スタッフ公式ブログ

野菜のある成分は、老化細胞を取り除いてがんに効果をもたらします!

野菜にはさまざまな抗酸化物質を豊富に含んでいて、多くの健康効果が確認されています。

その中で、今回玉ねぎやブロッコリー、サニーレタス、モロヘイヤ、緑茶、リンゴなどから摂取することのできるケルセチンの健康効果をご紹介します。

このケルセチンは、上記に様にさまざまな食品に含まれる主要なフラボノイドです。ポリフェノール類の中の大きなグループであるフラボノイドは、植物界に5,000種類以上も存在していて、抗酸化作用や抗炎症作用、そしてがんに対しても有用な生理機能を持つことが分かっています。

抗酸化作用に関しても、活性酸素による酸化ストレスが関与するがん、動脈硬化、糖尿病などの生活習慣病の予防に重要な役割を果たしています。

また、老化細胞の除去作用も認められていて、研究では、抗がん剤のダサチニブとの併用よりも単独で高い結果が出ました。このケルセチンが老化細胞を除去させる機序は、アポトーシスを邪魔する酵素を阻害することと、アポトーシスを促すことです。

また、肺腺がんの動物実験では、分子標的薬のブリガチニブと同等の効果を示し、アポトーシスを促進すると同時に、がんの増殖や腫瘍形成を抑制するというもので、高価で猛毒なブリガチニブを進める意味は無いことが逆に分かります。

さらに、ケルセチンはがん細胞の浸潤・転移を抑えることも分かっています。

よって、玉ねぎやブロッコリーなどを煮込んだ野菜スープは、がんに対してとんでもない働きをすることになります。

”抗がん剤を、専門家が“効く”といっているので、この野菜スープは、“がんに効く”スープとして専門家は自信を持って勧めるものになります。ですから、がんになった医師の多くは、自ら抗がん剤を使わずに、野菜スープをしっかりとっています。

ケルセチンのたっぷりな野菜スープは、安心・安全・無害・安価の本物です。がんの予防・治療にぜひ、しっかり飲んで行きましょう。

[がん/栄養/]2023.10.11

ピンクリボン運動は正しく運動しましょう!

10月になり急に涼しくなりました。

さて、10月は乳がんの啓発ピンクリボン月間とのことですが、このピンクリボン運動は、1980年代、アメリカの乳がんで亡くなられた患者さん家族が「このような悲劇が繰り返されないように」との願いを込めて作ったリボンからスタートした乳がんの啓蒙運動です。

ところが、この切なる願いとは裏腹に、今行われている啓蒙運動は、早期発見・早期治療という表向きごもっともですが、本心は医療ビジネス化しています。

というのも、早期発見で行われる「マンモ検診」では、乳がん発見数は増えるのですが、乳がん死亡を減らすことは出来ないのです。つまり、しっかりしたエビデンスのもと「無効」なのです。

そして、早期治療で早くから乳房を摘出することにもなります。

また、乳がんのタイプの中には、数パーセントほど遺伝的に乳がんになりやすい体質を受けついている場合があります。乳がんと関連がある遺伝子は数多くありますが、主なBRCA遺伝子は二本鎖切断された大きなDNAの傷を修復して、細胞ががん化することを抑える働きがあります。この遺伝子に病的な変異があり、働きが失われていると正常な修復が妨げられ、乳がんや卵巣がんになりやすくなると考えられているわけです。

DNAに二本鎖切断を引き起こす主なものは、X線やγ線などの電離放射線です。

このような遺伝子の修復に関わる遺伝子が働きにくくなっている人に、早期発見と称して毎年のようにレントゲン検査やマンモ検診をするとどうなるでしょうか。これらの検査・検診こそX線被曝であり、放射線被曝です。

ただでさえ、BRCA遺伝子に変異を持たない場合であっても、検査時に浴びるX線によって、発がん率が何倍にも高まることが多く報告されています。

また、超音波検査でもがんを早く見つけて手術することのメリットを示すエビデンスは全くありません。

いずれにせよ、乳がんに対して早期発見・早期治療は有害無益です。エビデンスを無視して医療ビジネスにまい進しているだけの恐ろしい運動です。

ですから、ピンクリボン運動のきっかけになった、乳がんで亡くなられた患者さん家族が「このような悲劇が繰り返されないように」という純粋な願いに共感して祈ることや、栄養や食事のとり方の啓蒙が正しい運動のように思います。

 

(参)やってはいけない健診事典

エビデンスにより、米国ではPSA検診を推奨していません!

PSA検診は、前立腺の正常細胞で作られるタンパク質であるPSA(前立腺特異抗原)ががん化することで血中値が上昇することがあり、腫瘍マーカーとしてがん発見のためのツールとしているものです。

このPSA検診が普及し始めた2000年代頃から、前立腺がんがたくさん見つかるようになりました。1996年の罹患者数が14,077人から2019年には94,748人と7倍近く膨れ上がっています。

その一方で、前立腺がんによる死亡者数は、1995年の5399人から2020年に12759人と2倍程度です。

通常、がんになった人は一定の割合で亡くなります。前立腺がん検診が普及していなかった頃は、何らかの症状があって前立腺がんが見つかった人の半数ほどが死亡していました。

ところが現在、前立腺がんで死亡する人は、前立腺がんと診断された人の7分の1以下しかいません。いくら治療成績が向上したといっても、常識的には考えられないほどのギャップです。

つまり、このような異様な状況が生まれたのは、PSA検査が普及したからです。

これによって、これまで見つかっていなかった前立腺がんがたくさん見つかるようになったため、前立腺がんが増えたのです。

前立腺がんには、生きている間には見つからなかったけれど、死亡後に解剖してみて、初めて見つかるがん、つまり“ラテントがん(潜在的ながん)”が2割ほど見つかるといわれています。前立腺がんは、それがあったとしても生涯気づかずに、別の病気で亡くなる人が多い病気なのです。

それは、前立腺がんは進行がとてもゆっくりな、いわゆる「のんびりがん」が多いからです。こうしたがんは、見つける必要はないのですが、PSA検診はラテントがんをわざわざ見つけてしまう、いわば「寝た子を起こす」ようなことをしているのです。

事実、米国で行われた臨床試験では、非検診群に比べてPSA検診群で前立腺がんの死亡率が減少する効果は確認されませんでした。

ただ、EUでの臨床試験では、確かにPSA検診群での前立腺がんの死亡率が下がっていましたが、データをよく見ると、前立腺がんの死亡者を1人減らすのに、1410人がPSA検診を受ける必要があるという結果でした。一方で、「異常あり」と診断されて、針を刺される生検を受ける人が339人、そして前立腺がんの治療を受けた人が48人もいたのです。48人治療して、1人しか死亡を減らせず、残りの47人の中には、体を痛めつけられて命を縮めてしまった人もいたはずです。

また、PSA検診が普及しなかった英国での前立腺がんの発見率はわずかしか上昇しませんが、PSA検診が盛んだった米国では、前立腺がんは多数発見されたにもかかわらず、前立腺がんによる死亡率やその推移は、英国のそれとぴったり重なりました。

これは、早期発見・早期治療の理論によればあり得ない事態です。

以上のような結果などを受けて、米国予防医学専門委員会は2012年に「年齢に関わらず、前立腺がん検診を実施しないことを推奨する」という勧告を出しています。デメリットが非常に大きいからこそ、PSA検診を推奨しないという結論を出したのです。

また、日本でも、国立がん研究センターを中心とする厚労省の研究班が作成したガイドラインで、前立腺がんのPSA検診については推奨しないとする「グレードⅠ」に格付けをしています。

つまり、PSA検診は死亡率を下げる効果が明確でなく、過剰診断の不利益があるので、お勧めは出来ないとの国の公式見解なのです。

ですから、エビデンスにより必要性を推奨されていないPSA検診はやらないようにしましょう。

 

(参)やってはいけない健診事典、がん検診を信じるな

ミトコンドリアが起こすアポトーシスはがん治療のカギです!

私たち人間を含む高等動物は、酸素を使わず糖質を分解していく解糖系と、もう一つ、大量にATPを作り出すクエン酸回路、電子伝達系を有するミトコンドリア系のシステムです。

しかし、現在の人間の活動量を担保し、素早い動作が出来るのはミトコンドリアのおかげです。

ミトコンドリアは、太古に共生関係が成り立った異種生物であり、人間の遺伝子とは別個の遺伝子を持っています。このミトコンドリアは、一つの細胞内に数百から数千個存在し、占める体積は細胞のおよそ20%、体重の約1割にもなります。

ほとんど全ての細胞内に存在し、エネルギーを多く必要とする心筋、肝臓、筋肉、神経の細胞内に多く存在しています。

ミトコンドリアの一番の大きな働きは、エネルギーを生み出すことで、酸素呼吸によって、エネルギー通貨であるATPを産生します。

また別の働きは、小胞体との連携によるオートファジーの実行です。オートファジーとは、細胞内の余計なものを細胞自体が取り除き、さらに処理したタンパク質の材料を回収、リサイクルするシステムです。

そして、3つ目の働きが、アポトーシスの制御です。アポトーシスとは、活性酸素などでDNAが傷つき、修理が追いつかないとき、自殺して悪影響を残さないようにするメカニズムです。

このアポトーシスの制御の可否が、がん治療のカギになっています。

体内環境の悪化などにより、ミトコンドリアの働きが悪くなると、細胞は自らプログラムを変更して遺伝子改変を模索して細胞を変化させていきます。それが、がん細胞です。

一方、ミトコンドリアが正常であれば、がん化を防ぎます。

実験では、核を抜き出した正常細胞とがん細胞を細胞融合させると、がん細胞は腫瘍組織を作る能力が無くなることが報告されています。

すなわち、がん細胞に移入された正常細胞のミトコンドリアが、がん細胞の悪性の性質(腫瘍組織を作る能力)を抑制することができるということです。また、細胞の核の遺伝子変異はがん化の原因でなく、結果ということです。

ちなみに、今から90年以上も前に、オットー・ワールブルグ博士はミトコンドリア発がん説を提唱しています。

このように、ミトコンドリアを増やし、元気にさせると(酸化的リン酸化の亢進)、がん細胞の増殖能や浸潤能は低下し、がんの進展が阻止されることが明らかになっています。

つまり、ミトコンドリアは私たちの命を握っているのです。

プラズマ療法では、抗がん剤や放射線を使ってがん細胞を叩くのと違って、直接、弱ったミトコンドリアを元気にして、がんのアポトーシスを促して行きます。ミトコンドリアを元気にして、シトクロムCの放出を促しアポトーシスを発動させます。

体内環境の改善、ミトコンドリアの若返りにぜひ、プラズマ療法をお試しください。

コ〇ナワクちゃんを打つ人は、オレオレ詐欺にあったような人

今回のコ〇ナ禍は仕組まれたことは明らかで、当然、それに伴うワクちゃんはハッキリ言うと人口削減兵器です。これに気付いた世界の国々は、反旗を翻しています。

得体の知れない成分を多く含むワクちゃんを打ってしまった人々の死亡数は異常な数に上っています。あえて言いますが、悪の枢軸のWHOも、ワクちゃんは効かず、もう打つ必要のないことを認めざるを得なくなっています。

強制されていたこともあり、国民を誘導してワクちゃんを打たせていた各国も、ここに来て反省し始めています。

この構図はまさに、日本における”オレオレ詐欺“に他なりません。

悪事であることを分かっていながら、甘い言葉や金銭をちらつかせて、毒物エキスを打たせて命を奪おうとしていたからです。

事実、魂を売っている上層の政治家や中身を知っている厚労省の職員たちは、ほとんどがワクちゃんを打っていません。その一方で、茶番コ〇ナ劇場では100兆円以上のバラマキです。くだらないことへの補助金や助成金による死への誘導です。

そして、見えないことを良いことに、さらにくだらない変異株を持ち出して脅し始めています。その目的は、自国のコントロールを悪の手先機関のWHOに権限を預けてしまおうというとんでもない条約を通そうとするためです。

ですから、気付いた人は周りに知らせて“オレオレ詐欺”を気付かせましょう。もう、毒物エキスのワクちゃんを打たせないようにしましょう。

本来、人は自然物であり、自然の摂理に従う生き方や生活がバランスを保ち、命を全うできます。不自然なものはバランスを崩し、至る所で問題を生じます。

今の生き方は、自然のリズムに沿っていますか。

睡眠時間や食事の内容はどうですか。

まずは繰り返し“オレオレ詐欺”に合わないように、不自然なことはやめましょう。

生活を整え、食事を見直し、睡眠をしっかりとりましょう。

不自然に起きていたり、ストレスをかかえた状態でいる時に、美味しい言葉で言っている人や笑顔の無い人の言葉に騙されないようにしましょう。お注射のような不自然な行為はやめましょう。

生活習慣を整えている方は、はるかに脳は正常に判断力が働き、免疫は正常に機能します。

あせらずに、落ち着いて過ごしましょう。周りの人との関係性を良好に保ち、“オレオレ詐欺”に繰り返し引っかからないようにしましょう。

プラズマ・プロトンがコ〇ナ対策に役立つ理由

がんサポート、健康サポートをしている中で、今回の茶番コ〇ナ劇場に騙されて打ってしまって後悔している方が多くなっています。

打った直後に具合の悪くなる人から、数カ月にかけて徐々に具合が悪くなる方など、多彩です。また、打ってない人でも、シェディングといって、打った人が近づいただけで具合が悪くなる人もいらっしゃいます。

その方達にも、当サロンで楽になり、感謝されていますが、その理由を今回お伝えします。

プラズマ療法もプロトンもエネルギーチャージになります。

そして、血行が良くなったり、体温が上がり、免疫がうまく働くようになります。

コロナ感染では、肺炎症状に加えて、血栓症との関連もあります。かなりの割合で、ワクちゃんを打った方であり、そのために「コ〇ナに感染した重症例では患者の約30%に血栓が見られる」と英国BBCニュースでは伝えていました。

プラズマ療法やプロトンでは、すぐに血行が良くなり、血小板の付着を抑制することが分かっています。

さらに、血栓は生じる時も、はがれる時も組織に傷害をもたらすので、両者による抗酸化力も役立ちます。

また、コ〇ナ感染症でもワクちゃん副反応でも、免疫の暴走、つまりサイトカインストームが起こり、全身で急性の炎症が起こります。

敗血症では、体温が38℃以上または36℃未満になり、また心拍数も高くなり、呼吸回数も成人で1分間に20回以上に増加します。

その敗血症もプロトンでは抑制されています。

重症化に伴う多臓器不全は活性酸素やフリーラジカルによる酸化ストレスによる多臓器での組織損傷です。

プラズマ療法やプロトンでは、これらの酸化ストレスを軽減することができるのです。

また、免疫を高めることも重要な働きです。

直接免疫細胞を活性化する以外に、体温上昇によっても免疫細胞が活性化されます。

ウイルスの侵入を防ぐことも分かっているので、変な遺伝子を入れておかしくされないよう防ぐことが推測されます。

回復力やしなやかさを意味する「レジリエンス」という英単語があります。もともとは物体の弾性を表す意味ですが、それが心や体の回復力を説明するものとしてつかわれるようになっています。

プラズマ療法やプロトンは、さまざまな角度から、コ〇ナを含めた感染症やワクちゃんの後遺症に役立つことが分かっています。ですから、いろいろな意味でレジリエンスを高めてくれるプラズマ療法やプロトンで健康を保って行きましょう。

月刊誌「致知」創刊45周年記念講演会&パーティーに参加して来ました!

去る9月16日土曜日、ホテルニューオータニ東京にて月刊誌「致知」創刊45周年記念講演会&パーティーがあり参加して来ました。

記念講演では、横田南嶺氏、大村智氏、藤尾秀昭社長のお話しがありました。1650人に上る参加者が聞き入っていました。

特に、北里大学特別栄誉教授の大村智氏の生き方に触れ、イベルメクチンで多くの死病から救ってきた氏の偉大さを再認識させてもらいました。大村氏も、北里柴三郎や横井小楠などの実学から学び、空海の「先人の跡を求めず、先人の求めたる処を求めよ」のとおりに、研究成果を実現化されて来ました。

今回、参加のお土産の一つに、大村氏のご著書「縁尋機妙(えんじんきみょう)」がありましたが、負けじ魂と自然の中で育んできた情緒により数々の苦難を乗り越えて来られた氏の人生がよく分かります。そして、よき人、よき言葉との出逢いが導いてきた素晴らしい氏の人生に感動しました。

講演の中で「お金がないから何もできない人間は、お金があっても何もできない」「小才は縁に気づかず、中才は縁を活かさず、大才は袖すり合う縁でも活かす」という言葉を紹介されましたが、夢と希望に向かって出来ることを一つずつ取り組んで行こうと思いました。

藤尾秀昭社長が今までの月刊誌致知の歩みをお話しされましたが、致知ほど、多くの方々の心に火を灯し、勇気付け、生き方を学ばせてくれる本はありません。

私も20年数年前に致知を知り、感動し、本社に許可をもらい、縁ある方々にコピーをお渡ししていました。それは、肉体の栄養は食事ですが、主体である魂の栄養は希望・感動であり、その栄養こそ致知だと思ったからです。

私自身も大きな苦難がありましたが、致知で学んでいたからこそ、顔を上げてまっすぐ前を向いて世の中を良くしたい思いで再起出来ました。

いまや致知で学ぶ木鶏会というサークルは、収容所内にもあります。「一度「致知」を読んだらもう悪いことはできなくなる」と言っていました。法律をどれだけ厳しくしても犯罪は減らないのに、「致知」を読むとこのような心境になるので、本当にすごい本だと。

記念パーティーにおいては、致知愛読者で元日本ハムファイターズ監督、今年3月、WBC侍ジャパンを率いて見事優勝を果たした栗山英樹監督を筆頭にした鏡開きにより盛大に行われました。

致知9月号でも対談特集で話されているJFEホールディングス名誉顧問の數土文夫氏、「人生を照らす言葉」を連載している国際コミュニオン学会名誉会長の鈴木秀子氏、坂村真民記念館館長の西澤孝一夫妻、大村智氏などとご挨拶が出来ました。

とてもにぎやかで、まだまだご挨拶してお礼を言いたい方が多かったのですが、時間が足りませんでした。

私自身も一燈を点けて、周りを明るく元気にして行きたいと思いました。

今度は、地域の木鶏会にも参加して見たいと思っています。

[ブログ]2023.09.19

虫の音を聞きましょう!

家の庭先や畑から、鈴虫やコオロギ、キリギリス等の虫の音がにぎやかに聞こえ、秋の深まりを感じるようになりました。近くの公園では、示し合わせたかのようにヒガンバナが赤い花を咲かせて来ています。

本当に、自然はうまく時間を刻んでいるのだなと思います。

日本では、昔から虫の音を愛でる分化があり、平安時代には虫の音を楽しむことを「虫聞き」と呼び、平安貴族のたしなみの一つとされていました。江戸時代には、「虫売り」が商売として成り立つほどに「虫聞き」が流行していました。

西洋では、虫の音はノイズとしてとらえられてしまうようですが、さまざまな虫の音に包まれながら、秋の夜長を楽しみたいものです。

虫の音や草木・森林のさまざまな自然音は、2万ヘルツまでの聞こえる音以外の100万ヘルツ前後の高周波も含んでいます。これらの聞こえない音は、耳ではなく体の細胞が聞いていることが分かっています。それにより、私たちの自律神経が適度に刺激を受けて、体のバランスが保たれるように働きます。

人間は自然物であり、自然のリズムで自律神経やホルモンのバランスが維持されています。

季節ごとの音に触れて、大いに自然の恩恵を受け体調を整えて行きましょう。

ちなみに、日本最古の歌集「万葉集」にコオロギを詠んだ歌が七首ありますが、コオロギはあくまで「虫聞き」として愛で、決して食べないようにしましょう。

[ブログ]2023.09.16

がんの転移はいつから?

がんはいつ転移するのでしょうか?

多くの人は「早期がんのうちは転移しないか、転移しにくい」と考えているようです。がん検診を呼びかけるのにも「がんは早期発見・早期治療が大切」が決まり文句になっていますね。

しかし「早期がん」といっても、最低でも直径1センチはあり、たった1センチのがんの中には、およそ10億個のがん細胞がつまっています。そこまで育つには5~20年かかり、そこまで育っても転移していないなら、それは「がん細胞に転移する能力がない」証拠でしょう。

ところが研究では、転移するがんは生まれたとたん、1ミリ未満から転移し始めることが分かっています。逆に、転移能力のないがんは、治療しないで放っておいても転移できません。

結局、「がんは早く治療しないと転移してしまう」というのは誤解です。

転移する能力のあるがんは、見つけたときには転移していて、手術すると暴れ出してしまいます。早めに見つけて抗がん剤をしても、寿命を縮めるだけになるのです。

近藤医師は、多くの研究データを読み込み、「早期発見は死亡リスクを増やし、手術をすると寿命を縮めてしまう」と明かしてくれました。極論に聞こえますが、「人間ドックは救命装置ではなく、寿命短縮装置であり、ハッキリ言えば“人殺し装置”です」と、用心するよう伝えています。

事実、医療費はうなぎ上りで大金が使われているにも関わらず、がんの死亡者も増加したままです。医療資源が不足すると、死亡者が減るという現象もあり、医療ビジネスだと揶揄されるわけです。

がんの早期発見・早期治療の方法が間違いなのは、もう分かっているわけです。がんを早期発見しても、三大療法をすることではなく、ストレスによる心の問題や食生活などの生活習慣を整えることをまずしっかり取り組むことが大切です。せっかく早期発見したなら、心の持ち方や細胞環境を整えることを第一にやってみましょう。時に、がんが正常化することにもなるでしょう。

 

(参)眠っているがんを起こしてはいけない

「抗がん剤で余命1年」の本当の意味

エビデンスをもとにがん治療に真摯に行ってきた故近藤誠医師の「眠っているがんを起こしてはいけない」より、“余命1年の本当の意味”をお伝えします。

がんは遺伝子変異が積み重なってなったという間違った仮説をもとに行っている西洋医学において、固形がんでは、さらに効かない抗がん剤を投与するという治療?によって寿命を縮めていることを知ることが出来ました。

厚労省が言うように、抗がん剤は効かないのは常識で、医師の言う「効く」というのは、患者さんが希望を抱く「治る」という意味ではありません。

「抗がん剤が効く」というのは、半年ほどのある期間でがんが小さくなる可能性があるという意味です。抗がん剤が効かない“がん幹細胞”の周りの働きバチのような遺伝子変異を模索しているさまざまながん細胞には、抗がん剤により死滅するものはあります。しかし、死滅するがん細胞以上に、正常な細胞も死滅したりしてダメージを蓄積させて行きます。免疫も落ち、体力も奪われて行き、抗がん剤を続けられなくなったときには、がん細胞は優位に盛り返して命を奪いに来ます。

ですから、近藤医師は“抗がん剤で余命が縮む”と言っています。

かつては近藤医師も効くと信じて、乳がんの抗がん剤治療を他のどこよりも多く、一生懸命やっていました。患者さんの寿命が延びると思い込んでいたからです。

ところが、元気だった患者さんが急死することも経験する中で、あらためて医学論文を集めてみると、乳がんステージ4では、比較試験もなければ、延命効果を示すデータが世界のどこにもなかったのです。

そこで、抗がん剤がなかった時代のデータと比べてみると、その当時の余命は2.7年で、抗がん剤を使うようになると、余命は2年になり、逆に短縮しています。しかも、抗がん剤を始めた途端に亡くなる人が出始めています。

そして抗がん剤の開発が進み、最初の抗がん剤が効かなければ次はこれ、その次はこれ、というように抗がん剤をどんどん「乗り換え」をしていく時代になると、余命はさらに短く、わずか1年になりました。

つまり、医師たちが言う「抗がん剤で余命1年」というのはその通りです。しかし、治療しない方が長生きしているわけです。しかも、現代より医療も栄養も劣っていたため、全身状態が不良で、ホスピスに入院している患者たちが対象でした。

そして、生存曲線を見てみると、抗がん剤治療を受けない場合、肺や肝臓などの臓器にある転移が大きくなって機能不全を起こすまでは死なないので、生存率100%の期間は、抗がん剤を使う場合よりは長いことが分かります。なかには、転移が自然に消えてしまう人もいるはずです。

現在の日本の抗がん剤は、世界の85%も使う状態です。ある意味、効かない抗がん剤を世界一消費させられているのです。そして、早死にです。国立がん研究センターの、抗がん剤治療後のデータでは、緩和ケアが必要と言われてから、半数が100日以内に亡くなっています。2.7年どころではありません抗がん剤の毒性で生命力を吸い取られてしまい、抗がん剤をやめても長く生きられなくなってしまったのです。

抗がん剤を中心とした日本のガイドラインが、早く、エビデンスを基にして行って欲しいと思っています。

 

(参)眠っているがんを起こしてはいけない