自然療法は5大療法の一つであり、自然の絶妙なバランスの中で生かされていることの畏敬の立ち位置の医療です。一番、人に優しく包み込む医療です。
そのような医療は、病気を憎き敵と見なし攻撃する西洋医学とは違い、病気を起こした原因に反省し、謝り、愛で包み込んで行くような姿です。
このような考え方は、私の大好きな「風の谷のナウシカ」に見出すことが出来ます。
今回、同様な考えを伝えてくれているブログ『癌と食養』の中で見つけたので、今回そのブログの「風の谷のナウシカと千島学説」の中から、勝手に端折ってご紹介します。
…あの“腐海の森”で、毒を出して人を寄せつけないオウムをはじめとする昆虫たちが、なぜか突然、がん細胞と重なって見えたのだ。
「火の7日間」-それは、人間が作り上げた文明を焼き尽くす恐ろしい戦争でした。
それから、千年という長い長い年月が過ぎ、地球には“腐海”と呼ばれる毒を出す植物たちの森が広がっていきました。腐海は、巨大化した「蟲」たちの住処。人間はその外側、残された土地に国を作り、腐海や蟲たちに怯えながら暮らしていました。誰も近寄らないその腐海の中を、たったひとりで歩いている少女がいました。少女の名はナウシカ。ナウシカは、自然や生き物を愛するやさしい少女でした。
…ナウシカは、キツネリスのテトが牙をむいて、自分の指に噛みつき血を流しても「こわくないのよ、ほら、こわくない。ねっ」と言って、指を差し出し続ける。するとテトは、自分が噛んで傷つけたために流れているナウシカの指の血を、次第に舐め始める。
「怯えていただけなんだよね。こわかっただけなんだよね」と言いながらテトに触れる。ナウシカは、こうして自分を攻撃してくるものと一瞬のうちに仲良くなってしまう。ナウシカは知っていたのだ。攻撃してくるものは、怯えているものであることを。怒っているものは、傷ついているものであることを。
…人間が毒を出す森である腐海を焼き尽くしてしまおうと攻撃を始めると、腐海の王である強大な蟲オウムが人間を殺そうと暴動を起こす。ナウシカは「怒らないで、こわがらなくていいの。私は敵じゃないわ」と言ってオウムを抱きしめる。
オウムは人間に攻撃されたため、足はちぎれ、体から青い液体を流し続ける。目は怒りで赤く燃えている。死にかけているオウムに寄り添い、ナウシカは言う。
「ごめん‥ごめんね‥。許してなんて言えないよね。ひどすぎる…」
すべてを破壊し尽すほど荒れ狂っていたオウムたちも、ナウシカの優しい語りかけによって静まってゆく。ナウシカの愛だけが、オウムの怒りと凶暴性を失速させられるのだ。
…ナウシカは知っていたのだ。腐海は、人間が汚した世界を綺麗にするために生まれた森であることを。腐海の樹木は、汚れた土や水の毒を体に取り入れて、地下で美しい水、空気、胞子、結晶を作っていたことを。腐海の蟲たちは、本当はみな、その森を守る精であるということを…。
「風の谷のナウシカ」と「千島学説」が私の中で不思議に重なってしまった。
千島学説(故、千島喜久男医学博士の学説)では、がんは「血液の汚れを警告しているもの」であり、がん細胞は「汚れた血液の浄化装置」だという考え方をしている。現代西洋医学のがんに対する考え方とはまったく違う。・・・
今、我々の体内はさまざまなもので汚染され、地球環境も同様です。
その結果、私たちの体内にはガンが増加し、地球には、今回の新型コロナウイルスを始めさまざまな自然災害が人類に牙を剥き始めて来ました。
その時に、過度に不安になったり、恐れたりせず、また、日常においてもイライラ、せかせかせずに、心を穏やかに安寧の心持で過ごして行きましょう。
瞑想や祈りの時間を作って過ごして見ましょう。
こんなところから、宗教になって行くのでしょうか。
決して宗教ではありませんが、少しずつ、周りの人々への言葉遣いや声掛けを優しくし、周りの環境(人や自然など)に感謝して過ごして行きたいものですね。
(参)ブログ「癌と食養」(http://cancer-treatment-with-diet-cure.doorblog.jp)
がんは遺伝子の異常が積み重なって出来たという説がまかり通っていますが、実は遺伝子異常、遺伝子変異は結果であるのです。
その「がんの原因」を検討する重要な実験が、1980年代に相次いで行われていたのです。
その中で、核の遺伝子が、正常細胞になるかがん細胞になるかのカギをまったく握っていない、ということをはっきりさせた実験があります。
このノーベル賞級の実験は、2011年発表のCancer as a metabolic diseaseに掲載され、世界中の医師たちがその内容を目にすることになりました。
その結果、がんはミトコンドリア呼吸代謝異常だという認識が、今では世界の知識となっているのです。
このサイブリット実験では、「細胞核を抜いた正常細胞の細胞質とがん細胞の核を融合した細胞(ハイブリッド)が分裂増殖すると、正常細胞になる」ことを証明しました。
逆に、「正常細胞の核と細胞核を抜いたがん細胞の細胞質を融合すると、がん細胞になるか死ぬかとなる」ことを証明しました。
この実験結果は、核の遺伝子説の間違いを示すものですが、この事実は、がんの三大療法の根拠をすべて無意味にさせることになってしまうので、医療業界からの抵抗も非常に大きなものとなります。
もし、遺伝子異常でがんが発生するのであれば、遺伝子情報は細胞核に保管されているので、がん細胞の核を正常細胞の細胞質にいれた細胞は、変異したDNAによってがん細胞になるはずなのです。
つまり、がん細胞になるかどうかはDNAのある核に影響されるのではなく、細胞質の状態に左右されるのです。
では、細胞質のどのような状態が、がん化の原因なのでしょうか?それは、がん細胞に関する実験や観察された事実から次のような仮説が得られています。
それは、細胞の環境の悪化により、ミトコンドリアが分裂し断片化し、酸素呼吸が低下し解糖(発酵)の増大を引き起こし、がんの代謝が起こること、つまりがん化するのです。
また、がん細胞にサポニンを投与したり、サイクリックAMPを投与することで、がん細胞が正常細胞に再分化(正常化)することも確認されています。
つまり、がん細胞には遺伝子は関与していないということなのです。
小林常雄医師も10年以上前から、がん細胞は万能細胞と同じ過程で作られて、細菌時代の分裂形態に戻っただけだと証明しています。
ボストン大学生化学教授のトーマス先生は、ミトコンドリアが傷害され、呼吸代謝機能に障害が起こることが、がん化の本質的な原因だと言っています。
がんの発生において、遺伝子異常も起こるけれども、それはがん化のプロセスの下流の現象、副次的な変化である、という主張です。
食事や生活習慣を改めることで、体内環境を改善すれば、抗ガン剤よりも効果があることは実証されていますし、さらに、がん細胞を正常細胞に変えることも不可能ではないのです。
プラズマ療法では、その正常化の過程のミトコンドリアの機能を高めることにも役に立っています。
(参)がんの正体がわかった!
バッチフラワーレメディーは、人が誰しも心の中に持っているネガティブな感情を、「花の持つ不思議な力」によって改善することができる癒しのシステムです。
このシステムは今から約80年以上前、英国人のエドワード・バッチ博士(1886-1936)によって作られました。バッチ博士は著名な細菌学者、免疫学、および病理学者でした。それらの分野ですでにいくつかの画期的な発見をし、広くその名を知らされていました。
さらに、多くの患者さんたちを診ているうちに、人の持つそれぞれの性格とその人の感情が、特定の病気に関係があるということに気付き、その思いを深めました。
つまり、多くの場合、病気(心身の不調)の原因は、人の性格とそのネガティブな感情が関係していると考えていったのです。特にそれをマイナスの感情(ネガティブエモーション)と呼んでいます。
ここで、病気と感情が関係あるということは、東洋医学では昔から理解されていて、西洋医学でも近代になって、バッチ博士が同じような結論にようやく到達したということになります。
ただ、東洋医学とバッチ博士の考え方はここから大きく違ってきます。
バッチ博士はさらに答えを求めます。マイナス感情をさらに細かく分類して、ではいったい、マイナスの感情を癒すには何がいいのか?という問いと、その答えを追い求めたのです。
バッチ博士は、マイナス感情を癒すものは、植物(花)のエネルギーなのだという結論にたどり着きます。そこから、バッチ博士は超人的な感覚で、それぞれのマイナス感情に合わせて、一つずつお花を探していくことになります。
バッチフラワーは超自然的(スーパーナチュラル)なエネルギーです。
それは、意識ではコントロールできない感情そのものに働きかけるからです。花の持つエネルギーによって感情が「自己の物語」から一瞬離れ、ニュートラルな状態になり、または、感情がバランスして、その時に自己の物語の書き換えが起こるのを手助けしているということなのです。
意識ではコントロールできない無意識そのものに働きかけているのです。その時に、その人が変わるのをサポートしています。そして、これらのほとんどは無意識に自動的に起こっています。
感情はエネルギーなので、エネルギーに働きかけるものとして、花のエネルギーでなくてはなりません。エネルギー対エネルギーで初めて感情を変えることができるのです。
薬剤の場合は、脳内伝達物質や脳そのものに薬理的に作用するので、それに、あくまでも対症療法なので、原因に働きかけるものではないということです。
ところで、人は何で不安になるのか、それは親との関係、特に育ててくれた親との関係が大きな原因になっているのです。しかし、意識では無意識をコントロールできないのが人間。そこで、一つの手段がバッチフラワーなのです。
バッチフラワーが、さまざまな性格に合わせて当てはめていくことで、感情を癒して行くことになるのです。
さて、バッチフラワーレメディーは全部で38種類あります。その中で、39番目とも言われるレメディーを紹介します。それは、レスキューレメディーと言われる緊急時に使われるもので、唯一の混合レメディーです。
このレスキューレメディーは、緊急に際しては、1秒を争う時や、資格を有する人による医療援助を得られる前に、生命を救える可能性が充分にあります。
ただ普通の人はそう何度も緊急ということは起こりませんが、レスキューレメディーの本質は副交感神経のスイッチを入れリラックスさせるものです。ですから、緊張しているとか、急なストレスを感じている時に使えば、より緊張を緩め、リラックスさせる方向に働きますので、そのように使ってください。
リラックスすることは様々な場面で効果があります。例えば、アスリートが本番で実力を出し切るため、また試験に臨むときに十分力を発揮できるために使用すると良いでしょう。
世界一使用されているレメディーということで、世界のキャリアウーマンは、日常ハンドバックに入れているくらいです。
ストレス社会の中で生じるプチストレスの解消として、ぜひ、使用してみて下さい。
(参)感情のレッスン、フラワー・レメディー・ハンドブック
分子栄養学を実践する、ふじかわ心療内科クリニック院長の藤川徳美医師が、お子さん達の心の問題や多動・学習障害を栄養の面からアプローチすることで改善されている方法を、分かりやすくご紹介されているご著書です。
現代の西洋医学による精神疾患や多動・学習障害においては、薬の処方での対処が多いのですが、特に子供の場合においては、本来栄養の問題が根底にあることが多いのです。
ですから、まずはお子さんの食生活をお母さんから聞き出し、母子一緒に血液検査をすることで問題も把握していきます。
その中で、共通して不足している栄養が「タンパク質」と「鉄」にあるということでした。
タンパク質は、BUN(尿素窒素)の値で判断します。
BUN値の基準値は8~20mg/dlですが、体の構成成分であるタンパク質を体が必要とする十分な量を目指したいので、20mg/dlを目標値にしています。
それ以下であれば、低ければ低いほど、タンパク質が足りていないと判断します。
一方、鉄はヘモグロビン値だけで判断せず、本当に鉄が不足していないかどうかを知るために「フェリチン値」を測定します。
フェリチン値の日本女性の基準値は5~157ng/g(男性は21~282ng/g)としていますが、体が必要とする十分な量の状態を目指したいので100ng/gを目標値にしています。
ちなみに、鉄の重要性に気付いている欧米では、フェリチン値が100を下回った時点で鉄不足と見なされ、40に満たない場合は、医師から妊娠を控えるよう指導されます。
特に、現代の食生活では糖質過剰で、カロリーは取っていても、それを代謝するのに必要なタンパク質やビタミン、ミネラル等が不足している、いわゆる「質的栄養失調」です。
このように、血液検査を分子栄養学的に判断して実践する中で、多くの現代日本の子供たちに「十分量の鉄・タンパク質」と「糖質制限」により質的栄養失調は改善し、問題行動も解決されるのです。
本著では、後半マンガによる分かりやすい症例を豊富に載せてあります。
学習障害、軽度精神発達遅滞、ADHD(注意欠陥・多動性障害)、アスペルガー障害、起立性調節障害(OD)、アレルギー疾患などさまざまな問題を治す方法です。
栄養が満たされると、半年ほどで脳のインフラ(神経線維の構築等)が整い、神経伝達物質の情報交換がスムーズに行われるようになります。知能指数(IQ)も改善されます。
子ども達の心と体の問題は、発育し、行動するための栄養が足りていないだけです。
今日から、親御さんも一緒に、今すぐ足してあげて下さい。それが大切です、と述べています。
●藤川徳美医師の他の著書
「薬に頼らずうつを治す方法」「うつ・パニックは「鉄」不足が原因だった」「うつ消しごはん」
プラズマ療法により、先天性心疾患である小児まひの患者さんの身長が二十歳くらいから3カ月で30cm伸び、驚異の回復力を示した症例がありました。(日本プラズマ療法研究会の症例)
当サロンでも、昨年オープンから10か月目にして、週1回ほど健康維持でプラズマ療法にかかられている54歳男性の健康診断書を見せられてビックリしました。
何と身長が、前年の計測値169.5cmから今回170.2cmと0.7cm伸びていました。少し顎の向きの変化や姿勢への意識により、誤差の範囲かもしれませんので、また、次回の測定を楽しみにしています。
ちなみに、この方は週4日ほど週にワイン4本ほど飲む方ですが、肝臓の数値やHba1cの値、尿酸値等は全て正常を維持していました。
もう少し飲酒をひかえてもらいたいのですが、それ以外の生活習慣はかなり優秀な方だと思います。
そういえば、糖尿病の患者さんで、食べたいものを食べて、お酒も飲みたいだけ飲んで治したいというわがままな方でも改善している例はありましたが、やはり、きちんと生活習慣を改善して行くべきでしょうね。
今、中国の武漢から始まった新型コロナウイルスが広がりつつあります。
以前、中国で広まったSARS以上の広がりを見せつつあります。
SARSの拡大の時には、漢方で予防をしていました。それは、補中益気湯、麻黄湯です。
これらは、体温を上げながら、免疫を高めることで、感染予防に貢献できるものです。
今、インフルエンザに対しては、タミフルを始め新薬のゾフルーザなどが使われていますが、耐性菌が出来て大した効き目はありません。その一方で、異常行動のような危ない副作用があります。
しかし、漢方ではこのような異常行動の報告はなく、副作用といえるようなものはほとんどありません。しかも、薬価も安く、処方箋なしでも購入することが出来ます。
ところが、今回の新型コロナウイルスは変異が盛んで、漢方などの対応でも難しいようで、このような情報は今回ではありません。
また、新型コロナウイルスの感染源は全くとらえることが出来ません。
ちなみに、風邪の原因ウイルスにはラノウイルス、アデノウィルス、RSウイルス等200種類以上あるとされていますが、コロナウイルスも15%くらい影響しているとされています。その一般のコロナウイルスが、人間の営みによる自然環境の悪化により、ある時、毒を持たない魚やキノコが毒を持ち始めたように突然変異して悪性度を高め、さらに百一匹目の猿現象のようにあちこちに変異が飛び火し始めた状態になったのではないでしょうか?
自然界の中で、悪さもせず存在していたウイルスが、環境悪化により生き延びるために、あるいは、環境浄化のため(この場合は、悪化原因の人類を減らすためも入ります)に、遺伝子変異を起こし何とかしようとしている姿なのかもしれません。
まるで、がんの発症機序と同じではありませんか。(がんのブログ参照)
さらに、とても早く遺伝子変異を繰り返すウイルスなので、その遺伝子の特徴をとらえきれないでしょう。ワクチンなどはとても出来ないでしょうし、薬での対処もすぐ効果を失うことが分かります。
では、どうしたら良いでしょう?
今までのプラズマ療法のブログを読んで頂いている皆様なら、特にがんの原因を理解している方々であれば分かるのではないでしょうか。
そして、今回とてもありがたい情報を頂きました。
それは、いつもがんのサポートをするときにコラボとしてお願いしている癌活性消滅療法(CEAT療法)の先生方からの情報ですが、何と新型コロナウイルスにチョコラBBプラスが有用とのことです。確かに、他のビタミンB類のビタミン剤やサプリがありますが、O-リングテスト(科学的に検証されています)で、何故かこれが良いとのことです。
ちなみに、チョコラBBプラスの成分は、以下の通りです。(2錠分)
リボフラビンリン酸エステルナトリウム(V.B2)・・・38mg
ピリドキシン塩酸塩(V.B6) ・・・50mg
チアミン硝化物(V.B1) ・・・20mg
ニコチン酸アミド ・・・40mg
パントテン酸カルシウム ・・・20mg
何とビタミン剤です。
そして、予防のための飲み方は倍量飲みます。つまり、1日2回、1回2錠ずつです。
ビタミンB2には、細胞再生、粘膜保護作用があり、免疫系を活性化します。そして、エネルギー通貨であるATPの生成にも関与します。
また、ビタミンB6には、抗菌、抗ウイルス作用があったり、免疫力を正常に保つ働きの他、抗酸化の働きを助けたりします。
これで新型コロナウイルスの不安から解放されますね。
ぜひ、このチョコラBBプラスで予防して、皆様の健康にお役立てください。
がんが、ストレスとの関りが非常に深い病気だということは、さまざまな科学的研究で明らかにされています。
1974年から1978年の4年間、サイモントンがんセンターでは、サイモントン博士らによるカウンセリングを受けた患者の病気の進行と治癒の過程を調べる研究を行いました。
この研究では、合計193名の進行がんの患者が、通常の医学的な治療に加えてカウンセリングを受けました。
この研究での生存期間の平均値(左)と当時の医学文献の平均値(右)は、以下のとおりです。
サイモントン療法 当時の医学文献の平均値
乳がん 38.5カ月 18カ月
大腸がん 22.5カ月 9カ月
肺がん 14.5カ月 6カ月
この違いは、いずれも末期患者であったことを考えると驚異的です。
このようにカウンセリングが個々人のQOL(人生や生活の質)の向上に役立ちこそすれ、足を引っ張るものではないということが分かります。
サイモントン博士以外の研究で大規模なものとしては、ドイツのキュークラー博士らによる無作為比較試験(もっとも信憑性の高いと言われる試験形態)があります。
この研究は、1991年から1993年の2年間に実施されました。その後、2003年に追跡調査が行われ、トータルで10年間に渡って行われました。
その結果、カウンセリングにより心理的サポートを用いてストレスに効果的に対処できた治療群は、対象群(通常治療のみでカウンセリングを受けなかった群)に比べて生存率が高まるという結果を出し、ストレスの対処とがんの治癒の因果関係を明らかにしました。
キュークラー博士の研究でも、生存期間が約2倍、長期生存率が約4倍、そして、QOLが高まるという結果が出たのです。
これらの数字は抗がん剤と比べると、非常に効果があると言えるでしょう。
もし、これらの数字が抗がん剤に適用され、しかも副作用のない新薬として発表されたのであれば、おそらく世界中でトップニュースとして流され、各国のがんセンターで処方されるようになるでしょう。
がんの患者への心理的アプローチが生存期間を著しく伸ばすことも驚きですが、それ以上に大切なこととして、患者さんのQOLを保つ、または高めるということがあります。心理的サポート、または治療を行った患者さんは、そうでない患者さんに比べてQOLが高くなっていることが分かっています。
サイモントンがんセンターでは、心理的治療を行った患者さんの51%は、がんの診断前と同じレベルの生活行動をし、78%は発病前の7、8割の生活行動レベルを維持しているということが分かりました。
このように、患者さん自身が治療や人生を前向きに生き始めたとき、自分自身の命に影響を与えることになるのです。癒しの質は、その人の生きる姿勢で変わると言えるのです。
(参)サイモントン療法
私たちが生きて行く中で出会うもっとも大きな問題の一つは、「死の恐怖」と向き合うということでしょう。
がんが恐れられている理由も、昔から「がん=死」といった不健全な考え方があるからで、私たちはこの死に対する恐怖感に苛まされていると言えます。
しかし、昔から分かっていて、近年のさまざまな研究で死後の世界、つまり、あの世の存在が証明されています。それらを統合して、私の考えをお伝えしたいと思います。
まず、私たちの構造が、肉体と魂の二重の構造になっていることです。
そして、多くの研究でさまざまな臨死体験と、生まれるときの記憶の記録から分かっているのは、この世の生は、肉体の器に本質の命(魂とも言えるでしょう)が合致して宿っていることです。つまり、肉体はこの世を生きるための乗り物であるということです。生まれるときは、母親のお腹の中で肉体が形成され、あの世から魂が降りてきて入り込んで生命になります。一方、死ぬときは必要のなくなった肉体から魂があの世に旅立ちます。
あの世が本来いる場所で、あの世からこの世の肉体に入り込む前から魂はこの世で生きるための肉体選び、つまり、母親選びをしています。
また、死ぬときには、肉体から離れて、お帰りなさいと祝福され迎え入れられているのです。
昔から、魂のことに関して世界中でいろいろ言われていますが、東洋思想では、魂と肉体が合致したのが“生”とし、役目があれば生、役目が終われば自然淘汰という“死”を与えられるとしています。ここでの役目は、現在ではいくら稼いでいるのかとか、どんな地位を築いているのかということでしょうが、そうではなく、たとえ五体不満足で寝たきりでも、両親や周りの人々への気付きという縁も役目としているのです。
また、陰陽を当てはめれば、肉体が器として、受容する立場として陰になり、主体が陽である魂としているのです。
特に、魂が各自、この世のテーマ(課題・学び)を体験するために、この世に生まれて来るとしています。そして、役目としての学びが終われば、お帰りなさいと祝福されて迎えられるのです。
このように、本来のこの世の生を科学的にも哲学的にも理解すると、戦争や犯罪に巻き込まれて死ぬことでなければ、看取ってくれる人々のいる病床(もしくは自宅)での死はそんなに過度に恐れることはないと理解できるのではないでしょうか。
私も、いつもなるようになる、その時はその時との考えで、私自身のペースで、施術を通して縁ある人々を幸せにすることをテーマに、日常を過ごしています。
未来は、願いで形造くられていくのを知っていますので、夢や希望を持ち、自然の流れに逆らわず、また焦らず、呼吸のリズムに合わせて過ごして行きたいと思っています。
(参)生きがいの創造、前世療法、「ママ、生まれる前から大好きだよ!胎内記憶といのちの不思議」
信頼感をはぐくむのに、もっとも有効な信念は、「私たちに必要な助けは、常に与えられている」というものです。
そして、信頼感をはぐくみながら、自分自身の叡智や宇宙の叡智とのつながりを意識、強化し、日々の生活を送ることは、健康への道を大きく広げることになるでしょう。
望むものが、望む形やタイミングで得られなくても、叡智は常に、私たちに必要なものを必要な形とタイミングでもたらしてくれます。大切なのは、心をオープンにして、「必要な助けが、きちんと必要なタイミングで与えられる」ことを信じ、この宇宙の働きかけを信頼し委ねて、リラックスして日々を送ることです。
そして、目に見えないおおいなるはたらきかけ(叡智)が、私たちの中にも外にもすでにあることを目覚めさせてくれるものにメディテーションがあります。
メディテーションにより、私たちの内や外に存在している叡智に触れ、その偉大さや身近さにつながることで、がんから回復する道を、より迷いなく進む手助けをしてくれます。
そのメディテーションの一例をご紹介します。
それでは、ゆっくり、長く深呼吸をしながら、リラックスした状態で、
今、あなたが自分自身に喜びをもたらすもの、深い充足感をもたらすもの、
または単純にワクワクすることに取り組んでいることを想像してください。
あなたの心に喜びがもたらされたとき、
身体の中の細胞ひとつひとつが喜んで、エネルギーがみなぎって、
そのエネルギーが癒しの力、癒しの黄金の光となって、全身をくまなく巡ります。
そして、あなたの身体と心のしこりをジワーッと溶かしていきます。
その様子を感じてください。
あなたに喜びが与えられているとき、
あなたの全身に癒しのエネルギーが充満します。
あなたは、とても幸せな癒しのエネルギーを感じています。
思い出してください。
がん細胞は、弱くて、不安定な、混乱した細胞です。
がん細胞は、私たちを攻撃したりしてはいません。
白血球は、常にがん細胞に攻撃して、常に勝ちます。
あなたの身体が喜びに導かれ、本質に気づき、ごく普通の働きをはたしはじめたとき、
あなたの白血球があなたの弱いがん細胞に働きかけて、正しい役割をはたします。
そして、そのがん細胞をどんどん取り除いていきます。
あなたの喜びのエネルギーが癒しのエネルギーとなって、
がん細胞を簡単に取り除いていきます。
ちょうど、ストーブの上に置かれた雪のボールがジワーッと溶けるように、
あなたの喜びの癒しのエネルギーが、がん細胞を溶かしていきます。
これがあなたが生まれたときから、
あるいは生まれる前から持っている自然治癒力です。
それでは今、あなたが受けている治療、または現在行っている
健康への取り組みがあれば、その治療や取り組みの様子をイメージしてください。
そして、その治療や健康への取り組みが、効果的に働きかけ、
あなたの自己治癒力の大きな協力者となってあなたを癒していきます。
あなたが、健康のために物理療法や運動療法に取り組んでいるのであれば、
それらが効果的に働いて、あなたをどんどん健康に導いている様子を想像してください。
あなたが健康のために食事療法を行っているなら、
その食事療法が効果的に働きかけて、
あなたをどんどん健康にしていく様子をイメージしてください。
あなたが、化学療法や放射線治療に取り組んでいるなら、
それらががん細胞だけに効果的に働きかけ、
あなたをどんどん健康にしている様子を想像してください。
また、あなたが自然療法などに取り組んでいるなら、
それらが効果的に働きかけて、
あなたをどんどん健康にしていっている様子を想像してください。
あなたのすべての取り組みを、心の底から受け入れ、その効果を信じてください。
そして、そんなあなた自身を褒め称えてください。
病気が、何かを私たちに伝えようとしていることを思い出してください。
常に病気というものは、思いやりあるメッセージを発しています。
「あなたに喜びをもたらすもの、深い充足感をもたらすものに取り組みなさい。
あなたに苦しみや痛みをもたらすものから遠ざかりなさい。
自分自身に正直になりなさい。
あるがままのあなたでいなさい。」
病気のメッセージに耳を傾け、今、あなたの本性に帰り、自分に優しく行きはじめましょう。
それでは今、あなたの健康がどんどん増進していることを想像してください。
あなたが健康的な活動に取り組んでいることを想像してください。
のびのびと、いきいきと、そしてゆったりとリラックスして日々の生活を送っています。
それでは、徐々に意識をこの部屋に戻してください。
周りにいる人々を意識してください。
音を意識してください。
そして光を意識してください。
準備ができたら、ゆっくり目を開けてください。
(参)サイモントン療法
私たちは、日常生活において、それを意識しようがしまいが、常に頭の中に何かをイメージしながら生きています。
よりよいイメージは気分を高揚させるだけでなく、身体レベルで私たちに好ましい状態を作り出します。イメージするときに大切なことは、いきいきと健康的な活動を行っていることに意識を持っていくことです。
イメージ法を行う際には、次の3つの大切な姿勢があります。
① 望む結果をイメージする
がんの治療であれば、「治療ががんだけにきちんと作用し、正常細胞は傷つけない」というようなイメージを思い描くことが効果的です。実際に、化学療法に取り組む患者さんではこのやり方で、副作用をコントロールできるようになったと報告しています。
② 自分のやり方でイメージする
まず、私たちはみんなイメージの達人だということを知り、それぞれのイメージの仕方や個性を尊重して自由に行うということです。
③ 取り組みに意味や価値を与えて行う
漫然と行うのではなく、「今、自分がとても大切なことに取り組んでいるのだ」ということを意識し、その作業に価値を与えて行うということです。
さて、イメージ法に取り組むにはそれなりのエネルギーを必要とします。簡単に行える日もありますが、雑念が出てきたり、エネルギーが低下していてなかなか取り組めない時もあるでしょう。そのときには、いったんそこでイメージするのを止め、意識的に呼吸をして見ましょう。
気分が落ち込んでいる状態から気分を安定させるには、意識的な呼吸法が有効です。意識的呼吸を行うことで、今、この瞬間に意識を向けることが可能になります。マインド・フルネスの基本にもなりますが、息を吸うときに頭の中で「吸ってー」と唱え、吐くときに「吐いてー」と唱えるだけです。
意識的なイメージはエネルギーを必要とするのに対して、意識的呼吸はエネルギーを与えてくれます。意識的呼吸をしながら、今、自分の身の回りですでに起こっていることで、あなたが感謝できることや好ましいことに意識を向けてみます。例えば、今、座っている椅子や、横たわっているベッドの心地よさ、そこから見える風景の輝きなどを意識しながら、ゆったりと呼吸して見ましょう。
そして、エネルギーが高まり、気分が安定してきたら、もう一度、自分が望む結果をイメージして見ましょう。但し、どうしても出来ないときには、イメージすることをやめて、気分が良いときに行いましょう。
もう一つのエクササイズをご紹介します。それは、絵を描くことで、それによって、自分自身が病気、自己治癒力、治療、そして病気(がん)に対してどのようなイメージを持っているかを確認するのに有効です。
古代ギリシアの医師ガレノイスも、がんの治療にイメージ法が有効であると記しています。そして、イメージする際、次の3点が大切だと述べています。
1. 病気を治癒し得るものとイメージする
2. 自己治癒力がきちんと備わっていて働いていることをイメージする
3. 治療が効果的に働きかけていることをイメージする
前述のイメージの3つの大切な姿勢に共通しますが、さらに絵を描くことで、具体的にイメージを抱くのに役立つのです。
絵を描くときは、うまい、下手にこだわらないでください。他人に評価されるものではなく、自分が自分自身をどうとらえているかを知るためのツールなのです。
また、このエクササイズは、「より良いイメージを強化する」意図で行います。患者さんだけでなく、サポーターの方にも行ってもらいます。サポーターの方には、自分がサポートしている患者さんのイメージを描いてもらいます。それによって、自分がどのような思いで患者さんをサポートしていて、どの部分を改善し、強化したいかを観察してもらいます。
また、サポーターと患者さんとの間に病気や健康に対する認識の差があれば、絵を通して確認し、お互いの認識を健全なものに調整することが必要でしょう。
治癒への道を歩む過程で時折、このエクササイズに取り組み、自分自身を振り返ってみることをお勧めします。
(参)サイモントン療法
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