メタボリック症候群の唯一のマーカーではないし、メタボリック症候群を引き起こす原因でもない。 ただ、誰もが同意するのは、インスリン抵抗性がメタボリック症候群の明らかな特徴であるということだ。・・・ それも含め、以下にメタボリック症候群が引き起こす「10のリスク」をご紹介します。   1. 肝臓のインスリン抵抗性 2. 高インスリン血症 3. 脂質異常症 4. 高血圧 5. 心臓発作・脳卒中 6. 肝硬変 7. 不妊症など 8. 2型糖尿病 9. がん 10. 認知症   どうですか? 以前、糖質過剰がメタボなどを引き起こすことをお話しましたが、本当に、「メタボは怖い病気の詰め合わせ」ですね。体重計に、毎日乗って見て下さい。 現代社会では、意識しないと体型は守れなくなっています。 どんなスイーツも「のど元過ぎれば、太るだけ」を合言葉に、脳に騙されず、体を守り、健康を維持して行って下さいね。   (参)果糖中毒

[]2020.04.15

ガンを告知されたときに知っておくべき7つのこと(その2)

4.ガイドラインが正しいとは限らない 主治医から治療方針が複数提示された場合に、どれかを選ばなければなりません。そのためには、最低限、治療法に関する基礎的な知識が必要です。それは、ガンの主な治療法である「手術」「化学療法(抗がん剤)」「放射線治療」のメリット、デメリットを理解しておくことが大切です。(これに関しては、またブログに上げたいと思います) 治療の流れでは、あなたのガンの部位やステージにおいてエビデンスのあるガイドラインに従った標準治療をして行くことになるでしょう。 しかし、このようなガイドラインを中心とした「エビデンス至上主義」にもいくつかの問題点があります。 第1に、標準治療は、十分な科学的根拠がそろっていて、強く勧められる治療(グレードA)のものでも、100%治るという意味ではないということです。 第2に標準治療は、あくまでも研究データに基づいた治療法であるということです。治療に的を絞った研究に準拠するため、ガンの原因を踏まえたうえでの再発予防や、生活習慣の改善といった視点がほとんど欠けているといった限界もあります。こうした医学研究では、「どれだけ効くか」という治療の有効性ばかりに重点が置かれていて、患者さんの全身状態、体力、社会的背景などについては、ほとんど考慮されていません。 (さらに、ガイドラインに従うべきか熟慮を要するケースもあります。そのときに、どの道を選ぶか、その選択を助ける意味でも、がん活性消滅療法(CEAT)とつながっていると安心だと思います。)   5.「先生にすべてお任せ」ではダメ 最近では、セカンドオピニオンが一般化し、珍しいことではなくなりました。特に、治療が難しい進行ガンのケースでは、できるだけ受けていただきたいと考えています。 (このようなケースでは、私の考えは、がん活性消滅療法やホームページでご紹介している、がん患者学の会等につながることのほうが有益だと思っています。) いずれにしても、別の意見を聞くことで、説明不足を補ったり、主治医を代えるきっかけとなったりするなど、その後の方針を決める参考となるでしょう。 そして、主治医から「もう効果の期待できる治療法がない」と告げられたときにもセカンドオピニオンを取ることをお勧めします。   6.非標準治療を過信するのはハイリスク 標準治療とは、治療効果と安全性が確認されていて、西洋医学の中では治療効果の高いことが科学的根拠によって実証されているため、最も推奨される治療のことです。 そして、非標準治療は、標準治療以外のすべての治療法のことを指す言葉です。保険適用外の抗ガン剤や、先進医療として位置づけられている粒子線治療などもこれに含まれます。当然、がん活性消滅療法やプラズマ療法も先進医療です) ガン治療に関しては、必ずしも生存期間だけを基準にして治療を選択することが正解とはいえません。生活の質を基準に、できるだけ副作用の少ない治療法を選ぶことも間違った選択ではないのです。 とはいえ、標準治療を断固拒否して、非標準治療だけに頼った場合には、統計的に見て、死亡リスクが高まる可能性があることを知っておきましょう。(この研究データは、がん活性消滅療法やプラズマ療法は含まれていません) ただし、最初から標準治療と非標準治療を併用する方法もあると思います。   7.余命は聞くな よく誤解されている言葉に、「余命」があります。皆さんは、「せいぜいもって、あと〇カ月」という意味にとるでしょうが、そうではありません。 余命というのは、多くの場合、生存期間の中央値、つまり、ある集団において真ん中に位置する患者さんが亡くなるまでの期間のことです。 生存期間の中央値が3カ月の集団の中でも、5年も、10年も生きている人がいる可能性があるのです。 このように、本来、余命の生存期間には大きなばらつきがあるにもかかわらず、「余命3カ月」といわれると、ショックを受けて諦めてしまい、余命のとおりに亡くなる人が少なからずいるのです。 そして、ステージ4から克服する人は意外と多いのです。ガンのステージ4とは、一般的に「ガンが他の臓器に転移している」状態です。しかし実際には、ステージ4の定義はガンの種類によって違います。転移に関しても、ある臓器の1カ所に小さな転移がある場合と、体のあちこちに10カ所以上の転移がある場合、どちらもステージ4になります。 国立がん研究センターによる調査では、ガン全体の10年生存率は55.5%です。このうち、ステージ4での10年生存率は13.1%となっていて、1割以上の患者さんがステージ4のガンを克服したことになります。 つまり、ステージ4のガンを克服するために最も重要なことは、「自分は、治る10%に入る」という強い信念を持ち、治療法をよく検討し、かつ、免疫力をできるだけ高めることです。   ・・・強い気持ちを持つことは、とても大切ですね。多くのがんの患者の会でもお互い励ましあっていますし、さらに、心理的サポートを用いてストレスに効果的に対処できれば、抗ガン剤をはるかに上回る生存期間を延ばしています。「がんは治る」という強い気持ちを、ぜひ、持ちつづけて下さい。 (参)ガンとわかったら読む本

[がん]2020.04.13

ガンを告知されたときに知っておくべき7つのこと(その1)

専門医が教えるガン克服の21カ条「ガンとわかったら読む本」の第1章から、ガンを告知されたときに知っておくべき7つのことをご紹介します。   1.「ガン=死」の認識を改める ガンの告知を受けると、多くの人が大きなショックを受けます。衝撃のあまり、頭の中が真っ白になり、告知された内容を信じようとしなかったり、否認しようとしたりする心の動きが起こります。 しかし、「ガン=死」のイメージは、ガンの患者さんの一部に起こる最悪のシナリオを強調したもので、実際には多くの患者さんがたどる経過とはかけ離れています。 ガンになっても6割の人は治ります。また、すぐに死に至る病気ではありません。 ちにみに、国立がん研究センターによる最新のデータでは、ガンの患者さん全体の5年生存率は約68%、10年生存率は約56%です。 そして、心の状態と免疫力は、密接に関連しています。 告知後2週間程度たつと、そろそろ、何らかの治療がスタートしますので、それまでには気持ちの切り替えをしておきたいものです。   2.病院選びを間違えない ガンは治る病気ですが、長期戦になります。限られた時間の中で、ガン治療に適した病院には、がんセンターや大学病院、がん診療連携拠点病院が挙げられるでしょう。 これらは、手術例数も多く、安全性や治療成績がある程度のレベルに達していると考えられます。 また、自宅からの距離も重要で、自宅から近い方が、負担も少なくて便利でしょう。   3.主治医の専門性と治療方針をチェックする 主治医との信頼関係は最も大切なことの一つです。「主治医の勧める医療」を信じて疑わないことが、病気がよくなるための欠かせない条件ですが、薬に限らず、患者さんと医師の間にある信頼関係にも、プラセボ(暗示的効果)と同じような効果がると考えています。 また、主治医との相性は、直感的に「この医師なら信頼できそう」と思えるかどうかです。 カルテばかり見ている、ぶっきらぼうでとっつきにくい、説明が早口でわかりにくい、質問しても答えてくれないか、面倒くさそうに答える、複数の治療法を提示してくれない、患者さんの提案した治療法(例えば代替医療)を頭ごなしに否定する、治療の選択(意思決定)をせかすなどは、要注意の主治医像です。 特に、標準治療と称する抗ガン剤については、よく考えた方が良く、親身になっていないと直感したのなら、主治医を代えることを考えてもよいのです。その時には、その病院の「患者さん相談窓口」に相談してください。 「主治医が気を悪くしたらどうしよう」という心配はいりません。これは患者さんの当然の権利です。 告知後の心理的な動揺から、冷静な判断ができず、医師の勧める治療法を深く考えることなく選択してしまうことがしばしばあります。(現場の医師は敗訴のリスクを恐れて、ガイドラインに従った治療しかしなくなっている傾向が顕著になりつつあります。) できれば、説明内容をメモや録音をさせて頂いて残しておくといいでしょう。 そして、治療法をその場で決めてはいけません。特殊な心理状態であり、情報を理解するにも時間がかかります。あなた自身の考えや希望、不安に思っていることなどを率直に伝え、主治医と対話を重ねていくことが大切です。   (次回その2の内容) 4.ガイドラインが正しいとは限らない 5.「先生にすべてお任せ」ではダメ 6.非標準治療を過信するのはハイリスク 7.余命は聞くな   ・・・ガンの告知を受けたなら、非標準治療ですが先進医療なので、選択肢に「がん活性消滅療法(CEAT)」「プラズマ療法」も入れて見て下さいね。   (参)ガンとわかったら読む本

[がん]2020.04.11

新型コロナウイルスの非常事態から、さらに”生きる”について考えてみました。

いきなりノミの話ですが、ノミは自身の100倍以上の跳躍力を持っています。体長は2ミリ程なのに、何と30センチと150倍も飛び跳ねます。170センチの人なら255メートルも高く跳躍することになります。 しかし、このノミをたった15センチ程の深さのガラス瓶に入れて、ふたをして3日間した後、ふたを取ってみると、ノミは出ることが出来ません。今まで30センチも飛び跳ねることが出来たのが、半分以上飛べなくなっていたのです。 この例えは、生きる力や能力も環境により、自ずから閉ざされてしまうことを言っています。
さて、今回、コロナの報道は、NHKを始めそろって異常な報道を繰り返しています。今までのコロナの感染状況を客観的に調べてみると、分かりやすくインフルエンザと比べてみます。 アメリカでは年間8万人がインフルエンザで死亡し、中国では、2019年1月だけで60万人以上の患者(感染者はそれ以上です)が報告されています。ちなみに日本でも年間1000万人近くの感染があり、1000人以上の死者が出ています。 日本では、インフルエンザの患者が1週間に40万人を超えると始めて“注意してください”と「注意報」を出します。 ところが、今回このコロナでは、たった数十名の段階から感染拡大と、データを冷静に読めば明らかに“過大”な大げさな表現をしていました。それで恐怖心を煽り続け、さらに経済に悪影響を及ぼす政策を取る流れになってしまいました。 さんざん不安を煽る、似たような民放の影響で、先程のノミの例のように一般市民は萎縮されてしまったと思っています。 この流れでは、これからの本当の恐ろしい非常事態宣言の予行演習を演じられ、この後のワンワールドオーダーの世界へ押しやられるのではないかと危惧するものです。(杞憂で終わればありがたいですね。予防は、チョコラBBプラスです(ブログ2020.02.23参照)。) コロナウイルスは今までの風邪のウイルスの一種でしたし、インフルエンザも含めて風邪の予防は大切なものです。 しかし、異常な除菌(ウイルスは菌ではありませんし、本来除菌ではなく、除去だけです)や、過剰な手洗いうがいはどんなものでしょう。
ウイルスは、本当に悪者でしょうか? 本来、私たち人間は生命の誕生からウイルスの影響を受け続けて来ています。 数百憶種類あると言われるウイルスとは、他の生命を含め、私たちの生と共存しているものです。手にも、どこにでもバランスを保って共存しています。本来、良い悪いはなく、縦糸と横糸との関係のように共存関係であり、時に悪さをしているように見られる面もありますが、普段は意識せず共生しているのです。 さらに、私の考えですと、ウイルスは構造から考えると生命の情報である遺伝子がちぎれたもので、それゆえ生命でないと言われているのですが、生命間をやり取りする情報であり、自然界のバランスを支えている存在だと思います。人間を含めた動物や植物、真菌、細菌など自然環境を形成している精妙なバランスを築く上での情報のやり取り役が、まさに便りとしてあちこち必要に応じて生じるウイルスではないでしょうか。 これは、人間の体内のバランスを保つ上でやり取りされている、エクソソーム(ブログ2019.10.01参照)などの顆粒と同じではないでしょうか。 体内環境の悪化により、このエクソソームは時にがん化の便りを体内に伝えています。同様に、地球の自然環境の変化を絶えずウイルスなどが情報のやり取りをして、地球の自然環境を守るべく走り回っているのでしょう。 死は必ず訪れます。その死の一つの要因は、自然環境のアンバランスにあります。東洋医学、哲学では死は、「役目が終われば、死という自然淘汰を与えられる」と捉えています。私たちが自然環境の中で生かされている立場を鑑みるならば、ウイルスを悪者にする前に、私たちの生活習慣や社会、文化を含めた生き方をもう一度深く考えてみてはいかがでしょうか。 自然の中で生かされていることへ、今以上に謙虚になり、感謝して過ごして行きませんか。 今年は“庚子(かのえね)”、60年に一度の激動の年と言われています。自然災害もさらにひどい状況になるでしょう。 周りに振り回されずに、時に瞑想し、呼吸を整え、心を落ち着かせて、生かされていることに謙虚に、感謝して過ごして行きましょう。 ただし、今回の新型コロナは重症化率が高いので、密集、密閉、密接の「3密」にならないよう、不要・不急を外出をひかえつつ、免疫を落とさないよう食事にも気をつけて行ってくださいね。

医師の本音、ガンは西洋医学では治らない~なごやかクリニック岡田恒良医師のお話し

元「おひさまクリニック」院長、元「なごやかクリニック」院長、岡田恒良医師の月刊「致知」での文章をお伝えします。 岡田先生は、20年間外科医、その後外科部長として務めてきた方ですが、西洋医学のガン治療法に疑問を持ち、現在は、がん患者さんに寄り添い、本当に患者様のためになる治療を続けていらっしゃいます。先生は現在、主に、「在宅医療」の病院に務めつつ、患者さんや家族の話をじっくり聞き、食事や生活習慣についてアドバイスしたり、心のリラックスに役立つ本を貸し出したり、投薬を極力減らすなどして寄り添っています。 その岡田先生は、「医師の本音」と題して以下のように述べています。
・・・ところで、岡田先生のような誠実な医師はまれなのだろうか。多くの医師は、現在のガン治療に疑問を持っていないのであろうか。 実は、私の知る限りでは、相当数の医師が岡田先生のような経験をしているのである。 私が聞き集めた「医師の本音」を次に述べておこう。 「数多くの患者さんを治療してきたが、1年以内に半数近くが再発・転移をしている。どんなに努力してみても、10年以内に、10人中9人までが亡くなっているのが現実だ」 「ガンが治ったのは、軽かったか、運が良かったか、奇跡だったか以外は、とても考えられない」 「私は勤務医だが、早期ガンの患者を担当すると、すごく真剣にならざるをえないのです。なぜなら、マスコミの影響で早期ガンは治ることにされてしまったので、もし少しでも悪くなると担当医の責任にされてしまうのです。でも、初めから悪化した患者を担当するときは気が楽です。どうせ何もやっても死ぬんだから・・・」 「よく言われている5年生存率が、ガン完治のバロメーターだなんて、とんでもないよ。今のガン治療はね、5年間も続けると、患者本人の自己免疫力がほとんどなくなり、データが出なくなるから、5年で打ち切ってるだけだよ」 多くの医師が「ガンは治せない」と思っています。(現在では、治せるガンと治せないガンとの鑑別が進んでいますし、治癒率も上がっています) がん治療をされている専門医へのアンケートでも、自身がガンになったら99%抗がん剤をしないと答えています。医師も矛盾に悩んで、患者さん同様、ガンを恐れています。 しかし、患者さんは医師を頼りに病院に行くから、「私はガンを治せない。手術や抗ガン剤などの現代医療では限界があるから、他の方法を探しなさい。」とはなかなか言えない。 プライドや意地もあるだろうし、西洋医学一辺倒の考え方だから、他の治療法があることさえ知らないのが現状なのでしょう。・・・
まして、食事の指導や生活習慣のアドバイスは言わずもがな。 ですから、私たち“プラズマ療法”の施術者が、西洋医学の足りない食養生や生活指導へのアドバイスをしてサポートして行く意義があるのです。 私たち自然療法をやる者は、五大医療の一つの中で、制度に縛られている西洋医学の医師の立場を思いやって、共にがん患者さんをサポートして行くことで、西洋医学と共存し、がん患者さんを包括的にサポートできます。 まだまだ制度が追い付かない状況ですが、医聖の“ヒポクラテスの誓い”に習って、患者さんに寄り添って、コツコツと本質的な医療をサポートして行きたいと考えています。   (参)論より証拠のガン克服術

[がん]2020.04.04

「がんの微小転移」は非科学的ないい加減な言葉?

『乳がんの抗がん剤治療やホルモン療法は「肉眼的転移」にも「微小転移」にも同様な効果なので、存在の確認できない「微小転移」を治療すべきではない。はっきりと「臓器転移」が見つかってから考えればよい。』という真実があります。 その「微小転移」は、成書では、がん診断時(あるいは治療開始時)には臨床的に明らかではない転移のことと言っていて、概念として理解しやすいのですが、実はとてもあいまいな言葉でもあります。その本質を理解しておきましょう。
その前に、まず、がんの大きさとがんの細胞の数について、しっかりと把握しておきましょう。 1センチのがんの塊があると、そこには10億個のがん細胞があるといわれています。 5ミリならおよそ1億2500万個、1ミリのがんの塊には、がん細胞が100万個含まれていますこの1ミリのがんは、どんな検査をしても絶対に見つかりませんが、「PET」や「CT」、「MRI」といった、いろいろな診断機器を駆使して、がんの転移病巣を見つけようとしたときに、一般的には5ミリぐらいから転移が見つかると言われています。 ですから、がん細胞の数が1億個ぐらいになってくると、やっと見える「肉眼的な転移」ということになり、1億個以下ならどんなに検査しても分からないので、すべて「微小転移」となるのです。 そして、「微小転移」は数えることも見つけることも出来ないので、実際はがん細胞が何個かまったく分かりません。1個かもしれないし、10万かもしれない。 「微小転移の可能性」というものは、がん細胞がゼロかもしれないし、1億かもしれないものを全部ひっくるめているのです。そう考えると、「微小転移」という言葉は、非科学的で、いい加減な言葉なのです。
さて、このあいまいな「微小転移」は、原発巣に対する手術や放射線などの局所療法後の再発の主な原因と考えられていて、このことが補助薬物療法の理論的背景となっています。 つまり、補助薬物療法を行う理論は、いい加減な非科学的な言い訳ということになり、そのことが科学的データの解析により前述のように分かっていて、補助薬物療法は明らかに転移が分かった段階で行えば良いのです。 そして、補助薬物療法で使用する薬剤のリスクも考えるならば、がん活性消滅療法で明らかな微小転移と言われるものを捉えて治療出来ますし、プラズマ療法も研究会の医師等が有用性を示しているので、これらがファーストチョイスということになりますね。   (参)薬がみえるvol3、抗がん剤治療のうそ