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栄養や心の持ち方が遺伝子発現を変える「エピジェネティクス理論」とは

著名なアメリカの細胞生物学者であるブルース・リプトン氏は、「遺伝子は単なる生物の設計図にすぎず、意識や環境が細胞をコントロールし、遺伝子の振る舞いを変える」と述べています。 この考え方を「エピジェネティクス」と呼び、今までの「人は親から受け継いだ遺伝子に支配される」「生命は遺伝子によって支配されている」という理論に反論を呈したのでした。 この環境が遺伝子の発現を左右するということは、様々な研究により認められましたが、遺伝子自体は生物の設計図として顔かたちから性格・癖までを表現しているのです。 しかし、自然物である人間は、ある意味完全なので、病気は環境が作っているわけです。 特に、生活習慣病の極みとも言える“ガン”については、遺伝子の設計図によって発病したのではありません。 あくまで、体内の環境悪化によりガン化したので、体内環境を整えれば、ガンになることもありませんし、ガンになってしまっても治るのです。 そのことを裏付ける理論が、このエピジェネティクスということなのです。 つまり、正しい食事や心の在り方は自然治癒力を高め、遺伝子の働きを正常化してくれるのです。 このことを裏付ける研究が数多く発表されています。
例えば、「栄養学のアインシュタイン」と称されるT・コリン・キャンベル博士の調査研究では、動物性高タンパク質の食生活が、ガンを増大させることを証明しています。 キャンベル博士は、栄養と遺伝子発現との関係を以下のように述べています。 ・遺伝子はそれ自体、病気を決定するようなことはない。遺伝子は、活性化されるかあるいは発現されることによってのみ働く。そして、良きにつけ悪しきにつけ、どの遺伝子が発現されるのかは「栄養」が決定権を握っている。 ・ある遺伝子を休止状態のままにさせ、他の遺伝子が発現されるように仕向けるものとは、いったい何だろうか。それは「環境」であり、「食習慣」なのだ。 ・適切な環境がなければ、どの遺伝子も発現されないだろう。人間の体内では、栄養は遺伝子の活動を決定する環境因子となる。 ・動物性タンパク質の摂取量を調整するだけで、悪い遺伝子の活動を「ON」にしたり、あるいは「OFF」にしたりできることを突き止めた。 ・私たちは皆、どんな遺伝子を持っているかにかかわらず、正しい遺伝子が発現されるよう、そのチャンスを最大限に高めることが可能なのだ。それには、私たちの体に「最良の環境」、すなわち「最良の栄養」を与えることである。

さらに、村上和雄先生の唱えている「遺伝子のオン・オフ論」では、私たちの設計図である遺伝子は常に100%発現しているのではなく、その時の条件によってオン・オフが切り替わっているとしています。 眠っている良い遺伝子をオンにし、起きている悪い遺伝子をオフにすることができれば、私たちの可能性は飛躍的に発展するのです。 村上先生は、良い食事以外に、笑いやプラス思考を挙げていて、それらの効果も証明しています。 実際、吉本興業の協力のもとにユニークな実験を行ったり、高齢や病気にもめげずエベレスト登山に挑む三浦雄一郎氏などの例を挙げたりしています。 これをガン治療に当てはめれば、患者さんが病気の進行に不安ばかりを感じているとき、スイッチオンになっているのは悪い遺伝子です。一方で、「治りたい」という願いや「必ず治る」という強い思いを抱いているときにスイッチオンになっているのは良い遺伝子です。悪い遺伝子をオフにし、眠っている良い遺伝子をオンにすれば、治療の可能性が高くなるのです。 このような理論は、ガンを治癒に導くイメージ療法で有名な「サイモントン療法」や精神神経免疫学(PNI)とも共通していて応用されているのです。 運命だから諦めるのではなく、希望・夢を持って生きて行こうではありませんか。

  (参)遺伝子群の働きを正常化すれば、がんは治せる、おしゃべりながんの図鑑

[栄養]2020.01.31

ナチュラル・ハイジーンの[原則3]食べ物は正しく組み合わせること

「食べ物の正しい組み合わせ」の重要性は、過去80年にわたる熱心な研究の結果として証明されたものです。このテーマについて研究を始めた最初の人たちの一人に、条件反射で有名なイワン・パブロフがいますが、非常に多くの研究を行っています。 1902年、彼は「消化腺の仕事」という題の本を出版し、その中で「食べ物の正しい組み合わせ」についての根本的な原理を明らかにしています。 「食べ物の正しい組み合わせ」の原則を破ると、体に支障を起こしてしまうのです。 「補給のサイクル」が妨げられると、それに続く「同化のサイクル」「排泄のサイクル」も妨げられるのです。原則をきちんと守ることほど、「補給のサイクル」を効率良く機能させるものはないのです。
我々は、いかなる行動であっても、何かをするときにはエネルギーを必要とします。もし体にエネルギーがなかったら、それは私たちが生きていないことを意味しています。 誰もがもっと多くのエネルギーを欲しいと思っているのですが、実際に人間の体にとって最も多量のエネルギーを必要とする行為が何かを知っている人は少ないのです。それは、「食べ物を消化する」ことなのです。 食べ物を消化するのに要するエネルギーとは、自転車漕ぎ、ランニング、あるいは水泳以上であり、一般的な食事をしている人は、フルマラソンをするのに要求されるカロリー(約1600kcal)以上とも言われています。 さて、我々の体は二つ以上の凝縮食品(果物、野菜以外の食品)を、胃の中で同時に消化するようには作られていません。 しかし、現代の我々は、さまざまな種類の食べ物を同時に食べています。これでは、消化器官に非常に大きな負担を与え、組織の中に有毒な老廃物を作り出し、莫大な量の貴重なエネルギーが無駄に使われているのです。 ここで、「肉とジャガイモの組み合わせ」を考えて見ましょう。 タンパク質と炭水化物の組み合わせになるので、ご飯と魚、麺類と鶏肉、パンとチーズでも同様です。 まず、ジャガイモを分解するのに必要な消化液は、酸性ではなくアルカリ性です。一方、肉を分解するのに必要な消化液は、胃酸、酸性です。酸とアルカリが互いに接触すると、互いに中和されてしまいます。 この肉とジャガイモだけの組み合わせでも、体は混乱してしまい、消化に長い時間がかかることになります。現代の私たちの体は、この繰り返しで、消化不良や胸やけを経験し始めることになります。 胃腸に長い間留められると、タンパク質は腐敗し、炭水化物は発酵してしまいます。 人間の体は、どんな条件でも腐敗したものを使うことは出来ません。このような影響を受けた栄養素は、もはや健康な細胞を作るために利用出来ません。それどころか、腐敗した食べ物からは有毒な酸を発生します。腐敗のために、おならが続けて出たり、お腹が張ったり、胸やけがひどくなったりといった症状や胃酸過多による胃弱などが起こり、胃腸薬の出番となるのです。 また、体が同時に受け入れられない組み合わせで食べ物を摂取すると、発酵が生じ、その結果、消化器官内でアルコールが製造されることが分かっています。それはまさに、飲酒によって引き起こされた状況と同じ結果になり、アルコール同様に肝臓を傷つける可能性があるのです。
「食べ物の正しい組み合わせ」の原則が教えていることは、ただ一つ「エネルギーを浪費しないほうがいい」ということです。 食べ物が胃の中で8時間もの間、腐ったままでじっと動かず、それから20時間以上も腸の中を汚すことは誰も望んでいません。私たちの理想は、胃の中へ入った食べ物が、そこに3時間留まったあと、速く、しかも効率よく腸を通過することです。 以下に要点を列挙します。 ・一度に二つ以上の凝縮食品を食べないことです。 ・食べるときには、それがその食事で食べる唯一の凝縮食品にしておくことです。タンパク質は一つひとつが異なった性質で、非常に複雑な構造をしているため、同時に二つ以上のタンパク質食品の消化に必要となる調整が行えません。具体的には、肉と魚、肉と卵などでも二つの異なったタンパク質を同時に食べるべきではないということです。 ・加熱調理していない生の食べ物は、その食べ物が消化されるのに必要な消化酵素を併せ持っており、炭水化物、タンパク質、脂肪の種類に関係なく、胃の上部でそのすべての予備消化が行われます。 ・加熱調理された食品では、自ら消化するのに役立つ食物酵素が完全に破壊されてしまい、消化が困難になります。 ・加熱調理したタンパク質や炭水化物は一緒に食べ合わせずに、それぞれ豊富な緑のサラダと同時に取れば、腐敗や発酵という事態はさけることが出来ます。 さて、「食べ物の正しい組み合わせ」の優れた点は、エネルギーレベルを著しく改善し、同時に、体を重くしている有害な老廃物を体内から取り除くのに、体が必要とするエネルギーをすべて自由に使えるようにしてくれることです。そうすると、余分な体重を減らしていくうえで、この原則がなんとすばらしい考え方であるかということが、実感できるでしょう。   (参)フィット・フォー・ライフ

ナチュラル・ハイジーンの[原則2]「食べるにふさわしい時間帯」に食べること

私たちの体には、24時間周期のリズムがあります。 スウェーデンの科学者、アール・ウェアーランドや「アメリカ健康科学カレッジ」のT・C・フライによるもの、そして体内時計に関する著書を著した心理学者、ゲイ・ガイアー・ルースによるもの、また近年の時間医学によるもの等、数多くの研究者や科学者らによって、「24時間周期の体のリズム」に関する研究成果が発表されています。 これらの研究で明らかにされた事実とは、「人間の食べ物を処理する能力は、毎日決まって起こる3つのサイクルが効率よく機能しているかどうかにかかっている」というものです。 このサイクルについての考えは、1日における体の機能に基づいたものです。つまり、私たちの体は、毎日食べ物を取り入れ(補給)、その食べ物の一部を吸収し(同化)、使わない部分を捨てる(排泄)という作業を繰り返しています。 これらの作業を行う3つの機能は、どんなときでもある程度行われているのだが、実はそれぞれに、1日のうちで最も機能が活発になる特定の時間帯があるのです。 それが、以下の通りになります。 【午前4時~正午】排泄の時間 体内の老廃物と食物カスの排出にふさわしい時間 【正午~午後8時】摂取と消化の時間帯 食べることと食べたものの分解・消化にふさわしい時間 【午後8時~午前4時】吸収と利用(代謝)の時間帯 栄養が体に同化するのにふさわしい時間 このサイクルに従ったライフスタイルを守ることが健康への第一歩となります。 現代、生活リズムの不規則さにより、消化機能の異常が多く見られます。 夜遅く食べたり、飲んだり、平気で間食したり、ストレス解消と称して食べたりと、消化機能の点から見ると、まったくでたらめで体の負担を強いています。このような食べ方は、消化不良を引き起こし、体を単にゴミ溜めにしている状態です。 事実、多くの人々が胃薬を常用しています。(このことにより、2次的に消化不良を引き起こしてしまいます。) 体のためには、夜は早めに食事を取り、食後は少なくとも3時間の余裕を持つことが必要です。3時間というのは、食べ物が胃から出て行くのに必要とする時間で、それを実行すれば「同化のサイクル」は、時間通りに始められるのです。 そして、特に朝の「排泄」が大切で、今の現代食には体の負担になる数々の毒素が入っています。単に、排泄できずに太っているというのではないのですが、とにかく現代人は、満腹になるまで朝食を取り、昼も腹いっぱい食べ、そして夜にも腹いっぱい食べているので、排泄よりも取り込むほうにより多くの時間とエネルギーを使っています。 やせるための成功も含めて、私たちの健康の秘訣は、有害な老廃物を取り除き、食の不摂生をしないことです。 体の3つのサイクルを意識して、食べるにふさわしい時間帯を理解して我が身を労わって行きましょう。   (参)フィット・フォー・ライフ

ナチュラル・ハイジーンの[原則1]水分を多く含む食べ物を食べること

人間は自然物であり、我々の体も地球も、70%は水です。 ですから、体を常にベストコンディションにしておくには、水分は少なくとも70%を占める食事をしなければなりません。 ここで、私たちが水を必要とする極めて重要な理由は、「体に滋養を与えること」と「体内の浄化」です。 そして、この地球上に存在する食べ物でもともと多くの水を含んでいる食べ物が、果物と野菜です。 それ以外は、凝縮された食べ物です。つまり、加工され、調理によって水の成分が取り去られてしまっている状態のものです。具体的には、パン、米、肉、魚、乳製品などが凝縮されているものになります。
さて、体の中を浄化できる唯一の方法は、水分を多く含んでいる食べ物を食べることです。 但し、水道水やペットボトルの水を飲んでも、その作業をしてくれません。飲み水は、果物や野菜の中に含まれる水分とは違うので、酵素や生命を保つほかの要素を、体内に運んではくれません。果物や野菜に含まれる水分が、体の3つのサイクル(補給・同化・排泄)を円滑に機能するようにしてくれます。 しかし、私たちはむしろ汚染するような方法で食べています。私たちの体を詰まらせるような方法で食べています。 ですから、これから何か食べるときには、その食べ物を見て、自らに向かって次のことを自問して見て下さい。 「偉大な働きをしているこの体が体内に入れようとしている食べ物は、果たして体をきれいにしてくれるものだろうか、それとも、体を詰まらせてしまうものだろうか?」 「この食事は、果物や野菜のほうが多くなっているだろうか?」 「私は今、体をきれいに(解毒)しているものを食べているだろうか。それとも、この食べ物は浄化を妨げようとしているものだろうか?」
生き生きして、活気に満ち溢れ、最も理想的な体型をしていたかったら、生きている食べ物を食べなければなりません。 これは実に簡単な原理で、「生きている体は、生きている食べ物から作られる」のです。 加熱調理された食べ物は、死んだ食べ物以外のなにものでもありません。摂氏47.7度以上になると、酵素は失活してしまうのです。 食事の70%は水分の多い食べ物にして行きましょう。 水分の多く含んだ果物や野菜を食べることで、体から毒性の老廃物を洗い流すことが出来ます。その結果、体重は減少します。水分の多く含むものを食べ続けることで、毒性の老廃物を蓄積させないようにすることができます。そうすれば、減らした体重を、再び戻してしまうことはないのです。 (参)フィット・フォー・ライフ

「人間は自然物である」自然に即した生き方が健康につながります。「自然健康法」を基本としたナチュラル・ハイジーンをご紹介します。

ナチュラル・ハイジーンは、2000年以上前にギリシャの賢人たちが実践していた「自然健康法の理論」を基本としています。 代表的な哲学者、ヒポクラテス「あなたの食べるものはあなたにとっての薬である」と述べています。 ヒポクラテスやソクラテス、ピタゴラス、アルキメデスたちのライフスタイルと、1830年以来アメリカの医師と学者たちが研究し実践してきた成果を体系化したもので、呼吸法から運動・食事・断食・ストレス解消法にいたるまで、理想の「ライフスタイル」が網羅されています。 現代の文明社会に生きる我々にとって、とりわけ大きな影響を及ぼしている「食生活に関するナチュラル・ハイジーンの考え方」の一部を簡単にご紹介します。
「病気知らずの食生活」として、3つの原則をご紹介します。 [第1原則]何を食べるのか 「命の水を豊富に含む食べ物」を食べること 「命の水を豊富に含む食べ物」とは、新鮮な果物と野菜です。この二つを生のまま丸ごとたっぷり食べることです。 [第2原則]いつ食べるのか食べるにふさわしい時間帯」に食べること 人間の体には食事をするにふさわしい時間帯、排泄にふさわしい時間帯、吸収された栄養が体に回り細胞やそのエネルギー源となるに(代謝するのに)ふさわしい時間帯があります。そのサイクルに従ったライフスタイルを守ることが健康への第一歩となります。 【午前4時~正午】排泄の時間 体内の老廃物と食物カスの排出にふさわしい時間 【正午~午後8時】摂取と消化の時間帯  食べることと食べたものの分解・消化にふさわしい時間 【午後8時~午前4時】吸収と利用(代謝)の時間帯  栄養が体に同化するのにふさわしい時間 [第3原則]どのように食べるのか 「正しい組み合わせの原則」に従って食べること 以上の3つの原則、何を・いつ・どのように食べたら良いのかを具体的に説明します。 ① 果物を、朝、好きなだけ食べる(朝は果物だけにする)「フルモニ」 人間は、基本的に果食菜食動物です。DNAの配列が人間とわずか2.3%しか違わないとされるチンパンジーの食事が「果物50%、野菜40%、根菜類5%、動物性食品4%以下」であることから、「私たち人間にとって最もふさわしい食習慣とは、果物と野菜中心の食事である」としています。 基本的に、果物は食後のデザートにしたりせず、また高デンプン質野菜や加熱調理したものと合わせたりしないようにしましょう。 ② 昼食と夕食は「低脂肪・植物性食品のホールフード」の食事にする ホールフードとは、未精製・未加工の自然丸ごと食品のことです。 1日の野菜の摂取目標量は、生野菜で450g、温野菜で450g、合計900gです。その他に豆類、全穀類や加熱したデンプン質野菜などで構成します。 ③ 動物性食品(肉・魚・卵・乳製品)は原則として食べないか、極力減らす どうしても食べたい場合は、肉より魚を選び、ごく少量をたっぷりのサラダと合わせてとるようにします。動物性食品は白米などの炭水化物食品とは合わせません。 乳製品は完全にやめることをお勧めします。1日でも早く病気から回復したかったら、動物性食品はとるべきではありません。 ④ できるだけ、ローフード・ライフ(生のままの食生活)を守る 加熱すると酵素が失われるばかりか、さまざまな弊害が現れます。ビタミンの多くも破壊され、ミネラルはインオーガニック(無機物)の状態に変わってしまい、体が利用できなくなってしまいます。 ⑤ 間食や過食はしない 「食べ物とはお腹が空いたときに適量食べるもの」という考えを強く持って下さい。お腹が空いていないのに、時間が来たからといって無闇に食べるべきではありません。 また、無意識に口にする食物は、あなたの体内の貴重な酵素やエネルギーを浪費させてしまいます。食事と食事の間を十分にあけると、消化器官の仕事がスピードアップして、未消化の物質で体内環境を汚染するようなことがありません。   (参)女性のためのナチュラル・ハイジーン、フィット・フォー・ライフ

緑内障・白内障は朝食抜きでよくなる~回生眼科院長山口康三著

栃木県にある小さな当院に、なぜ、そんなに遠くから患者さんが訪れるのでしょうか。 タイトルの緑内障を例に挙げてみましょう。 緑内障は、眼圧が高いことにより、視野が欠けていく、つまり、見える範囲がしだいに狭くなっていく病気です。 これに対し、西洋医学の標準治療で中心的に用いるのは、眼圧を下げる点眼薬です。 しかし、点眼薬を使っていても、なかなか眼圧が下がらないどころか、むしろ上がり、視野が狭くなっていく人はたくさんいます。 すると、ある時点で、レーザー治療や手術を行うことになります。どちらも眼圧を下げるための治療です。ところが、思うように効果が得られなかったり、いったん下がった眼圧が再び上がったりして、それらをくり返し行うことになるケースが多いのです。 しかも、レーザー治療や手術は、かえって目にダメージを与えるリスクを伴い、そうこうしているうちに病状が進むと、生活に支障をきたすようになり、最悪の場合は失明に至ります。残念ながら、この道をたどる人は、少なくありません。 その結果、現在、日本人の失明原因(中途失明)の第1位は緑内障になっています。 この事実が、今の標準治療だけでは、緑内障から目を守り切れないことを物語っています。 それは、現在の緑内障の標準治療には、進行の阻止や改善に欠かせない、大切な要素がすっぽり抜け落ちているからです。 それは、「生活習慣の見直し」です。
その目的はいくつかありますが、最も重要なのが「全身の血行をよくする」ことです。実際は、緑内障の患者さんが一般の眼科を受診して、「全身の血行をよくするように」などと指示されることは、ほとんどないでしょう。 しかし、本当は、それが緑内障治療の基本中の基本です。 生活習慣や目の血流不足(酸素不足)が緑内障の病状を大きく左右することは、最新の研究によっても明らかにされています。 よほど急を要する場合を除き、しっかり生活改善を行うと、レーザー治療や手術を行わなくても、進行を抑えることは可能で、症状を改善できる場合も多いのです。 また、白内障では、簡単な日帰り手術ができるようになりましたが、最近の研究では、手術を行うと、加齢黄斑変性の発症率が3倍になることが分かってきました。 黄斑変性症は、目も網膜の中心にある黄斑という部分が変性し、視力が落ちる病気で、進行すると失明に至る病気で、現在、日本人の失明原因の4位になっています。 白内障も黄斑変性症も、体の血行をよくしたり、酸化を防いだりすることで、進行の抑制や改善ができるのです。 糖尿病や高血圧などは、「生活習慣病」と呼ばれ、治療の基本は生活改善ですが、緑内障・白内障・黄斑変性症も、実は同じで、「目の生活習慣病」といえます。 他に、糖尿病から起こる糖尿病網膜症、さまざまな目の病気で起こる眼底出血、黄斑前膜、高血圧や動脈硬化を基盤として起こりやすい網膜中心静脈閉塞症なども、目の生活習慣病としての側面が大きい病気・症状です。 改めて言うまでもなく、目は体の一部です全身が健康なのに、目だけがこうした病気になることは、まずありません。 血行不良や冷え、腸内環境の悪さ、体の酸化や糖化という現象、これらを招く食べ過ぎや運動不足など、全身的・習慣的な要因から、多くの目の病気が起こっているのです。全身を不健康なまま放置して、薬や手術で目だけをいじっても、治りにくいのは当然です。 治療の主体はあくまで生活改善にあります。 また、受け身の治療ではないので、患者さん自身の意欲が必要になる方法です。 目の生活習慣病の改善法を、視力回復プログラムとしてまとめました。 ・小食 ・食事 ・腸の正常化 ・運動 ・血流改善 ・睡眠 ・心 当プラズマサロンでも、抗酸化と血流改善のプラズマ療法と同時に、これらの指導を丁寧に、くり返し指導しております。 本質的な生活改善は、がんにも目にも良いのです。   (参)緑内障・白内障は朝食抜きでよくなる

[ライブラリー]2020.01.10

酸化をしない生活が健康を作り、酵素は寿命を支配します。

人間を始めあらゆる生物は、否が応でも歳をとるごとに老化して行きます。 この老化とは、酸化したと言うことで、酸化は活性酸素によって起こった現象です。 酸化をしない人などいないのですが、酸化が少なく、ゆっくりと酸化しながら歳を取ると、大した病気もせずに、老衰で亡くなることになるでしょう。一方、病気をする人は、ある時に酸化をする何かが強く働くため病気をすると言えます。 酸化をする何かとは、悪い食事であり、悪いライフスタイルであり、強烈なストレスであるのです。このような、活性酸素を多く出し、酸化を強くする生活は、あらゆる病気やガンや難病の根本になります。また、西洋薬のほとんどが酸化を助長するものなので、気を付けなくてはなりません。 それため、人はもし健康を望むなら、酸化のしにくい食事やライフスタイルが必要で、酸化のしにくい精神生活が必要なのです。
さて、人間の寿命は、酵素を体内通帳から少しずつ使って生きて行くようなものとされています。 一生で、一定量の酵素があり、日々の生活の不足分を補って使うため、これを「酵素貯金」と言います。 そのため、酵素は外から取ると、日々少しずつでも失われて行く酵素は補えるため、酵素だけは、外部からの補充が極めて有利に働くのです。ですから、酵素が多く含まれた食材が健康の秘訣になります。 酵素の多い食材としては、第一に生野菜とフルーツが挙げられます。人間は、本質的に穀物採食動物です。このことは、歯型ではっきりしています。人間は、基本的には、フルーツが合う歯型であり、穀物採食が合う歯型です。肉食動物は、酵素の存在する生肉を食べると極めて健康になるが、人間は、生野菜とフルーツを多く取ると健康になるように出来ているのです。 酵素が存在し、体内で有利に働くその他の食材としては、発酵食品です。納豆や漬物、キムチ、生の味噌などです。また、生野菜をおろすことは、生野菜をそのまま取る以上に酵素が取れます。 低速ジューサーで生野菜やフルーツのジュース&カス(繊維)を飲むことも同様です。 酵素やファイトケミカルやビタミン、ミネラルの多い食物により、死ぬまでボケず、病気もせず、大変長寿でピンピンコロリと行けるようになるのです。 ですから、アメリカは、プラントベースでローフードのヴィーガン食が流行り始めたのです。 また、病気治しに絶対欠かせないのも、こう言った酵素やファイトケミカルその他スカベンジャー物質です。 とにかく、生の野菜やフルーツや漬物、キムチ、納豆くらい体に良い食材はないことを知って頂きたいと思います。   (参)森愛の響き

[]2020.01.07

鶴見隆史医師の真実のガン治療から「アロパシーとナチュロパシー」を考えます。

今の西洋医療のやり方を「アロパシー」と言います。アロパシーは、目先対処の治療のこと。 つまり、症状をとれば良いという医療で「対処療法」とも言います。この治療の根本的発想は、まさに、人間をロボットのように考え、部品交換的に行うアナログなやり方です。

必要な手術においては、非常に有効ですが、このような対処療法は、根本的な健康獲得とは全く無縁です。一時期は良くても、後々にむしろ大変な病気に襲われます。いわゆる副作用だらけになった挙句、新たなもっと重い病気がやってくるのです。その時にはもはや対処療法では治りません。 一方、根本的なやり方を「ナチュロパシー」と言います。原因を正し、食事を整え、腸の改善から治療するやり方です。悪い食事や悪いライフスタイルを改め、正常な排泄をして、血液循環を良くし、体内環境・細胞環境を良くすることから全身の体質を良くする方法です。 このナチュロパシーを使うやり方をしますと、時間はかかりますが、根本的に治っていくのです。このナチュロパシーのやり方に薬は使いません。薬そのものが原因と考えるからです。 薬はまさにアロパシー的なやり方です。 最近、アロパシーでは病気は治らないとして、ナチュロパシーに向かう人々が大変増えました。ナチュロパシーである「ナチュラルハイジーン」を学び実践する医師が大変増えてきたからです。 アメリカに「プラントリシャンプロジェクト」というナチュロパシーの大会がありますが、2013年から始まり、参加者は年々増加し、2018年には1000人を越えました。 その参加者の半分がアメリカ各地の医師たちで、この大会でナチュラルハイジーンのやり方を学び、アロパシーからナチュロパシーに転向し、患者さんを診るようになってきているのです。 イギリスも大きく医療がナチュロパシー的なやり方に変貌しました。 しかし、日本はまだまだアロパシー医学が全盛です。皆保険も味方をして、効率良く、目先の対処療法が行えるからです。このアロパシー医学により、体質がとことん悪くなるのですが、医者も患者さんもお構いなしに目先だけのやり方に徹しています。その後々の悲劇。 日本人は、そろそろアロパシーからナチュロパシー医学に移行しないと、皆が大変な病人だらけで、莫大な医療費を払わされ続けることになります。 【病気の根本原因を取り除かずに、症状や痛みを無くすことだけに目を向けていると、やがて高い代償を払って苦しむことになる。:T・C・フライ(自然健康治癒学博士)】
根本原因は、やはり食物の良し悪しでしょう。食物が悪いと、腸は腐敗し、腸の中にはアンモニアが増え、そのアンモニアは必ず吸収され、血液を汚し微小循環を悪化させます。 その時に出現するのが活性酸素で、あらゆる病気につながるのです。 このような明確な病気の成り立ちがあるので、根本原因である悪い食物を改めなくてはいけないのです。 アロパシーのやり方では、そんなことはお構いなしで、ただ目先対処の治療、つまり、薬の投与に専念します。薬投与では、根本原因を解除していませんので、一時的に良くなっているように見えても、必ず、後々悪化します。 慢性の病気は、まさに根本原因から治す必要があります。 まず、体に悪い食物をしばらく中止させ、ライフスタイルを改善させます。その後、断食(ファスティング)を何日かします。腸の中を空にし、腸の腐敗をまず取ります。その上で、ヴィーガンを開始します。そうすると、血流はきわめて改善します。余計な活性酸素もなくなり根本的に病気が治ることになります。これがナチュロパシー的な本質的な治し方になります。 T・C・フライ博士は、このようなことをやりなさいと述べているのです。
さて、現在の日本は、相も変わらず「病名診断即薬」というパターンを当たり前に繰り返しています。 しかし、この薬漬けは人間にとって良いことは一つもありません。 人間は本当に薬なしで良いのです。薬がなぜ人間の体に良くないのかは、それは薬がピュアな化学構造を持つ異物だからです。 そして、そのピュアな化学物質により、ホメオスターシス(恒常性)が失われることと、薬の働きが酵素阻害剤としての害(毒物としての害)があることです。 人間は食物を食べて生きていますが、この食物は実に複雑な要素が混じり合って出来ています。これは、人間の体には優しく負担を強いることはありませんが、ピュアな化学物質は人間の体に負担を強いて、ホメオスターシスを破綻に導きます。それが、副作用であり、余病(新しい病気)につながります。 また、どんな薬も酵素阻害作用を利用して薬効効果を出すものです。しかし、酵素というものは、失われる程、病気になり寿命が短くなります。体の絶妙なバランスを担っている酵素の働きを、安易に止めるような薬を使うべきではないのです。 以上により、当サロンでは、ナチュロパシー的な施術と生活習慣や食生活のアドバイスにより健康をサポートしております。 (参)森愛の響き

[ブログ]2020.01.04

年始の酵素断食(ファスティング)で体内のお掃除をしよう。

断食は、全身の細胞の汚れを大掃除して、元気な細胞に生まれ変わらせてくれる唯一の方法です。フランスでは断食を「メスのいらない手術」と呼んでいて、病気の治療としても高く評価されています。

酵素を用いた断食のさまざまな効能により、病気の予防や改善に大きな効果があります。 ・潜在酵素が温存される ・腸をはじめ、内臓を休ませることができる ・腸内がきれいになる ・血液がきれいになり、血流がよくなる ・免疫力が上がる ・体に溜まった毒素が排泄される ・体のコリや痛みが取れる ・呼吸器、循環器の働きがよくなる ・眠りが深くなり、目覚めがよくなる 具合が悪い時こそ、断食(ファスティング)が効果的です。 具合が悪いからと、すぐに薬に頼ると、自らの治癒力(自然治癒力)を低下させるばかりか、さらに体内環境を悪くします。 無理して栄養を摂ろうとするよりも、食べないで安静にしていることが健康を取り戻す本来の方法です。 消化には膨大なエネルギーが必要で、フルマラソンに匹敵するほどと言われています。 消化器官に負担をかけなければ、体内酵素も体を回復させるほうへ力が発揮されます。 年末年始の食べ過ぎ、飲み過ぎによる体調改善のために、ぜひ酵素断食(ファスティング)をして見ましょう。 次回は、第4回ファスティングとして、1月20日(月)~22日(水)の3日間行います。 ぜひ、一緒に体験してみませんか?

糖質過剰は、男性も女性も不妊のリスクを高めてしまいます。

現代、日本では、不妊を心配したことがある夫婦の割合は35%、実際に不妊の検査や治療を受けたことがある夫婦は全体で約18%、患者数は約50万人とも推計されています。 なぜ、こんなにも妊娠しづらくなってしまったのかは、現代の生活習慣の影響は大きいと言えます。睡眠を含めた生活のリズム、ストレスや電磁波、放射線、ワクチンも含めた薬剤等も考えられますが、何より私たちの体を構成するための食事の影響は計り知れません。 添加物や遺伝子組み換え食品もありますが、ここでも糖質の過剰摂取があります。 今回は、この糖質過剰摂取の観点から不妊症を考えて見ましょう。
適切なインスリン様成長因子(IGF-1)が卵胞の成長に必要であるため、糖質過剰摂取による全身的なインスリン抵抗性はもちろんのこと、卵胞などの局所的なインスリン抵抗性がミトコンドリア機能障害を起こして、不妊へとつながるのです。また、子宮内膜の局所的なインスリン抵抗性は、着床障害の一部の原因とも考えられます。 さらに、糖質過剰摂取によりAGEsが増加し、酸化ストレスも高まり、炎症も促進され、不妊のリスクが高まるのです。 不妊治療を行っている157人を対象にした研究では、AGEsが多いグループは、AGEsが少ないグループよりも採卵個数が40%以上少なく、受精も40%前後少なく、妊娠の継続率も80%以上少ない結果がでました。 不妊の原因になりやすいPCOS(多嚢胞性卵巣症候群)は、全身のインスリン抵抗性が根底にありますが、無排卵性不妊症の70%はPCOSに関連しています。また、PCOSではせっかく妊娠しても流産が通常よりも3倍も多くなっています。 また、PCOSと子宮内膜症との合併は珍しくはありませんが、どちらも炎症を起こしやすいことを考えれば、その炎症による卵管癒着をもたらし、卵管障害による不妊の原因にもなります。
さて、男性の不妊症については、約60~70%が原因不明とされています。しかし、原因不明の男性不妊では、インスリン抵抗性が認められています。 744人の不妊男性からのデータを分析したところ、不妊男性の約15%が、未診断の糖尿病予備軍と判定されました。 勃起不全(ED)もインスリン抵抗性との関連性が指摘されています。EDの男性の半分以上にインスリン抵抗性を認めています。 当然、糖尿病ではEDのリスクが高く、糖尿病のない人と比べると3.5倍にもなるのです。糖尿病は、精子の質、機能にも影響を与えます。 このように、女性側にも男性側にも糖質過剰摂取による高血糖、AGEsの増加、インスリン抵抗性などによる不妊が起きていると考えられます。 不妊治療には、まずファスティングや糖質制限が重要だと考えられます。 数は少ないが、不妊のPCOSの5人の女性が、1日20g以下の糖質制限食を24週間行ったところ、空腹時インスリン値は50%以上低下し、男性ホルモンのテストステロンも30%も低下しました。そして、この研究期間中に2人が妊娠しました。 スイーツ好きの若い男女は多いが、そのスイーツは血糖値を上げ、AGEsを増加させ、インスリン抵抗性を生み、体を傷つけ、子孫を残すための非常に重要な体内環境を狂わせているのです。
さて、妊娠の経過が進んでいくにつれ、母体は自然とインスリン抵抗性になっていきます。正常妊娠でもインスリン感受性が60%低下します。それは、ブドウ糖を自分の体で溜め込まず、胎児に優先して送るためだと考えられています。進化の過程では糖質過剰摂取はほとんどなかったため、肝臓によるブドウ糖の産生は30%増加し、母体のインスリン抵抗性を増加させることにより、胎児にエネルギーを送るメカニズムを獲得したのです。 妊娠中に初めて発見される耐糖能異常である「妊娠糖尿病」の女性では、妊娠後期にインスリン感受性が有意に低下しますが、それは妊娠前にすでに存在していたインスリン感受性の低下を反映しています。 つまり、何もなかったのに妊娠したから妊娠糖尿病を発症したのではなく、元々気付かないうちにインスリン抵抗性を有していた人が、妊娠してさらにインスリン抵抗性が高まったために妊娠糖尿病になると考えられます。 妊娠糖尿病の人が、出産後、2型糖尿病になったり、心血管疾患を発症したり、乳ガンなどのいくつかのガンのリスクが増加するのも、根本原因が同じなので当然です。 さて、肥満の母親から生まれる子どもには、先天的な障害が多くなっています。高血糖、高インスリン血症が母親の肥満を招き、胎児の形態異常を誘発しやすくしていると考えられます。 アメリカで行われた研究によると、1型糖尿病の母親から生まれる子どもにおける主要な形態異常の相対リスクは、非糖尿病の母親から生まれる子どもと比較して7.9倍であり、主要な中枢神経系と心血管系の形態異常の相対リスクは、それぞれ15.5倍と18倍でした。妊娠後期にインスリンを必要とする妊娠糖尿病の母親から生まれる子どもは、非糖尿病の母親の乳児よりも、心血管系に大きな欠陥がある可能性が20.6倍も高くなっていました。 母親の血糖値が高いと、先天性心疾患を発症する可能性が最大5倍高くなります。高血糖に曝されると胎児の心臓の細胞は成熟が遅れるか、そのまま成熟できないかで、いずれにせよ未成熟の細胞が多く生成されてしまいます。 また、妊娠糖尿病では、早産、帝王切開や肩甲難産が増加し、巨大児が増加します。 アメリカの約42万人を分析した研究では、母親が1型糖尿病、2型糖尿病、妊娠糖尿病であると、糖尿病がない母親と比較して、自閉症児が増加していました。特に、妊娠初期の段階での高血糖や高インスリン血症が自閉症と関係していると考えられました。 生まれてすぐに赤ちゃんは母乳を摂取しますが、糖尿病の母親の母乳を飲んだ赤ちゃんは発語が遅れるという報告があります。また、新生児が糖尿病の母親の母乳をたくさん飲むほど、肥満のリスクが高まり、幼児期の耐糖能障害を引き起こすことが研究で示されています。 お腹の中でも母親の糖質過剰摂取の影響を受け、生まれてからも母乳で影響を受ける可能性があります。糖尿病や肥満の母親から生まれた子どもは、通常より出生体重が重いことが多く、小児期にはメタボリックシンドローム、インスリン抵抗性を発症するリスクが高くなります。糖質過剰症候群は母親だけの問題だけでなく、自分の子どもにまで伝わってしまうのです。 ここで、母乳についてですが、母乳の利点は非常に大きいものです。人工乳や果汁などには乳児の腸は対応できません。人工乳は、母乳とは大きく異なり、異物です。生後6ヶ月までは、可能な限り母乳で育てた方がよいと考えています。 世界保健機構(WHO)では、6ヶ月までは完全母乳で赤ちゃんを育て、その後も2歳までは母乳を与えることを推奨しています。良い母乳を与えるための良い母体を作ることが重要なのです。 酸化や糖化といった体内環境を意識して、体に入れる食事に気を配って過ごして行きましょう。 (参)「糖質過剰」症候群

[ブログ]2019.12.29